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校長室から

099 秋の実Part1

 プラタナスは、葉が大きな落葉樹であるため、夏は木陰をつくり、冬は陽を遮りません。また、虫がつきにくいなどの特徴もあって街路樹に適すようで街中でよく見られるとともに、平田小の校庭にもあります。でも、大きな葉は枯れて落ちてもそのままなのでかさばるのです。風が吹くと、そのままの大きさで道路や近隣住居に侵入して迷惑をかけます。ですから、これからの季節の掃除は大変。前任の市川小のシンボルツリーがこのプラタナスでした。プラタナスの葉が落ち始める季節から銀杏の落葉が終わるまでの期間、美化委員会の児童が毎朝校庭の掃き掃除をしているのではないかと思います。

 

 このプラタナスは、スズカケ(鈴懸)と別名があるように、硬くてイガイガで真ん丸の実をつけます。長い柄が付いているので、軽く振り回して相手の頭のポコって殴るなんていたずらもしたなぁ。痛いのなんのって…。

 学校の敷地内を見て回ると、発見がたくさんあります。プールの脇には、キウイが小さいながらも数個なっています。4年生の昇降口そばにはザクロ。体育館奥には柿が熟してきたみたいです。そこで、一つ採って検食してみましたので報告します。

 まずキウイ。包丁で切るだけで硬いことはわかりますが、フォークがなかなか刺さらないほど。小粒であるからなのか、もいだばかりだからなのかは不明ですが、青臭くてダメ!もう1個あるので、机上で熟成させてみます。

 次にザクロ。少し前に用務員さんが収穫して事務室前に展示してくれました。小さな粒々を口に入れるとおいしいではありませんか。今年は雹害で落ちてしまったものもあり、現在は手の届かないところにあと1個。

 最後に柿。こちらは渋柿ではないと聞いていましたが、干し柿にするという職員もいるので真偽が定かではありません。一人貧乏くじを引くのは嫌なので、二人に声をかけ合図とともに同時に歯を立ててみると…。うん、食べられる!キウイ同様もう少し置いておくともっと甘くなるかもしれません。

 敷地の外にもムラサキシキブや数珠玉が自生しています。安全にも気を付けながらいろいろなものに気づく目も大事にしてほしいと思います。ところで、プラタナスって食用部分はないのかなぁ?