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Bee's Cafe
016_日本語って難しい(25.5.8)
小学校での漢字指導は、書き順を大事にします。でも、大人になってから「あれ?」「どっちが先だっけ?」なんてことは日常茶飯事。手書きの機会が減った現在、あまり気にしないというのが現実かも。
例えば、「書」や「恵」の縦画は何画目?「博」の右上の点は何画目に打ちますか?「書」「恵」の縦画は6画目ですし、「博」の右点は9画目。書き順が昔と変わった?なんて妙な理屈をつけながら、「博」の右点を最後に堂々と打っている私。
そんな漢字ですが、日本人にはスラスラ読めても、海外の人には絶望的なものもあるようです。校長室前廊下に「頭の体操クイズ」と題して様々な問題を掲示しています。例えば、『バスに10人が乗っています。バス停で5人が降りました。残りの客は何人でしょう?』といった問題です。しっかり考えないと正解にたどり着けないのですが、結構喰いつきがよいので嬉しくなります。先日は、「仏像」の「仏」と「タイム」の「イム」、「公園」の「公」と「ハムカツ」の「ハム」、「江戸」の「江」と「パティシエ」の「シエ」が混同されやすいことを使って出題したのですが…。
また、「生」という文字も曲者です。「生きる」「生える」「生まれる」「芽生え」「生卵」「生(産)毛」「生醤油」「生け花」「生憎」「生命」「芝生」「生類」「今生」「平生」など、読み方は多岐にわたります。逆に、これらを普通に読めてしまう私たちってすごいのかも?!
015_変身しても…(25.5.7)
ツバメの姿を見かけるようになりました。学校昇降口の屋根にもツバメが飛来していますから、巣作りが始まるのかもしれません。その時は、落ちてくる糞に気をつけながらも温かく見守る子供たちであってほしいと思います。逆に、カラスには学校で巣作りさせないようにしないと…。
さて、ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が今もなお続いています。一般市民まで巻き込むことに悲しみと憤りを隠せませんが、戦況を伝えるニュースの言葉に、時々「あれっ?」と思うのも事実。例えば、首都の「キーウ」。以前は「キエフ」だったのにいつから?…と思って調べてみると、3年前の侵攻後、ロシア語からウクライナ語由来の読み方に変更したそうです。同じように、1986年春に原発事故があった「チェルノブイリ」が「チョルノービリ」と記されるようになっています。人名の「マイケル」「ミッシェル」「ミカエル」が、米仏独で読み方が違うことに通じているような…。
少し違いますが、文化庁が行う国語に関する世論調査をみると、昔は間違いとされた使われ方が、現在では受け入れられているというケースが少なくありません。例えば「①役不足」「②雨模様」「③涼しい顔をする」の意味を尋ねられたら?
①は、「本人の能力に対して、与えられた役目が軽すぎる」が本来の意味あり、②は「雨が降りそうな様子」であって「雨が降ったり止んだりしている」わけではありません。③については「大変そうな状況でも平気を装う」ではなく、「自分に関係があることなのに、知らないふりをしている」が正しい用い方。ほかにも「引く」「推し」のように、新しい意味や使われ方が広まった言葉もあって難しい!
