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2020年12月の記事一覧
12/25 2学期終業式
2学期が終了しました。終業式は、定着しつつある会議室と各教室をZoomで結んでの全校集会になりました。はじめに、今年度一度もできていなかった部活動等の表彰を行いました。大変遅くなりましたが、3年生の表彰もやっと行うことができました。その後、私と生活指導の先生から、冬休みに向けて話をしました。
今日はいつもと少し違うクリスマスになりそうですが、アメリカにいた時は、サンタさんとトナカイのために暖炉の前にクッキーとミルクを用意していました。素敵なクリスマスになりますように!
【NYの我が家のツリー】【メトロポリタン美術館のツリー】
12/24 サンタが授業?~2年理科~
クリスマス・イブです。教室では、サンタの先生と生徒に交じってトナカイも「化学変化と物質の質量」のまとめを勉強していました。化学反応式の学習が終わり、反応する原子の個数によって質量が決まることから、余りを質量で考えることができるかがポイントでした。難しそうな内容でしたが、生徒たちはトナカイの角を「クワガタじゃないよ」と言いながら嬉しそうに付け、いつものようにテンポよく、先生サンタの質問に答えていました。
最後は、計算作図というワークの演習問題で、理解できているか確認していました。グラフから石灰石や塩酸が余っている所やピッタリの所を簡単そうに答えていました。
<おまけ:前回のブログの解答>
①とうとぅがなし…ありがとう ②がんちがでぃ…どういたしまして ③きむじる…むかつく ④きばりょー…頑張れ
⑤ちゅらめーらび…美女 ⑥わらびんちゃー…子ども ⑦あんまー…お母さん ⑧ぱーぱー…おばあちゃん
⑨むーち…3
12/23 方言と共通語~1年国語~
今年最後の国語の授業は、方言のクイズでした。北海道、東北に始まり、関東、関西の方言について、次々に出される方言の意味をみんな楽しそうに考えていました。先生と生徒たちとの関係がとてもよく、笑いの中にけじめもある心温まる授業でした。
最後は、先生が幼少期に1年間だけ住んでいた与論島の方言の問題でした。みなさんは、いくつわかりますか?
答えは次のブログで…
①とうとぅがなし ②がんちがでぃ ③きむじる ④きばりょー ⑤ちゅらめーらび
⑥わらびんちゃー ⑦あんまー ⑧ぱーぱー ⑨むーち
12/22 株式売買ゲーム~3年公民~
株式会社や株、株価変動の仕組みなどについて一通り学習し、今日は株式の売買の擬似体験の結果発表の日でした。名前は「株式売買ゲーム」。12月はじめの授業で、各自が新聞を見ながら10万円以内で購入した株価が、12月末にはどうなったかを再度調べ、利益が出たかどうかを確認するものでした。大切なことは、購入する時、株価変動の仕組みを理解し、根拠を持って銘柄を選ぶことでしたが、結果として、最高に利益を得た生徒は11310円で、逆に損をした生徒は5815円の損失でした。
その後、改めて株価変動の仕組みについて近くの人と話し合い、「需要と供給の関係」や「会社の価値」などの意見が出てきました。最後に先生から「投資」と「投機」の違いの説明があり、授業は終わりました。生徒たちは興味津々で、コロナ禍における経済の動向について学ぶことができ、自分と社会との関わりを実感できた授業でした。
12/21 1年学年集会
2学期末の学年集会がありました。以前の集会は、学年主任と各担当の先生が生活面と学習面について話をして終わりでしたが、1年生は、はじめは生徒主体の集会、次に先生の話というように、生徒の主体的な取組を大事に1学期からやってきました。各クラスの中央委員から2学期の反省と3学期の目標が報告され、最後に3学期の学年目標と取組が発表されました。
各クラスの反省で、良かったことは「しっかりと授業に取り組めたこと」や「時間が守れたこと」「元気に生活できたこと」「みんなで協力し合えたこと」「笑顔が増え、楽しく過ごせたこと」「互いに注意や呼びかけができたこと」などがありました。また、良くなかったことは「人が話している時、私語が多かったこと」や「発表が特定の人になってきたこと」「ルールが守れないこと」「休み時間に密になっていること」「話し相手に対する反応が薄いこと」「1分前着席ができていないこと」などが出ていました。各クラスの3学期の目標も発表され、最後に3学期の学年目標が発表されました。
