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2025年5月の記事一覧

016_日本語って難しい(25.5.8)

 小学校での漢字指導は、書き順を大事にします。でも、大人になってから「あれ?」「どっちが先だっけ?」なんてことは日常茶飯事。手書きの機会が減った現在、あまり気にしないというのが現実かも。

 例えば、「書」や「恵」の縦画は何画目?「博」の右上の点は何画目に打ちますか?「書」「恵」の縦画は6画目ですし、「博」の右点は9画目。書き順が昔と変わった?なんて妙な理屈をつけながら、「博」の右点を最後に堂々と打っている私。

 そんな漢字ですが、日本人にはスラスラ読めても、海外の人には絶望的なものもあるようです。校長室前廊下に「頭の体操クイズ」と題して様々な問題を掲示しています。例えば、『バスに10人が乗っています。バス停で5人が降りました。残りの客は何人でしょう?』といった問題です。しっかり考えないと正解にたどり着けないのですが、結構喰いつきがよいので嬉しくなります。先日は、「仏像」の「仏」と「タイム」の「イム」、「公園」の「公」と「ハムカツ」の「ハム」、「江戸」の「江」と「パティシエ」の「シエ」が混同されやすいことを使って出題したのですが…。

 また、「生」という文字も曲者です。「生きる」「生える」「生まれる」「芽生え」「生卵」「生(産)毛」「生醤油」「生け花」「生憎」「生命」「芝生」「生類」「今生」「平生」など、読み方は多岐にわたります。逆に、これらを普通に読めてしまう私たちってすごいのかも?!

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