古くなった頭の中も、時々アップデートしなくちゃ。
014_5つのR(25.5.2)
4月下旬だったか、産経新聞のコラムを読んだときに、「嘘でしょ?」と思ったことがあります。学校の同じクラスに、同じ誕生日の人がいる確率の話です。40人学級で何と89%というのです。70人集まれば99.9%といいますから驚き以上に信じることができません。ただし、自分と同じ誕生日の人がいる確率となると、途端に10%まで下がるようですが、それでもかなり高い確率です。
「私の誕生日は、憲法記念日です」と言えば、聞こえはよいですが、「ゴ(5)ミ(3)の日です」となれば、覚えはよいですがイメージは…。また、100%休日ですから、その日のうちに家族以外から「おめでとう」を言われた経験がないような気がするのです。先のコラムからすると、私と同じ誕生日の子は、全校350人とすれば30人前後くらいいることになりますが、果たして…。
さて今年のGWの過ごし方は、折を見て伝えたいとは思いますが、このGW前にあるカウンセラーは「5つのR」を推奨していました。「Relaxation」「Rest」「Recreation」「Retreat」の4つをバランスよく実践し、ストレスからの回復力「Resilience」を高めたいというものです。日々のストレスや悩み、疲労で心身が伸び切ったゴムになってしまうと、弾力性も粘り強さも失うことになってしまいます。GWや長期休業だけでなく、週末も5Rを意識したいと思います。
そういえば、このGWころから、カメムシを目にすることが多くなります。緑色のものと濃茶の2種類ですが、秋までの半年間の格闘のスタートです。これは私のストレスの一つ。農家にとっても、悩ましい害虫!?
013_ブレーキ&アクセル(25.5.1)
今日は「スズランの日」。庭に群生する中から摘んだスズランが、部屋中によい香りを放っています。
テレビ爺ぃが今、楽しみにしているのが、鎌倉を舞台にした『続・続・最後から二番目の恋』です。小泉今日子さんと中井貴一さん主演のドラマで、第1期は13年前に放送された第3期。自分と同じ世代が演じているというだけで、親しみや安心感を覚えてしまうからなんとも不思議です。
話は変わりますが、車検の際に修理箇所があったので、代車を1週間ほど使用していましたが、ブレーキの利きが甘くて慎重な運転を余儀なくされました。助手席専門の妻は、どの車に乗ってもハンドブレーキを何度もかけます。怖いと思うと、ダッシュボードにただ手を伸ばすだけなのですが、その頻度が多い!酷いときには、両足でフットブレーキばりに踏ん張ります。「今のは何でもないでしょ」と言っても「だって…」の繰り返し。運転免許を持たないから感覚が違うのかもしれません。でも、妻が教習車の助手席に座ったことを思い描くだけで恐ろしい。
高速道路の逆走も恐ろしいですが、人間の暴走(?)は車以上に怖い場合があります。一部には某国大統領を、ブレーキのない車に例える声もあります。そうならないように、学校でも家庭でもブレーキ役の意見には真摯に耳を傾けたいと思います。安易に突き進まないためのブレーキは必要ですが、逆にアクセル役に転じることも大事です。慎重すぎるが故に機を逃してしまうことだってありますから。
様々な場面でアクセルとブレーキの使い分けは必須なのでしょうが、学校はGW明けから運動会まで「アクセル全開」でいきます。
012_カップヌードル(25.4.30)
ジャスミンの強香に包まれる季節になりました。「♪ジャスミンティーは眠りを誘う薬~」なんて歌もあったような?血糖値の上昇と脂肪の吸収を抑える効果があるというのが緑茶で、夕飯時に飲むのが日課です。ルイボスティーも健康によいと言われますが、バンドエイドの臭いに似ていて躊躇われます。
お茶の効能が言われて久しいですが、迷走気味と言ったらお叱りを受けるでしょうか。膝の動きをスムーズにするサプリを飲んでいますが、本当に効いているのかどうかは、やめてみて検証するしかないようです。客観性に乏しい部分があったとしても、信じる者は救われる!
