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2025年7月の記事一覧

071_ひとまず一区切り(25.7.25)

 久しぶりに息子の家にあがると、ぬいぐるみみたいなものが視野の中を動きます。孫がいたずらをしているだろうと思って目を凝らすと、本物のネコではありませんか。「飼い始めたんだぁ」と思いながらソファに腰かけると、階段から下りてきます。いつの間に移動したのかと思いきや、色違いがもう一匹いたのです。驚きながらもふさふさの毛を撫でまわしてしまいました。

 さて、土日はゆっくり寝ていたいと思っても、カーテンの隙間から漏れ入る朝の陽ざしに目を覚ましてしまいます。それでなくても、5時ころには自然と目が開いてしまうのは年寄りの証拠?小学校同級生のグループLINEでは、5時から犬の散歩の写真があげられることも…7時過ぎまでゴロゴロと寝ていられたのはいつのことでしょう。

 それでも、もう少し横になっていたいと思う日もあります。そこで、これまでのロールカーテンから遮光・遮熱性の高いカーテンに交換です。当然カーテンレールの取り付けから始めて、作業が終わってカーテンを閉めるとなかなかよい感じ。ただ、夏休み中も仕事のある日は寝過ごしてしまわないように、アラームのセットと解除を忘れないようにしなくちゃ!

 勤務は続きますが、ひとまず「Bee’s Café」も夏休みに入ろうと思います。

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070_昆虫採集(25.7.24)

 オオムラサキの越冬幼虫4頭をもらって育て、3頭は行方不明。残った1頭が羽化(多分メス)しましたが、ほかの学校に聞いても成虫になるケースは少ないようです。脚立にネットを張って即席飼育小屋を作ってもらいましたが、狭い場所に押し込んでおかずに放蝶すればよいのではと考える人の方が断然多いはず。

 しかし、「放蝶はしないでください」ともらった時に釘を刺されています。その理由はいくつかあるようです。余所から持ってきた虫を無闇に放すと、遺伝子の攪乱を起こすことになりかねないというのが一つ目の理由。また、在来種との生存競争を強いられて、ある種が滅ぶ惧(おそ)れがあるともいいます。さらに、オオムラサキが生息できる環境が整っていることも条件に挙げられます。今はカブトムシの餌と脱脂綿に含ませた水で飼育していますが、一昨日の朝は行方不明に。階段の踊り場の窓枠に止まっているところを無事保護された家出娘?の管理は大変そうです。

 

7月に入ってすぐの頃、虫かごに入れたクワガタやカブトムシを大事に抱えて登校する子が何人もいました。「おじいちゃんの梨畑で捕まえた」などと教えてくれます。時にはまだ小さいショウリョウバッタやトカゲであることも…。小学生の頃、近くの森で樹液の垂れる木を探したり、メロンやスイカの食べかすをトラップにして置いたりしたものです。はやる気持ちを抑えながら翌朝その場へ行くと、カナブンしかいなくてがっかりしたことを思い出します。また、家の網戸に飛んできたカブトムシ(雄)を見つけて、虫かごを急いで取ってきたことも懐かしい夏の思い出。

 子供たちは、この夏休みにどんな宝物を手に入れるのでしょうか。そんな報告が今から楽しみ!

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069_続ける(25.7.23)

 何気なくアクセスカウンターを見ると、ほぼ10万。続けるってことだけでも積み重なれば…。

 さて、栗山千明さん主演のドラマ『晩酌の流儀』の第4弾が始まりました。仕事をしっかりこなした後の一日の終わりの晩酌を、いかにおいしく味わうかを追求する話。夏の夕食のビール(ドラマでは発泡酒)を至福の一杯にするために妥協しない主人公の努力と、それを毎日続けられる強さというか貪欲さには感服します。そして、どこか共感する部分があってシーズン1からずっと見ています。

 先日の終業式では、イエローハットの創業者である鍵山秀三郎氏の昔のエピソードをもとに話しました。「そうじの神様」と呼ばれるくらい徹底して続けたのですが、まさに「凡事徹底」。誰にでもできる簡単なことでも、誰にも真似できないくらい長く続けたら、思いもよらないことが起こりそうです。

 だから、「夏休みに何か一つ続けて行うことを決めてやってみよう」と子供たちに投げかけました。ただ、今すぐにも始められるのが「気持ちのよい挨拶」と「自分の命を守る行動」です。凡事徹底、挨拶でも安全行動でも相手と自分を意識してきちんと行えたら、それは称賛に値することなのではないでしょうか。

 はて、三日坊主の私はどうしよう。 

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068_花火(25.7.22)

 20日(日)に納涼祭が盛大に行われました。例年と違って選挙と重なりましたが、事前準備や臨機応変な対応で大きな混乱はなかったように見えました。聞いていた以上の人の数は、まさに人波。そして間近に見える大輪の花火に感動するとともに、柏井地域のすごさを味わった一日でした。

 市川市の花火大会は8月2日に開催されますが、今年は富士山を模(かたど)った仕掛け花火の山頂部を高さ55mに設定して、ギネス記録を超えようという試みが話題を呼んでいます。仕掛け花火の壮大さや打ち上げ花火の華々しさには、思わず感嘆の声を漏らしてしまいます。また違った意味で、不思議な日常が展開される、ドラマ『6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱』も好きでした。そして、個人的には線香花火の短いドラマも捨て難いと思うのです。

