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校長室から
171 言霊(2/27)
土日の間に、遂にアクセス総数100万件を突破しました。びっくりです!
さて、先週22日は、にゃんにゃんにゃんで「ネコの日」であることは言われていますが、いじめ反対を呼びかける「ピンクシャツデー」でもあったことをあとから知りました。15年ほど前のカナダで、ピンク色のシャツを着た少年がいじめられたため、仲間たちみんなでピンクの服装で登校したらいじめがなくなったという実話に基づいて生まれたいじめ反対運動の一環だといいます。仙台市の幼稚園では、この日に「言われてうれしい言葉」を発表しあったそうです。「好きな言葉を教えてください」という質問に対して、「ありがとう」「大好きって言われたらうれしい!」などの声が上がります。
この「ありがとう」「大好き」の言葉が聞かれたのが、先週2年生の授業参観。各教室で『自分発見、発表会』が展開されましたが、参観する家族に対して子供たちの思い思いの言葉を、卒業式の呼びかけに似せて発せられました。子供の成長に思いを馳せながら、思いがけない呼びかけに驚きと同時に目がウルウルした人は少なくなかったはずです。翌日には、たくさんの方から連絡帳にお礼の言葉が届いたのを目にしました。
「言葉は言霊(ことだま)」と言われます。古代日本で、言葉が持っていると信じられた神秘的な霊力のことを言霊と言いました。発した言葉どおりの結果が表れる力があると考えられていたのです。つまり、ネガティブになって「できない」と言ってしまえば「できない」ことになってしまうけれど、「きっとできる!」と発することでその言葉に力が宿り、それが自分に向かっていきます。結果、様々なことが「できる」にすべてが向かって動き出すのではないかと考えます。ですから、先の家族に向けられた「ありがとう」や「大好き」という言葉は、きっと相手に大きな喜びと力を与え、形を変えながら自分に返ってくるのではないでしょうか。まるでブーメラン。
ブーメランは、「天に唾を吐く」の諺どおり、悪いことも戻ってきます。失言が自分に突き刺さったことが何度あったことか!言葉を今以上に大事にします。