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校長室から
098 値上げ(10/26)
庭の照明は、時刻をセットしておけば自動で点いて自動で消えてくれるのですが、少し前にいじったら点かなくなってしまいました。だから直すまでは帰宅時に手動で点灯させます。玄関を開けると、「点灯虫、おかえり」と奥から声が聞こえる毎日。
さて、今年は食品等の値上げが何度も行われるような渦の中です。スーパーの棚に並ぶアルコール類を見て感じていましたが、先日は自分事として実感した2例がこちら。1つめは、紀文の3個入り肉まんのパックを見たとき。寒くなると恋しくなる食べ物の一つです。高校生の頃、冬の部活帰り。駅前で仲間と食べた肉まんやカレーまん、ピザまんの美味しかった記憶がどうも美化されているようです。これまでは、スーパーの広告の品として298円で売り出されていたこの肉まんが、先日セール品で358円でした。恥ずかしながらこの60円に…。そしてもう1つが、カンロ飴。数種類あって口が寂しくなった時の友達ですが、パッケージが少し変わって登場したので期待して口に放り込むと、一回り小さい!「わかるの?」と思うかもしれませんが、それを感じられるほど食べていますから…。
また、サラミ味・ソース味・カレー味の3種類で43年前に誕生した「うまい棒」は当初からずっと10円で販売されてきました。子供たちの小遣いで選ぶ楽しさを感じてもらえるように1本10円という価格にこだわり続けてきましたが、残念ながら春から2円値上げされています。こんなふうに、「やむを得ず」が身の回りにはいっぱいです。11月は、牛乳やヨーグルトまで波が押し寄せてきます。
電気代も同様です。家庭で節電をしているでしょうが、学校はどうでしょう。市内全校の電気料金は市の負担ですから、値上げに伴う支出増は他の予算削減という形で跳ね返ってこないとも限りません。明るい日の廊下や階段、誰もいない教室などこまめに消灯する習慣が、職員・子供を問わず必要だと思います。そんなわけで、「点灯虫」ではなく「消灯虫」として校内を回ってきます。