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校長室から

357 雪 Part1(24.2.7)

 月曜日の朝は、せわしなく時間が過ぎました。先週末にインフルを含めた欠席者がある学級で増えたため、月曜の朝6時に健康観察メールを流して6時半までに回答してもらいました。7時まで待ちましたが、4分の1の家庭から回答がないまま、学級閉鎖を判断せざるを得ない状況。ほかの学級でも相当数の欠席者があり、その報告を受けながら降雪・積雪への事前対応も考える、まさの頭の体操。平スコップや塩カルの準備、作業の範囲やタイミングなど考えることはいっぱいあります。忙しいと思える時間は楽しい時間。リア充なのです!

 昨年は、雪がたくさん降ると言われた日に外環道に架かる歩道橋に塩カルを撒いてくれた人がいました。残念ながら不発に終わったものですから、逆にこの塩カルの粒々で階段を降りるときに滑って転ぶ子が。ですから、箒と塵取りを持って数人でせっせと掃除をしたのを思い出しました。一昨日はそうならないように、児童の下校時刻頃から歩道橋や昇降口、門扉周辺などに塩カルを撒きました。それを見る子が口々に「それは何?」「何をしているの?」尋ねます。雪に濡れながら、同じ回答を何度返したことか。

 さて、大人になるといつの間にか雪は厄介者になってしまいます。交通機関が乱れる、車や自転車が滑って事故の危険性がある、凍った雪に足を取られる、受験日に限って雪が降るなど、生活を直撃です。不便さもそうですが、何より寒くて体にこたえます。それでも、いつもより時間に余裕をもって家を出ます。昨日は学校に到着した時すでに、職員による雪かきがほぼ終了していて、子供たちが安全に昇降口から入れるようになっていました。ありがたいことです。

 雪がたくさん降ると、家でも学校でも雪かきをします。降雪の予報があると、ホームセンターでは雪かきスコップがよく売れますが今回はどうだったのでしょう。大雪警報が出た翌朝でしたから、子供たちはどれだけ積もっているかとウキウキして登校したと思いますが、ベチョベチョで地面が見える様子に残念そう。それでも校庭には小さな泥雪だるまが何体か出来上がっていました。

 夜しんしんと音もなく揺れるように落ちてくる雪には、趣きがあります。それを屋内から眺めている時間は、厄介者が小さな天使に見えてきます。さぁて、今年はあと何回雪が降るのでしょう?