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2025年5月の記事一覧

015_変身しても…(25.5.7)

 ツバメの姿を見かけるようになりました。学校昇降口の屋根にもツバメが飛来していますから、巣作りが始まるのかもしれません。その時は、落ちてくる糞に気をつけながらも温かく見守る子供たちであってほしいと思います。逆に、カラスには学校で巣作りさせないようにしないと…。

 さて、ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が今もなお続いています。一般市民まで巻き込むことに悲しみと憤りを隠せませんが、戦況を伝えるニュースの言葉に、時々「あれっ?」と思うのも事実。例えば、首都の「キーウ」。以前は「キエフ」だったのにいつから?…と思って調べてみると、3年前の侵攻後、ロシア語からウクライナ語由来の読み方に変更したそうです。同じように、1986年春に原発事故があった「チェルノブイリ」が「チョルノービリ」と記されるようになっています。人名の「マイケル」「ミッシェル」「ミカエル」が、米仏独で読み方が違うことに通じているような…。

 少し違いますが、文化庁が行う国語に関する世論調査をみると、昔は間違いとされた使われ方が、現在では受け入れられているというケースが少なくありません。例えば「①役不足」「②雨模様」「③涼しい顔をする」の意味を尋ねられたら?

 ①は、「本人の能力に対して、与えられた役目が軽すぎる」が本来の意味あり、②は「雨が降りそうな様子」であって「雨が降ったり止んだりしている」わけではありません。③については「大変そうな状況でも平気を装う」ではなく、「自分に関係があることなのに、知らないふりをしている」が正しい用い方。ほかにも「引く」「推し」のように、新しい意味や使われ方が広まった言葉もあって難しい!

 古くなった頭の中も、時々アップデートしなくちゃ。

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