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校長室から
402 レトロ(24.4.26)
昔「ウイスキーボンボン」というお菓子がありましたが、今も健在のようです。一口サイズのチョコの中に、名前通りウイスキーが入っていて、当時大人の味を感じた菓子です。丸かったり四角かったり、はたまたボトル型だったりしました。ボンボンとは、フランス語でキャンディという意味。「bon」はフランス語で「よい」とか「おいしい」を意味しますので、これがもとになっているのだとか。
昭和の世代には懐かしい「ボンボン」が、なぜか令和の今、SNSやインターネットの力を借りて、若者の間でレトロなお菓子として注目を集めているといいます。ある日突如として需要が急増し、コンビニや菓子店では品薄状態だとか。フリマサイトで高額で売られるケースもあって、「一人1個」で販売する店舗もあるとニュースで報じていました。
急に口さみしくなると、飴を放り込むことがあります。今、引き出しの中に「カンロ飴」と「榮太樓・黒飴」を忍ばせています。ともに昭和の生き残りとでもいえる一品。特に、榮太樓の飴といえば黄色の黒飴、赤の梅ぼ志飴、緑の抹茶飴と丸缶に収められた様を真っ先に思い出します。また、サクマ製菓のチャオと『火垂るの墓』でも登場したサクマ式ドロップスも忘れられません。
先日、ショッピングセンターの一画で、昭和の懐かしいおもちゃや道具を売っていました。パチンコやけん玉、板返し(通称パタパタ)、おはじきに交じって肩たたき棒ほか木工製品、駄菓子などつい手に取ってしまうものばかり。昭和レトロブームに乗っかる企画でしょうか。このブームの火付け役となったのが、昭和の香り漂う純喫茶のような場所で撮られたクリームソーダ。SNSで話題になって昭和にスポットが当たったようです・何がきっかけとなるかわからない時代。でも、自分が生きてきた時代が注目されるのは、ちょっと嬉しい気がします。