さて、日清食品のCMに「カプヌはフォークがおいしい?!」という文字が流れます。1971年登場のカップヌードルの出始めはプラフォークが付いてきて、誰もがこれを使って食べていたように思います。もしかすると、都合よく改ざんされた私の記憶でしょうか。
カップヌードルのHPを見ると、9割以上の人が箸で食べるとあります。ある調査では、箸とフォークの両方で食べ比べてもらったところ、3割増しでフォークの方が旨いという結果が出たといいます。麺と具の両方を掬えるからとか、底に残った具を掬いやすいからとか、その理由を分析していますが、実のところどうなのでしょう。昔は自動販売機が設置され、湯が注がれてその場で食べることもできたのです。斬新で魅力的だったことは確かです。
今も無性にカップヌードルが食べたくなることがあります。ほかのカップ麺では代用できない、私にとっては価値ある一品(逸品)。でも、カラダには決してよくはありませんから、「汁を飲み干すなんて論外!」という声が降ってきそう。なんてことを思う4月最終日の今日は「図書館の日」。
011_醍醐味(25.4.28)
早春から4月にかけた庭の「醍醐味」、それは植物の芽出しではないかと思いながら、早いもので若葉の頃となりました。咲き誇る花々も美しいですが、土の中から小さな芽が顔を出し、枯れているようにしか見えなかった枝に黄緑色の膨らみをみつけ、咲きだす前の蕾のふくらみに愛おしさを感じます。今はまさに、アジサイの蕾が周りを覆った葉の中に見つけることができます。それを見ながら、満開になったころを想像するだけで嬉しくなるのです。
こうしたことは、子供の成長にも置き換えることができます。子供のちょっとした変化に目をやり、それを感じて嬉しくなる。褒めたり称えたりする言葉が自然と口から飛び出し、それを栄養にして子供がさらに伸びる。うまくいかないと萎れてしまうこともありますが、親や教員の「醍醐味」とも言えそうです。
さて、校歌の2番に「♪真白き梨の袋着て~」という歌詞があります。会議室前に梨の写真が校歌の歌詞とリンクするように掲示されていますが、この写真(品種)の間違えをご指摘いただきました。白い袋を被せるのは「二十世紀梨」なのだそうです。梨などの果樹は、病害虫から果実を守ったり表皮をきめ細かくしたりするために袋かけが行われます。二十世紀梨の場合、その袋かけには5月上旬の小袋かけと6月上旬ころの大袋かけがあるそうで、この小袋が白いといいます。
3年生が先週、社会科の学習の一環で受粉作業をする梨畑の見学をしました。200年も維持管理してきた畑地に、1年を通して足を運ぶことができます。様々な作業を直接目の当たりにできるというのは柏井小の特長。農業に携わる人の思いや苦労・工夫、延いては醍醐味を、私も一緒に学んだり感じたりする機会にしたいと願っています。
010_初任給の思い出(25.4.25)
一昨日、NPO法人「市川にオオムラサキを生息させる会」代表であり元柏井小校長の先輩から、オオムラサキの越冬幼虫を4頭いただきました。子供たちの力も借りながら羽化に成功させたいと考えています。でも、食べるのが榎だけ(エノキ茸ではありません)といいます。榎の鉢植えもいただきましたが、学校周辺に自生しているなんて情報はないでしょうか?