3学期は、時間を意識して行動することを目標に「2分前着席」を徹底し、そのためにキャンペーンも行うとのことでした。その後、担当の先生から、生活面と学習面の話があり、学年主任の話で集会は終了しました。ここにも自治活動の芽が育っていました。
12/18 1・2年保護者会校長挨拶(共通部分の要旨)
昨日で、1、2年生の保護者会が終わりました。そこで、校長挨拶の要旨を以下に掲載させていただきます。3年生の保護者の皆さんと参加できなかった1,2年生の保護者の皆さんにも知っていただきたい内容です。ぜひ、ご一読ください。
1.授業時数の確保について
今年度、7時間授業と15分間の朝学習で週32時間の授業を実施してきましたが、現時点で例年どおり以上の授業を確保で
きることがわかりましたので、3学期からは、7時間授業をなくし、その後、段階的に週29時間の授業に戻していこうと考え
ています。
2.学校行事について
学校行事に対する基本的な考え方は、最悪を想定し、感染リスクを減らしつつ、その目的が達成できるように内容を変更して
実施しています。
(1)体育祭は、中止の学校もある中での開催でしたので、保護者の参観をなしとさせていただきましたが、写真をほしいとの要
望もありましたので、次年度も保護者の参観がなしになった場合は、前向きに検討したいと思います。
(2)合唱コンクールも、在校生・保護者を含め、無観客で実施しましたが、次年度、保護者の参観がない場合の対応としてCD
に録音した歌声を配付するなどの対応を検討していきます。
(3)校外学習は、3年間を見通して修学旅行に向けて準備していくことになりますが、1年生は調べ学習、2年生は主に班別行
動が目的でしたので、感染リスクを回避して、その目的が達成できる内容で実施しました。
(4)授業参観は、3年生が受験を控えているので、今年度はなしとさせていただきます。なお、学校の様子はブログをご覧くだ
さい。また、ご家庭で、少しでも心配なことがありましたら、遠慮なくご相談ください。
3.新型コロナウイルス対応に関するお願いについて
(1)本校では、教育委員会のガイドラインに沿って感染防止対策を行っており、加えて体育の授業におけるマスク着用の推奨や
トイレの便座の定期消毒なども行っています。
(2)以前、メールでもお願いした「生徒またはご家族に発熱や味覚異常などがあった場合、(生徒に症状がなくても)学校を休
ませ、様子を見てください」ということが徹底されていません。熱があっても登校してくる生徒もいますので、今一度、ご
協力をお願いします。
(3)陽性者が出た時、保護者から「誰なのか」「学校は情報を隠すのか」などの電話が寄せられることがあるそうです。陽性者
や濃厚接触者の情報は、個人情報で保健所が家族以外に伝えることはありません。それは一番辛い当事者を誹謗中傷から守
ることが目的ですので、ご理解・ご協力をお願いします。
(4)学校で生徒に陽性者が出た場合と、教職員がPCR検査を受けた場合は、その結果に関係なく、名前や学年は伏せて一斉メー
ルを流すことになっています。さらに、家族を含め、PCR検査を受けることが分かった段階で、結果が出ていなくても、す
ぐに校内の消毒を行うことになっています。
(5)今後、陽性者が出ることも十分あり得ますが、その際は温かい思いやりのある対応をお願いいたします。
12/18 生徒の言葉を大切にする授業~1年数学~
課題は「図形を動かそう」です。先生が黒板の三角定規を指して「動かすには、どんな方法がある?」と聞くと、生徒からは「ずらす」「まわす」「ひっくり返す」などの言葉が出てきました。そこで、生徒2名を指名し、一人は黒板が見えないように後ろを向かせ、もう一人に黒板の三角定規を適当に「ずらす」ように指示しました。そして、見ていなかった一人に「どのように動かしたかやってみて」と言いました。当然、できるはずがありませんが、そこで「何がわかれば、同じようにずらすことができますか?」と聞き、生徒から「方向」と「ずらした長さ」というキーワードを引き出しました。最後に「ずらす」は数学では「平行移動」ということを教え、平行移動を正しく定義して授業は終わりました。
