ブログ

2022年6月の記事一覧

047 トンネルズ(6/29)

 あまり人に知られたくない変な食べ方だったり、標準的な食べ方だとずっと信じ込んでいたのに実は違っていたりすることがあるかもしれません。私の場合、アーモンドチョコのコーティング部分だけを口の中で舐めてからアーモンドをカリカリっと食べる癖があります。ある人は、クリームが間に挟まっている食べ物を一度剥がしてクリームだけ食べた後、クッキーを食べるといいます。また、なんにでもマヨネーズをかける人もいると聞きます。

 さて、富里に住む知人が突然訪ねてきてお中元をいただきました。スイカです。シーズンの最初は、必ず富里のスイカと決めているので、首を長~くして待っていました。

 早速、夕飯の後のデザートとしていただきました。ジューシーで皮に近い部分まで甘いのです。誰も真似しないであろう、私の恥ずかしいスイカの食べ方は専売特許! まず、櫛形あるいはピラミッド型に切られたスイカの皮に近い部分をスプーンで丸くくり抜いて 食べます。そして、側面を2~3方向からくり抜いてトンネルを貫通させます。さらに、スイカの隅に柱が残った状態で、尖がった部分(スイカの中心部)だけを切り取り、皿の脇に寄せます。まだ残っている赤い部分をきれいに食した後、脇に置いておいた甘~い部分を最後に堪能するというもの。

 

 こんな貧乏たらしい食べ方を見て育った子供たち。娘と息子は家でこのトンネル貫通をやっているらしいのです。パートナーはどんな思いでそれを見ているのやら。何年かすれば孫も同じ食べ方をまねして…伝統の食べ方が後世に残っていくのかも?よろしければ(?)お試しあれ!

046 夏のにおい(6/28)

 4月に始まったドラマがどれも終わって、録画番組が底をつきました。

 この歳になっても恋愛ドラマが好きです!昔好きだったドラマの主題歌が流れると、映像まで思い出されるのも不思議です。多くの人は、『逃げ恥』や『花男』、『のだめ』、古くは『ロンバケ』を挙げるかもしれませんが、残念ながら私はどれも観ていません。

 私の場合、『東京ラブストーリー』は「ラブ・ストーリーは突然に」(小田和正)、山下智久さん主演だった『プロポーズ大作戦』は「明日晴れるかな」(桑田佳祐)、『SUMMER NUDE』は山下さん自身が歌い、『ブザー・ビート』は「イチブトゼンブ」(B’z)という具合です。妻夫木聡・柴咲コウの『オレンジデイズ』は「Sign」(ミスチル)、福士蒼汰・本田翼の『恋仲』は「君がくれた夏」(家入レオ)でしたが、「あっ、観た観た!」「懐かしい」と思ってくれる人もいるはず。

 ドラマが音楽と一体となって記憶されるように、季節と匂いも深いつながりがあります。最近、早朝に新聞を取りに玄関を出ると、小学生の頃に感じた夏のにおいがすることも…。「どんな?」と問われても説明のしようのない清々しさ漂うといった「感覚」なのです。夕立の後のほこり臭い土のにおいもまた、私にとってはザ・夏といえるのです。

 夏を感じるにおい・象徴といえば蚊取り線香、という人は昭和生まれにダントツ多いかもしれません。花火の火薬のにおいもよいものです。今だとプールの塩素のにおいを挙げる子もあるでしょう。でも、アスファルトが焼けるにおいがする猛暑日は、勘弁してもらいたいものです。

 梅雨が明けてしまいました。子供たちは夏休みまでのカウントダウンを始めているみたいです。本八幡駅そばで、朝から打ち水をしているお店のご主人がいます。その場所だけ少し体感温度が下がったような気分。皆さんにとって、夏を感じるにおいは何ですか?

045 珍回答・珍解答、大好き!(6/25)

 写真家 星野道夫展『Oneness<いのちの循環>』が、市川市生涯学習センター2階で来週7月2日から(~9/4)開催されるそうです。本校の第12期卒業生でもある星野氏、入場無料ですのでぜひ足を運んでみては?