さて、一般企業の場合、給料日を「5」あるいは「10」のつく五十日(ごとおび)に設定することが通例で、道路や銀行が混雑する日でもあります。ですから、今日25日が給料日といった人もいるでしょう。今では給与明細書が手渡されるだけの銀行振込となりました。これは教員も例外ではありませんが、私が教員になりたての頃は現金支給でした。給与袋に何枚かの紙幣と小銭があったように思います。それでも、働いて得た報酬という有り難さを感じていました。大相撲で勝った力士が給金を手にするような感じといったら語弊があるでしょうか。当然ボーナスに至っては給与袋の厚みが違いますから格別です。
今日初任給を手にする(振り込まれる)人が、それをどう使うかは余計なお世話。でも、世話になった人への感謝の気持ちを何らかの形で表したいものです。私自身、娘が最初にもらった給料で買ってくれたネクタイピンを今も大事に使っています。決して高価ではなかったかもしれませんが、想いはいつまでも大事にしたいと思うのです。
そういう自分の40数年前はどうだったか?何を渡せばよいのか深く考えもせずに、安物のアクセサリーを母にプレゼントしたような記憶があります。そして、それがタンスの引き出しに大事に(?)しまわれていたことも鮮明に思い浮かぶのです。
009_鯉のぼりの思い出(25.4.24)
学校だよりを2号(4/18発行)から紙媒体での配付をHP掲載に移行しましたが、そのアクセスが26とは…。知ってほしいことや思いが伝えられないのでは意味がありません。さてどうしたものか?毎回メールに添付した方がよいか検討中。
さて、校庭で気持ちよさそうにたなびく鯉のぼり。毎年恒例の景色になっているなんて、他校児童からすれば羨ましい限りですが、その渦中にいると気づきにくいものです。「ありがとう」の語源は「有り難し」。つまり決して当たり前ではないということを、知ってほしいと思います。
我が家は、弟と私の男兄弟の家庭でしたから、端午の節句前には鯉のぼりや鎧兜を飾って、健やかな成長を願ってくれました。特に、空高く揚げる鯉のぼりは、神様への目印ともいわれます。自宅の庭に知り合いがやって来て、立てた竿に泳ぐ4~5匹を眺めていた幼少の記憶。無風ではだらしなく垂れ下がっているのに、ひとたび風が吹けば、竿先の矢車がカラカラと音を立てて回り、吹き流しや真鯉、緋鯉などが悠然と泳いでいたのです。強風でも吹こうものなら、飛ばされてしまわないか、竿が倒れてはこないかと気をもんだのも半世紀以上前のことです。
最近では、近隣の農家ですら鯉のぼりを揚げる光景は珍しくなりました。マンションベランダに、慎ましくおもちゃの鯉のぼりが飾ってあると、古き良き時代であったことを改めて思うのです。
008_困り感に気づく(25.4.23)
職場を変わる度にカミングアウトしていること、それは自分の難聴について。遺伝性なので、30歳を前に聴力の低下が顕著になってきました。夏場のセミの声を筆頭に、風情ある虫や鳥の声、風鈴の音などは全く認識できません。アラーム音は耳に届かず、鉄琴やオルゴールは聞こえない音が多すぎて、曲として成立しません。
ですから、大勢の中での会話や内緒話は苦痛以外の何物でもありません。聞き取れないことによるストレスはマックス!補聴器を数年前から使用するようになって、だいぶ心理的に楽になりましたが、決して万能ではありません。
先日行った補聴器専門店のテーブルにあったパンフレットに、「…加齢などで聴力が低下した場合は、高音域側の子音だけがうまく聞き分けられなくなる…」に続けて、聞き間違いの例がいくつか挙げられています。「さとうさん」が「かとうさん」、「ひろい」が「しろい」に聞こえてしまうこと。「笑う・洗う」、「石・西」、「寿司・牛」なども難しい例で、「きゃ」「しゃ」「ちゃ」に至っては何度も聞き返すので、家族も時々嫌な顔を見せます。
このように自分でわかっていてもどうしようもできないことがあります。これは教室にいる子供も一緒です。学習中にフラっと立ち歩いてしまう、黙って聞いていなければいけない場面で声を出して反応してしまう、身の回りの整頓ができない、漢字が記号にしか見えなくて覚えられないなど、困難は多岐にわたります。また、それが相手の目に見えない障がいであれば厄介です。「何やっているんだよ!」と言うか「今、何か困っている?」と問うかで心の緊張は違います。いろいろな子が様々なヘルプマークを付けているかもしれないという視点で、その困り感に寄り添っていける学校・児童・保護者でありたいと願っています。
007_大丈夫?(25.4.22)
何十枚もの紙の短冊にリングで綴じられていた「単語帳」を受験生が愛用している姿を今でも見かけます。中高生約4千人への調査を見ると、54%が使っていると回答したといいます。まだ現役バリバリのようです。同じようなものが算数セットにも見られます。2年生がかけ算九九の学習をする際に、覚えたりゲームをしたりする際に用いられているのをよく見かけます。でも、このリングが外れやすくなっていると大変。カバンの中でバラバラになってしまったり、足りないカードが出てしまったり…大丈夫?
