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2022年6月の記事一覧
042 バナナン バナナン バ~ナ~ナ♪(6/22)
好きな食べ物を問われると、迷わず「トウモロコシ」「バナナ」「スイカ」と答えます。もうしばらくするとトウモロコシとスイカの最盛期の到来です。
さて、一年中安価で売られているのがバナナ。スーパーの入口周辺には、必ずバナナコーナーがあります。私は、百円未満で且つまだ青さが残っているものをセレクト。昔高級だった栄養価の高いバナナは、今は庶民の味方です。そんなバナナも値上げされそうな気配が…。生産や輸送にかかるコストが上昇し、生産者を圧迫しているようで、フィリピン側からバナナ価格引き上げの理解を求める申し入れが日本にあったといいます。店頭価格が20年以上にわたってほとんど変わっていないバナナは、卵と並んで「物価の優等生」と呼ばれるそうですが、厳しい状況に。
小学生のころ、バナナ丸ごと1本が給食で配膳されました。今はせいぜい半分ですから寂しい気がします。丸ごと1本だったときは、1か所だけ皮を剥いて、先割れスプーンですくいバナナボートにして食べました。当時はおしゃれな食べ方に思えたのです。茶色くなり始めたバナナをラップに包んで冷凍して食べるのも楽しみでした。また、ドロドロのバナナジュースも…。
バナナの和名は実芭蕉(ミバショウ)。食用ではなく観賞用だったそうです。松尾芭蕉のペンネームも庭に植えたバナナの木にちなんだものと知りました。10年以上前にバナナダイエットブームもありました。信長にも献上されたとされるバナナを買って帰ろうかなぁ。童謡『とんでったバナナ』(1962)を口ずさみながら、夕食前の空腹を満たすことにします。
041 怒りを笑いに…(6/21)
朝、家で朝日新聞に軽く目を通し、学校では読売新聞を広げます。昨日の朝刊に連載漫画『コボちゃん』がありません。紙面の下の方に、「作者の植田まさしさんが発熱による体調不良のため、しばらく休載します」と書かれています。植田さんは、『フリテン君』や『おとぼけ課長』、『かりあげクン』などの漫画で有名ですが、独特の作風、いたずら好きの登場人物、モノの見方の滑稽さに感心してしまいます。
コボちゃんは小学3年生ですが、私の小学生時代、「泥団子チャンピオン」と呼んでいた遊びがあります。粘土質の土を固めてビー玉大の団子を作ります。砂をかけたり磨き上げたりして何日もかけて黒光りするくらいになれば完成。地面に置いた相手の泥団子めがけて目の高さくらいから落下させ、相手の泥団子を割るのです。自分の玉が地面に落ちた衝撃で割れてしまうこともありますが、決着がつくまで交代して繰り返します。でも、子供ながらにあくどいことを考えます。泥団子の中に石を入れたり泥にセメントを混ぜたり…。
こんな遊びのほかに、公園の砂場ではビー玉のお店屋さん、その脇ではめんこ。取ったり取られたり。公園の前にある酒屋の裏に行っては一升瓶の酒蓋を集めます。栓はコルクなのでこれをきれいに取り払ったものを使って、相手をひっくり返せば自分のものになる遊びをします。珍しい酒蓋の収集も競い合ったものです。
ハイテクのゲーム機なんてありませんが、いろいろな場面・方法で友達と対戦。それも異年齢集団が大勢公園に集いますから、コミュニケーションしながら学んだこともたくさんありました。怒りや悔しさにいかに付き合うか、喜びを相手とどうやって共有するかなど、対人関係は知らず知らずに身につけたのかも入れません。
今子供たちを見ていると、上手に感情コントロールができない場面に出くわします。大人の煽り運転も然り。イライラや怒りの一因に、「○○すべき」という自分の価値観がある、と配付された資料にあります。自分の理想と現実が離れていくときに怒りを感じるという言葉にただただ納得。イライラするのは相手のせいではなく、自分の中にある価値観であると気づくと、自分の怒りと上手に付き合えるそうです。その方法の一つに「怒りを数値化する」とあります。車を運転中のイライラが多い私は、その度合を10段階で声にして自分を落ち着かせてみようかと思います。
今日は夏至ですね。
040 心に残る一冊との出合い(6/20)
ウォーキングを兼ねて近所の図書館へ本を探しに出かけました。しかし、出張所のような感じですから古びた本ばかり。しかも蔵書の入れ替えがほとんどないようで、日焼けした本が書架を占めているのを見てがっかりして帰宅しました。大きな図書館が歩ける範囲にあるならばどんどん利用しますが…。
子供たちはどの程度公共図書館を利用しているでしょう。大人が一緒でなければ足を運ぶこともないのかもしれません。学校の図書室も少ない予算の中で本の充実を図っていますが、好きな作者やシリーズ、分類を見つけるためにも、より多くの本を読み漁ることも大事です。メディアパークも徒歩圏内なのですから利用しない手はないと考えます。昨年度は、子供の読書週間に関する保護者評価があまり高くありませんでした。今年度はぜひ!