 さて、今日はオープンスクール。とはいっても時間指定の3グループ制ですから、参観者10名程度の授業参観が3時間繰り返される感じです。でも、運動会では保護者の視線に歓喜の表情で演技・競技に取り組んだ子供たちですから、今年度最初の授業参観もきっとよい表情や頑張る姿を見せてくれるものと思います。緊張ゆえの珍回答もご愛敬。

 そういえば、真剣で真面目ゆえに笑えるテスト解答に昔よく出合いました。SNSでも保護者の投稿に腹を抱えそうになることも…。特に、漢字の間違いや国語の例文づくりなどが多いように思います。

 例えば、絵を見て「物の名前をマス目の中に書きなさい」という問題。ブロッコリーの絵の下に「ブッコロリー」、シイタケの絵の下には「まつたけ」、パイナップルは「パイナッポー」、ハムスターを「ドブネズミ」、オートバイは「ストーカー」(スクーターと書きたかった?)など、字数はあっています。「秋の 毛はい(気配)を 感じる」なんて解答もあります。また、「あなたが正しいと思うものをカッコの中に○をつけなさい。○はいくつでもかまいません。」という複数回答ありの設問に、ある子はカッコの中いっぱいに小さな○を何十個も書いています。こうした答えに気の利いたコメントがつけられたら最高です。

 わからない問題も白紙のまま提出ではなく、何とかしようという執念の記述、あるいは受け狙いの解答には座布団1枚ではなく、花丸をつけてあげられるゆとりある対応をしたいと思うのです。児童の的外れな発言にも「神対応」できたら学級全体が良い雰囲気に…。今日は、子供たちの花丸場面をたくさん発見してください!

044 切り取られた場面(6/24)

 どこかでこんな話を読みました。

 < 中学生の時のことです。授業中に隣の女の子がおしっこを漏らしていました。女の子は一番後ろの席の端だったので、僕以外は誰も気づいていない様子でした。僕はおもむろに席を立ち、無言で廊下に向かいました。何事かと、先生が後から慌てて追いかけてきました。僕は無視をして手洗い場でバケツに水を汲むと、そのまま教室に戻りました。そして、その女の子にバケツの水をぶっかけました。教室中が大騒ぎになったのは想像に難くないと思います。

 その日のうちに、両方の親が学校へ呼ばれました。うちの親は、相手の親に平謝りでした。「なぜそんなことをしたのか」と何度も問い詰められましたが、僕は最後まで理由を言いませんでした。でも、家に帰る途中で女の子は親に事のいきさつを話したようです。その後、お礼を言いに女の子と親が家まで来てくれました。

 時は過ぎて今、その女の子は僕の奥さんです。 >

 どこの国の話なのかはわかりませんが、なんか素敵です。

 ただ、ここでふと考えます。私たちは往々にして男の子が女の子に水をかけた行為・場面だけしか見ずに、物事を判断してしまうことってないでしょうか。私も家で、ある事象だけをとらえて怒ったり小言を口にしたりして嫌な顔をされます。切り取られた場面だけに目をやることなく、その前後の行動や裏に隠された心の動きなども忘れないようでありたいと思います。時に、事実を捉え違えて誤解を生み憶測で判断し、ひいては相手を悲しませることになりかねません。信頼関係が音を立てて崩れていく様子が見えるようです。いろいろと反省することの多い話でもありました。

043 △婚式(6/23)

 コロナの影響で、結婚式を予定していたのにできなかったカップルは少なくないはず。息子夫婦も断念グループですから。感染者がある程度まで減少したこれからの数か月はねらい目なのでしょうか。

 教員の場合、結婚式を夏休みに挙げる例が多くみられます。我が家も夏休みに入ってすぐに35年目に突入!「珊瑚婚式」というそうです。金婚式や銀婚式はよく知られていますが、そのほかにも呼び名がちゃんとあるようです。

 結婚式を1年目とすると、2年目が「藁婚式」、3年目は「革婚式」、4年目が「花婚式」、5年目が「木婚式」と続きます。さらに、「鉄婚式」(6年目)、「銅婚式」(7年目)、「ゴム婚式」(8年目)、「陶器婚式」(9年目)、「錫婚式」(10年目)、「鋼鉄婚式」(11年目)、「絹婚式」(12年目)、「レース婚式」(13年目)、「象牙婚式」(14年目)、「水晶婚式」(15年目)、「磁器婚式」(20年目)、「銀婚式」(25年目)、「真珠婚式」(30年目)、「ルビー婚式」(40年目)、「サファイア婚式」(45年目)、「金婚式」(50年目)、「エメラルド婚式」(55年目)、「ダイヤモンド婚式」(60年目)です。挙式の有無にかかわらず、一番近いのは何婚式でしょう?お父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんの若い頃の話を子供と是非してほしいと思います。

 私の部屋には、結婚式の写真がパネルで立ててあり、家族のアルバムも山のようにあります。35年前の私は若い!髪だってふさふさ。怖いもの知らずだった頃です。今はどう見えているのでしょう。

042 バナナン バナナン バ~ナ~ナ♪(6/22)