最近、「心配だわ」「大丈夫?」と言われることが立て続けに起きています。ある店舗で買い物をして駐車場に戻ったら、車のキーが運転席ドア下の地面に落ちているではありませんか。「あ~盗まれなくてよかった」と胸をなでおろして別の店舗へ向かいます。そこでまた買い物をして戻ると、助手席側の後輪がぺちゃんこ!JAFを呼んで対応してもらいましたが、タイヤの空気圧センサーのバルブをしっかり締めていなかったのか、空気が漏れ出していたようです。
別の日の朝、車のキーがいつも保管する場所にないことが判明。前日の夜の行動を思い出してあちこち探しますが見つかりません。妻の声のトーンから怒りを感じ取りながら必死に思い出そうとしますが、さすがに限界を感じた頃、「ベッドの布団を全部どかすから!」という声。しばらくして「ほら、あったじゃん」「何やってんのよ、もう~」と怒り心頭のご様子。委縮しているものだから「ありがとう」「ごめんなさい」が口から出てきません。叱られている時の子供の気持ちも同じなのかもと考えてしまいます。
火の始末や家の施錠ほか、車の運転に至るまで、注意書きの付箋紙で頭の中がいっぱいになってしまいそう!
006_キャプテン(25.4.21)
校長室の書棚にマンガ本が並んでいることは、少し前に触れました。だいぶ以前、『20世紀少年』を読んで浦沢直樹さんの作品にハマりました。『Dr.コトー診療所』も大好きで、全巻置いてあります。1年ほど前には、『スラムダンク』を大人買い!流行に乗り遅れていますが、そんなことは気にしない。「読みたい」と声をかけてくれる子が現れるのはいつのことでしょう。
昭和の野球漫画の代表格といえば『巨人の星』でしょうか。大リーグボール養成ギプスを軋ませて練習する飛雄馬の活躍を毎回楽しみにしていました。『ドカベン』や『侍ジャイアンツ』も好きでした。いずれも魔球など非現実的な技術が登場する熱血野球漫画といえそうです。
一方、『キャプテン』(ちばあきお作)は、欠点を持ち合わせるキャラクターが等身大で描かれ、仲間と努力をしながら一緒に成長していく過程が、逆に新しく感じたものです。最初の主人公であった谷口が卒業したのちも、丸井、イガラシといった墨谷二中の代々のキャプテンを主人公とすることで連載を続いていった点も、人気を博した理由かもしれません。
学校の校長も、こうしたキャプテンと似ているかもしれないとふと思ったのです。秘技を持っているわけでもなく、それぞれの思いや特徴を生かして学校を経営していきます。当然、欠点もあります。でも、職員や保護者に支えられながらチームを引っ張っていき、学校としての成長へと導く意識は共通しているような気がします。
漫画自体がどんな終わり方をしたかは忘れてしまいましたが、ジタバタしながらも泥臭く取り組むことで、自分が好きだと思える学校にしたいと思うのです。そうすれば自ずと…。
005_万博(25.4.18)
13日に大阪・関西万博が開幕しました。今回のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」といい、人間とアンドロイドが共にくらす未来を見ることができるパビリオンもあるそうです。一方で、1970年の大阪万博でも展示された、アポロ12号が月から持ち帰った「月の石」が再登場です。日本館では、2000年に南極観測隊が発見した、火星から飛来した隕石「火星の石」が紹介されています。
55年前の私は小学校5年生だったでしょうか。三波春夫さんの歌う『世界の国からこんにちは』をテーマソングに、過去の万国博覧会史上最高の入場者数を記録したのです。校長室戸棚に全巻揃っている『20世紀少年』にも万博の描写がありますが、行った友達の話を聞いて子供ながらに羨ましかったのを覚えています。
ただ、今回は盛り上がりに欠けるような気もします。目的がぼやけているからなのでしょうか。万博アンケートを見ると、「行かない」「多分行かない」が87%を占めたという結果もあるほどです。学習活動だけでなく、スポーツや文化活動などでも、目標・目的が人を動かす原動力になると考えます。学校は、子供たちの「やりたい」「できるようになりたい」を引き出せる場でありたいと考えます。
004_縁を紡ぐ(25.4.17)
一昨日、市内での会議を終えて、自宅の最寄り駅に着いた頃には、辺りが黒い雲で覆われて雨が降り出していました。風も強かったので、傘がひっくり返らないように柄を支えながら歩く先に、大きな虹が見えました。しかもその外側にもうっすらとした2本目の虹が掛かっているではありませんか。ダブルレインボー!「奇跡が訪れるサイン」とも言われます。しばらくの間、その場で見とれてしまいました。柏井の空にも見えたでしょうか?