さて、「言葉を知る」という観点からも読書は有効です。私も読書を通じて普段使わない漢字の読みや新しく知る熟語などに出合うことが度々あります。例えば、「『きな臭い』というより『胡散臭い』の間違いじゃないの」という会話があったとします。すると、違いを説明できない自分に気づきます。『きな臭い』という言葉には、「紙や布などが焦げる匂いがする」「戦争などが起こりそうな気配がする」「なんとなく怪しい」といったかなり危ない意味で使うようです。一方『胡散臭い』は、「どことなく怪しい」「疑わしい」「油断ができない」といようにインチキ臭いといったイメージで使います。このように、知っているようで実は知らない言葉ってたくさんあるのです。
今日から7月1日までは「初夏の読書週間」です。通常2冊の貸し出しを4冊に増やしています(1年生は2冊)。おすすめの本の紹介・掲示や図書委員による紙芝居の映像読み聞かせを行います。図書室前廊下の掲示も一新して図書委員おすすめの本が紹介されています。この機会に校長室の本も3冊新しくしました。
039 水の事故ゼロを願う(6/17)
田んぼや用水路でザリガニ捕りをよくしたことを今になって不思議と思い出します。バケツにいっぱいのザリガニを入れて持ち帰ると、翌日には共喰いで腹を見せている奴が何匹もいました。宙に掲げて友達と大きさを競い合いもしました。平田小近辺では、ザリガニが棲む場所があるのでしょうか?実物を見たことのない子、触れない子、いろいろかもしれません。
14日のプール掃除のときに、やごを救出しました。網を入れるとウヨウヨと。昨年度はほとんどいなかったようですが、今年は大漁です。水槽に入れて飼って飛び立つ日を楽しみにする子供たちを見られることと思います。プールのヤゴは、そのままにしておけば排水口から流れて行ってしまいます。この排水口に吸い込まれて「溺水」する痛ましい事故もあります。プール掃除が終わった後は、水がない状態で排水口を点検し、記録を残すなど安全点検を確実に行って水泳指導に臨むのです。
ところで、毎年のように水の事故が発生しています。一昨年年の溺水による死亡は、0歳(6人)、1~4歳(8人)、5~9歳(11人)、10~14歳(24人)、15~19歳(44人)の計93人で、事故死447人の21%を占めました。0歳と1歳の7割近くは浴槽で溺れており、年齢が上がると川や海、湖での溺死が多くなる傾向です。幼児や小中学生のみならず、私たち大人も気を引き締めて自分と子供の命を守れるようでありたいと考えます。
そして今日はプール開き。校長先生の話・お清めの儀式・代表者による泳ぎ初といったことが定番でした。事故なく安全に活動できるようにという願いを込めて、儀式としてプールの四隅にお神酒(みき)をまいたり、塩をまいたりするのです。 本来、プール近くの氏神様の神社の神主さんが水神様に対して行うことなので軽々しくできることではないのでしょうが…。さて3年ぶりの今日は?
038 ブーム(6/16)
食べ物、特にスイーツ系のブームに若い人たちは敏感です。時にはSNSを介して一気に広がります。そして、あちらこちらでみられると思ったら一気に衰退なんてことも日常茶飯事。例えば、つい最近まで街中至る所で見かけた「タピオカ」が、すっかり姿を消したように思えます。タピオカを飲むために長蛇の列に並び、映える写真を撮る姿もありました。でもこのタピオカは十年周期でブームが巡ってくる感じです。おそらく第四次タピオカブームは2028年頃と「予言」します!
平成を振り返ると、1990(H2)年ティラミス、1993(H5)ナタデココ、1997(H9)ベルギーワッフル、1999(H11)生チョコ、2005(H17)マカロン、2008(H20)パンケーキ、2018(H30)高級パンと並びます。人気が維持されるもの、再燃するもの、翳りをみせるものなど様々。少し前から唐揚が幅をきかせているようで、キッチンカーもよく見かけます。また、ナッツの女王と呼ばれるピスタチオも人気とのこと。チョコやキャラメル、菓子、ドリンク、パンに至るまで新商品が続々と登場しているといいます。でも輸入に頼るピスタチオですから、ナタデココのときのように現地に失業者が溢れるような悲劇を生み出しかねない、なんていらぬ心配?
ちなみに、調べていると2005年のブームに「TKG」という文字。「卵かけご飯」だそうです。専用の醤油もあるくらいですが、我が家も少し前からちょっとだけ高価な卵を買ってきてTKG。まず、卵白だけをご飯にかけてかき混ぜます。そのあと卵黄をのせて醤油麹を添えて軽く混ぜれば、あとは掻き込むだけ!よい卵であることもさることながら、卵白と卵黄を一緒にかき混ぜていた時より美味しく感じます。平日の朝は慌ただしくて食せませんが…。