 好きな食べ物を問われると、迷わず「トウモロコシ」「バナナ」「スイカ」と答えます。もうしばらくするとトウモロコシとスイカの最盛期の到来です。

 さて、一年中安価で売られているのがバナナ。スーパーの入口周辺には、必ずバナナコーナーがあります。私は、百円未満で且つまだ青さが残っているものをセレクト。昔高級だった栄養価の高いバナナは、今は庶民の味方です。そんなバナナも値上げされそうな気配が…。生産や輸送にかかるコストが上昇し、生産者を圧迫しているようで、フィリピン側からバナナ価格引き上げの理解を求める申し入れが日本にあったといいます。店頭価格が20年以上にわたってほとんど変わっていないバナナは、卵と並んで「物価の優等生」と呼ばれるそうですが、厳しい状況に。

 小学生のころ、バナナ丸ごと1本が給食で配膳されました。今はせいぜい半分ですから寂しい気がします。丸ごと1本だったときは、1か所だけ皮を剥いて、先割れスプーンですくいバナナボートにして食べました。当時はおしゃれな食べ方に思えたのです。茶色くなり始めたバナナをラップに包んで冷凍して食べるのも楽しみでした。また、ドロドロのバナナジュースも…。

 バナナの和名は実芭蕉(ミバショウ)。食用ではなく観賞用だったそうです。松尾芭蕉のペンネームも庭に植えたバナナの木にちなんだものと知りました。10年以上前にバナナダイエットブームもありました。信長にも献上されたとされるバナナを買って帰ろうかなぁ。童謡『とんでったバナナ』(1962)を口ずさみながら、夕食前の空腹を満たすことにします。

041 怒りを笑いに…(6/21)

 朝、家で朝日新聞に軽く目を通し、学校では読売新聞を広げます。昨日の朝刊に連載漫画『コボちゃん』がありません。紙面の下の方に、「作者の植田まさしさんが発熱による体調不良のため、しばらく休載します」と書かれています。植田さんは、『フリテン君』や『おとぼけ課長』、『かりあげクン』などの漫画で有名ですが、独特の作風、いたずら好きの登場人物、モノの見方の滑稽さに感心してしまいます。

 コボちゃんは小学3年生ですが、私の小学生時代、「泥団子チャンピオン」と呼んでいた遊びがあります。粘土質の土を固めてビー玉大の団子を作ります。砂をかけたり磨き上げたりして何日もかけて黒光りするくらいになれば完成。地面に置いた相手の泥団子めがけて目の高さくらいから落下させ、相手の泥団子を割るのです。自分の玉が地面に落ちた衝撃で割れてしまうこともありますが、決着がつくまで交代して繰り返します。でも、子供ながらにあくどいことを考えます。泥団子の中に石を入れたり泥にセメントを混ぜたり…。

 こんな遊びのほかに、公園の砂場ではビー玉のお店屋さん、その脇ではめんこ。取ったり取られたり。公園の前にある酒屋の裏に行っては一升瓶の酒蓋を集めます。栓はコルクなのでこれをきれいに取り払ったものを使って、相手をひっくり返せば自分のものになる遊びをします。珍しい酒蓋の収集も競い合ったものです。

 ハイテクのゲーム機なんてありませんが、いろいろな場面・方法で友達と対戦。それも異年齢集団が大勢公園に集いますから、コミュニケーションしながら学んだこともたくさんありました。怒りや悔しさにいかに付き合うか、喜びを相手とどうやって共有するかなど、対人関係は知らず知らずに身につけたのかも入れません。

 今子供たちを見ていると、上手に感情コントロールができない場面に出くわします。大人の煽り運転も然り。イライラや怒りの一因に、「○○すべき」という自分の価値観がある、と配付された資料にあります。自分の理想と現実が離れていくときに怒りを感じるという言葉にただただ納得。イライラするのは相手のせいではなく、自分の中にある価値観であると気づくと、自分の怒りと上手に付き合えるそうです。その方法の一つに「怒りを数値化する」とあります。車を運転中のイライラが多い私は、その度合を10段階で声にして自分を落ち着かせてみようかと思います。

 今日は夏至ですね。

040 心に残る一冊との出合い(6/20)

 ウォーキングを兼ねて近所の図書館へ本を探しに出かけました。しかし、出張所のような感じですから古びた本ばかり。しかも蔵書の入れ替えがほとんどないようで、日焼けした本が書架を占めているのを見てがっかりして帰宅しました。大きな図書館が歩ける範囲にあるならばどんどん利用しますが…。

 子供たちはどの程度公共図書館を利用しているでしょう。大人が一緒でなければ足を運ぶこともないのかもしれません。学校の図書室も少ない予算の中で本の充実を図っていますが、好きな作者やシリーズ、分類を見つけるためにも、より多くの本を読み漁ることも大事です。メディアパークも徒歩圏内なのですから利用しない手はないと考えます。昨年度は、子供の読書週間に関する保護者評価があまり高くありませんでした。今年度はぜひ!