さて、昭和の小学生は、友だちが悪いことをすると「♪い~けないんだ、いけないんだ、先生に~言ってやろ~」と囃し立てるのが常でした。でも、今もそしてこれまで担任した子供たちからも、そんな声を聞いた覚えはありません。そういえば、「帰りの会」を「反省会」と呼んでいたのも昭和だけ?
始業式のあった週、二人の保護者の方から声をかけていただきました。「O小学校の△△を知っていますか?私、彼女と同期なんです」と笑顔で教えてくれました。またその翌日には、「この蜂須賀先生って、校長先生ですか?」と、30年も前のF小学校の卒アルを見せてくれました。写っているのは、まだ髪がふさふさした自分。「ここにいるのが私。5年生で転入してきて…」と恥ずかしそうに当時の話をしてくれました。様々な縁で結ばれていることを実感します。
今日は、6年生が全国学力学習状況調査(国語・算数・理科)に取り組みます。
003_テレビ爺の春(25.4.16)
週末朝の情報番組のMCに藤木直人さんが起用されたと報じられた時のこと。『双子なんだよね』「もう一人は一般人?」『似た顔のイケメンが並んでいたらどんなだろう』「そうだね」『あなたが双子でなくてよかった。同じ顔が並んだところを想像しただけでゾッとするわ』といった夫婦の会話。言うに事欠いて、失礼じゃない?ただ一方で、納得する自分もいるから不思議。
さて先週は、体育館で始業式、入学式と立て続けに大きな行事が行われました。エアコンが完備され、床の張り替えも済んできれいです。ただ、照明のLED化はまだのようで(違っていたらごめんなさい)、昔ながらの白熱灯が下がっています。その照明を保護する金属枠に、体育用ボールが1個挟まっているのが妙に気になります。3月までテレビで放映された『ホットスポット』を観ていましたが、人間の姿をした宇宙人が、何個も挟まったボールをジャンプして回収する場面があったのです。たった1個のためですが、誰か宇宙人を連れてきて、取ってくれないかなぁ。
こんな話をする私は、テレビっ子ならぬテレビ爺。4月からの春ドラマを楽しみにして、録画しては別日に夕食を食べながら観る生活を送っています。録画視聴のよさは、長いCMをスキップできる点。だから、リアルタイムで観ているときにも、リモコンでスキップ操作をしてしまいがち。習慣って怖い!