この内容は知識なので、単に「平行移動とはこういうものです」と教えることもできますが、生徒の言葉を大切にし、それを認めながら行われる授業では、「自己肯定感」や「自己有用感」が育ちます。大切なことだと思いました。
<追伸>
授業の導入は、前の時間の復習を兼ねた「少し意地悪なおまけ」でした。先生が「3つの辺がそれぞれ2cm、4cm、6cmの三角形をかいて!」と言うと、みんなコンパスを用意してノートに黙々と一生懸命作図を始めました。それを黒板で二人の生徒が再現し、平べったい三角形が二つ出来上がりました。それに異論を唱える人が誰もいなかったので、先生が「辺の長さは2、4、6だけど、何か気が付かない?」と聞いても…反応はなし!「3つの角度がそれぞれ59度、60度、60度の三角形はかけない」と気付いた生徒たちですが、「三角形の三辺の長さの関係」はあまり扱われないので、先生が言うのだから当然かけるだろうと思い、かけてしまったという訳です。最後は一人の生徒がかけないことに気付き、理由も含めて説明していましたが、他の生徒からは「先生はひどい!」という非難の声が多く出て、先生は少し嬉しそうでした。
12/17 映像と繋がりの力~1年社会~
室町文化とその広がり「文化の違いを考えよう」という内容です。授業は「鹿苑寺 金閣」の映像から始まりました。生徒たちは自分たちの修学旅行を想像しながら、興味津々で授業に参加していました。鹿苑寺が、1階は「寝殿造(公家風)」、2階は「書院造(武家風)」、3階は「禅宗(寺院)」と異なっているのは、それを建てた足利義満が、将軍(武家)、太政大臣(公家)、そして最後は僧侶になったことと関係していると聞いて、「そうなんだ~」とみんな納得していました。
社会科の授業では、しばしば、様々な知識を結び付けながら学習を進めていきますが、知識とは単独で覚えるより、他と関連させながらの方が忘れにくく、さらに広がっていくものです。
その後、「慈照寺 銀閣」や「雪舟の水墨画」、「龍安寺の枯山水」などの画像を見ながら想像を膨らませ、「枯山水」では「島や海が見える!」などという意見が出ていました。先生から「宇宙も感じることができる」という説明があると、さすがに「え~」という声が上がっていました。しかし、ある生徒が「遠近法で広く見せるために、土塀の高さは奥に向かって低くなっています」と発表すると、再び驚きの声が上がりました。
最後の新たな流行のところで、「狂言」の話になると、生徒から「チョコプラ(チョコレートプラネット)のやつ?」という声が上がり、納得している?生徒がたくさんいました。
画像の力と知識を関連付けさせようとする先生の巧みな話術で、時間が経つのも忘れる楽しい1時間でした。
12/16 市川市内散策のまとめ~2年~
過日行われた市川市内散策のまとめが出来上がり、廊下に掲示してありました。編集後記を読むと「他にももっと知りたい」「また来てみたい」「予想していた雰囲気とは違い、驚いた」「猫がたくさんいて、なぜだろうと思った」など…身近なはずの市川市の新たな一面をたくさん発見できたようです。まとめのレポートも個性が出ていて、とても表現力が豊かでした。
班で協力し合い、コースを作って散策をした経験を、失敗も含めて、次年度に予定されている修学旅行に活かしてほしいと思いました。
12/15 季節を感じる授業風景~1・2年国語~
今年も気がつけば、もう12月です。学校のスタートが遅かったせいもあるのか、あっという間の1,2学期だったように感じています。窓全開でとても寒い廊下をいつものように歩いていると、12月(お正月?)らしい授業が2つありましたので紹介させていただきます。
<百人一首:1年>
グループごとに、生徒が読み手となって百人一首を行っていました。上の句で取れる生徒も多くいましたが「ちはやふる」のような緊張感はなく、みんな和気あいあいと楽しんでいました。
<書写:2年>
書写は11日にも紹介しましたが、教える先生が変わると授業もまったく違ったものになります。最初いきなり、先生の「今日は山下習字教室です」の一言で盛り上がり、次に書写カメラで先生がお手本を見せると、一斉に「おー」という声が上がり、「うますぎるので、プレッシャーだ!」などという声とともに大きな拍手が起こりました。その後、山下習字教室の生徒たちは、少しでも上手になろうと一生懸命取り組んでいました。