 さて、「言葉を知る」という観点からも読書は有効です。私も読書を通じて普段使わない漢字の読みや新しく知る熟語などに出合うことが度々あります。例えば、「『きな臭い』というより『胡散臭い』の間違いじゃないの」という会話があったとします。すると、違いを説明できない自分に気づきます。『きな臭い』という言葉には、「紙や布などが焦げる匂いがする」「戦争などが起こりそうな気配がする」「なんとなく怪しい」といったかなり危ない意味で使うようです。一方『胡散臭い』は、「どことなく怪しい」「疑わしい」「油断ができない」といようにインチキ臭いといったイメージで使います。このように、知っているようで実は知らない言葉ってたくさんあるのです。

 

 今日から7月1日までは「初夏の読書週間」です。通常2冊の貸し出しを4冊に増やしています(1年生は2冊)。おすすめの本の紹介・掲示や図書委員による紙芝居の映像読み聞かせを行います。図書室前廊下の掲示も一新して図書委員おすすめの本が紹介されています。この機会に校長室の本も3冊新しくしました。

039 水の事故ゼロを願う(6/17)

 田んぼや用水路でザリガニ捕りをよくしたことを今になって不思議と思い出します。バケツにいっぱいのザリガニを入れて持ち帰ると、翌日には共喰いで腹を見せている奴が何匹もいました。宙に掲げて友達と大きさを競い合いもしました。平田小近辺では、ザリガニが棲む場所があるのでしょうか?実物を見たことのない子、触れない子、いろいろかもしれません。

 14日のプール掃除のときに、やごを救出しました。網を入れるとウヨウヨと。昨年度はほとんどいなかったようですが、今年は大漁です。水槽に入れて飼って飛び立つ日を楽しみにする子供たちを見られることと思います。プールのヤゴは、そのままにしておけば排水口から流れて行ってしまいます。この排水口に吸い込まれて「溺水」する痛ましい事故もあります。プール掃除が終わった後は、水がない状態で排水口を点検し、記録を残すなど安全点検を確実に行って水泳指導に臨むのです。

 ところで、毎年のように水の事故が発生しています。一昨年年の溺水による死亡は、0歳(6人)、1~4歳(8人)、5~9歳(11人)、10~14歳(24人)、15~19歳(44人)の計93人で、事故死447人の21%を占めました。0歳と1歳の7割近くは浴槽で溺れており、年齢が上がると川や海、湖での溺死が多くなる傾向です。幼児や小中学生のみならず、私たち大人も気を引き締めて自分と子供の命を守れるようでありたいと考えます。

 そして今日はプール開き。校長先生の話・お清めの儀式・代表者による泳ぎ初といったことが定番でした。事故なく安全に活動できるようにという願いを込めて、儀式としてプールの四隅にお神酒(みき)をまいたり、塩をまいたりするのです。 本来、プール近くの氏神様の神社の神主さんが水神様に対して行うことなので軽々しくできることではないのでしょうが…。さて3年ぶりの今日は?

038 ブーム(6/16)

 食べ物、特にスイーツ系のブームに若い人たちは敏感です。時にはSNSを介して一気に広がります。そして、あちらこちらでみられると思ったら一気に衰退なんてことも日常茶飯事。例えば、つい最近まで街中至る所で見かけた「タピオカ」が、すっかり姿を消したように思えます。タピオカを飲むために長蛇の列に並び、映える写真を撮る姿もありました。でもこのタピオカは十年周期でブームが巡ってくる感じです。おそらく第四次タピオカブームは2028年頃と「予言」します!

 平成を振り返ると、1990(H2)年ティラミス、1993(H5)ナタデココ、1997(H9)ベルギーワッフル、1999(H11)生チョコ、2005(H17)マカロン、2008(H20)パンケーキ、2018(H30)高級パンと並びます。人気が維持されるもの、再燃するもの、翳りをみせるものなど様々。少し前から唐揚が幅をきかせているようで、キッチンカーもよく見かけます。また、ナッツの女王と呼ばれるピスタチオも人気とのこと。チョコやキャラメル、菓子、ドリンク、パンに至るまで新商品が続々と登場しているといいます。でも輸入に頼るピスタチオですから、ナタデココのときのように現地に失業者が溢れるような悲劇を生み出しかねない、なんていらぬ心配?

 ちなみに、調べていると2005年のブームに「TKG」という文字。「卵かけご飯」だそうです。専用の醤油もあるくらいですが、我が家も少し前からちょっとだけ高価な卵を買ってきてTKG。まず、卵白だけをご飯にかけてかき混ぜます。そのあと卵黄をのせて醤油麹を添えて軽く混ぜれば、あとは掻き込むだけ!よい卵であることもさることながら、卵白と卵黄を一緒にかき混ぜていた時より美味しく感じます。平日の朝は慌ただしくて食せませんが…。