今日から1年生の給食が始まります。その様子は、Topicsでお伝えする予定です。
002_新鮮な思いに心躍る(25.4.15)
春の5Kってご存じ?頭文字がアルファベットの「K」で始まる花粉・黄砂・寒暖差・強風・乾燥だといい、これが原因で自律神経を乱して、体調不良を引き起こすのだとか。隣の席の青木教頭先生の花粉症もまだまだ辛そうです。
以前北方町に住んでいたので、時々船橋法典駅を利用しましたが、柏井地区には縁がありませんでした。ただ20年ほど前、ある研修を終えた後、「法典の湯」が新しくできたので行ってみようと話がまとまりました。数人で駅から歩いて着いた先にはまだ灯りが見えません。駐車場と思しき場所で回数券を販売している人に尋ねると、まだ営業開始前の段階だったのです。意気消沈!それでもくつろぎを求めて、タクシーを拾っていったのが塚田の「湯楽の里」でした。こんな感じで近くまで来ていたり通勤の車の通り道になったりしていたのですが…。
先週、青色防犯パトロールで学区を巡回しました。普段は走らない道を案内していただいて、柏井のよさを感じながらも、その広さには驚きを隠せません。南東は船橋市、北東は鎌ヶ谷市に隣接しますが、北側の柏井4丁目からだと子供の足でどのくらいかかるのでしょう。朝の登校時に通学路を歩いてみましたが、頭の中に地図がないせいか、道のつながりがわからず無駄に歩き回っていました。お陰でうっすらと汗をかいてしまいました。でも、満開の梨の白花やそら豆の紫花を堪能できた充実したお散歩タイム。
さて、子供たちはこの柏井地域のよさを自分の言葉でどんな風に表現してくれるでしょう。私自身も新たな発見を求めていきます!
001_気まま、思うままに(25.4.14)
私にとっては41年目の新年度がスタートして3週目に入りました。HPに自力で変更を加えたら、位置がどうもおかしい…。とりあえず、校長室から気ままに自分の思いや考えを綴っていきますのでお付き合いください。
数えると私自身11回目の異動となります。ずっと以前の離任式が4月1日に行われていたのを知る者も数えるほどになりました。それがいつの頃からか3月末日に変わり、現在では児童への安全配慮から、修了式に行うようになった経緯があります。
さて、初任から5年務めた初めての異動日、4月1日に皆に見送られながら、校長先生か教頭先生の運転する車で異動先まで送ってもらった日のことを思い出します。車を降りて、相手先の先生に「よろしく」と引き継がれるのです。思い出すと、まさに荷馬車に乗った牛になったような寂しさ。今なら ♪ドナドナドナ~ドナ~♪と、声高らかに歌ってしまいそうです。
ですから、何度経験しても異動は心細く不安なものです。今回着任した教職員もきっと同じ気持ちです。子供との出会いに不安と期待が入り混じった不思議な気持ちで過ごす4月。うれしいのは保護者や地域の方々の温かな声かけ。何気ない一言に勇気と希望が膨らみます。新しい職員を含めて、今年度のメンバーをご支援ください。どうぞよろしくお願いいたします。
学校だより「うばやま」No.17は、12/15発行予定です。
■新入生保護者説明会について
新入生保護者会の案内を掲載しました。変更点がありましたら、本ホームページに掲載しますので、ご確認ください。
■ふれあいカレンダー
ふれあいカレンダーの頒布期間が、目標部数が完売となるまで延長となりました。引き続き、購入サイトが開かれている間は購入可能です。購入される方は、以下のURLからご購入ください。どうぞよろしくお願いいたします。
⇒ URL:http://www.fureai-calendar.com
■イベント紹介
(1)「プラネタリウムコンサート」
市川市少年自然の家で、12月7日(日)14時から行われます。対象は小学生以上、先着100名。
■柏井公民館より
柏井公民館だより
第5号 12月発行
■県「子どもと親のサポートセンター」から
不登校児童生徒支援事業のご案内
■市教育委員会から
【学校地域連携推進課】第2回サポート講座「家庭読書のススメ ~読み聞かせ体験を通じて~」のご案内(12/17)
【警察への通報・相談窓口の周知】警察への事件情報の提供先としての「匿名通報ダイヤル」や、学校に相談しにくい悩みに対する相談先としての「ヤングテレホンコーナー」があります。また、オンラインゲームに関わる情報も掲載します。ご一読ください。
非常変災時学校対応ガイドライン
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非常変災時ガイドライン(柏井小).pdf
797
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