 さて、花火の話題になると、不思議と国語の教科書にあった『せんこう花火』を思い出します。線香花火の束をほどいて、紙に火をつけてから火玉がぽとりと落ちるまでを丹念な描写で表した説明文でした。「ぷすぷすといぶりだす」とか、火の玉の全体が「ぐつぐつと煮え立っている」と書き表します。松葉花火についても「美しい姿の頂点に達する」などという繊細で鮮やかな表現。これを確かめるために、線香花火を買って家で観察、というか遊んだことも思い出します。火玉が落ちた線香花火を、筆者は「線香花火の『音楽』はおしまいになる」と表現したように記憶しますが、指導していた当時より今の方が、作品のよさがわかるような気がするのです。そうかといって指導できるわけではありませんが…。

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067_小さな幸せ(25.7.18)

 異常なほどの暑さに、買い物に行くとアイスを買いたくなりますが、隣から強く睨まれて諦めざるを得ません。しょぼんとうつむいてカートを押しながら考えます。かき氷を最後に食べた日はいつだったかと。宇治金時や練乳も好きですが、海の家で様々な色のシロップを前に迷ったことも忘れがたい思い出。お店のかき氷の代わりに、最近はかき氷カップをスーパーで買うことばかりです。専らスライスレモン入りの「シャビィ」か「サクレ」を選択。これを冷凍庫に発見した後日、食後のテーブルに登場しようものなら、しあわせ~いっぱい!

 現在、日本かき氷協会という団体まであって、初級から上級までの「かき氷検定」もHPに見られます。世の中のかき氷人気はまだ衰えていないのかもしれません。

 さて、今夏の土用の丑の日は明日7月19日と31日。スーパーで売られる中国産や安価な国産ウナギは、ゴムを食べているような感じがするので遠慮します。でも、丑の日はどのうなぎ屋も混雑するので、やっぱり足が向きません。7月に入ってすぐ、娘から毎年恒例の成田・川豊本店で食べているという、うらやましいLINEが届きました。私たちは、いつどこへ行って食べようか、いや食べられるのか…。

 一般的に、ウナギと食べ合わせが悪いと言われるのがスイカやアイスなどの水分を多く含む食品で、ウナギの消化を妨げてしまうからです。また、梅干し説もあります。梅干しの酸味は食欲増進につながるので、高級食材のウナギを食べ過ぎてしまわないようにする諫めから生まれたようです。でも、そんなことを気にせず、「食べたいときに食べたいものを食べる」に尽きる!これが私の小さな幸せ。

 明日から44日間の夏休み。1学期間、支えていただきありがとうございました。誰もが小さな幸せを積み重ねられますように!

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066_名もなき家事(25.7.17)

 家事の種類を問われたら、炊事・洗濯・掃除・買い物・育児など、家庭生活に欠かせない仕事全般であることは間違いありません。でも、その詳細はとらえきれない自分に気づきます。土日は食事の後の洗い物をすることがありますが、拭いて棚にしまうことは滅多にしません。シンクのごみを始末したり台布巾を漂白したりといった細かい作業は全部放っているのが現実。

 ある番組で「見えない家事リスト」を紹介していました。全160項目。当たり前に享受していることを挙げると、「お茶を入れた水筒を準備する」「洗濯機のフィルターを掃除する」「Yシャツの襟袖を先に手洗い・漂白する」「洗面所の排水口をきれいにする」「トイレを拭く」「献立を考える」「冷蔵庫にあるものの消費期限などを管理する」「シャンプーなどを補充する」「家計費の管理をする」など、気が遠くなるほどあります。

 そんな私が妻に薦められて読んだのが、『山の上の家事学校』(近藤史恵 著)。家事とは、やらなければ生活の質が下がったり、健康状態や社会生活に少しずつ問題が出たりするのに、賃金が発生しない仕事、すべてのことを言います” “賃金の発生する労働と比べて、軽視されやすい傾向があります と、家事学校の校長が話す場面があります。そして、家事を自分の仕事と考えられるかどうかは、否応なしに子供でいられなくなる人と、いつまでも子供でいられる人 の差なのかもしれないと考えさせられます。そういう意味で私は、シニアの子供なのかもしれません。

 家をまわすことを他人事ではなく受け止める” “家事をやっている人が、常に健康で問題なく家事ができるとは限らない” “よその人に対してできる気遣いを、いつもそばにいる人に対してできない など、グサグサと我が身に刺さる言葉があちらこちらに登場し、焦る日々です。よし、夏休みこそ…。

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065_新聞を読もう(25.7.16)

 今月上旬に、2軍の拠点としてきた鎌ケ谷ファイターズスタジアムを、北海道へ移転させる方針が発表されました。5年後の開業を目指すようです。鎌スタに私が足を運んだのは二度ほど。それも野球観戦ではなく、陶器市の会場になっていたので立ち寄ったというもの。まだ先のこととはいえ、毎日の通勤経路上にある鎌スタが、移転後にどのような形で残っていくのか興味があるところです。

 さて、 各教室に市川市新聞協会の厚意で3~4紙が毎日届きますが、子供たちが手に取って読んだり、学習等に活用されたりしているか疑問です。古紙回収箱にきれいなままの新聞を見ると残念な気持ちになります。見出しを利用したり、都道府県名を探したり、市川市の記事をスクラップしたり、使い方はいろいろ。何に興味関心を示すかもそれぞれですが、最初の一歩を演出するのは私たち教員という意識がないと、好意も無駄になってしまいます。

 わが子たちの家庭も含めて、新聞をとっている家は減少しています。でも、様々な社会の動きや事件・事実を網羅できるのも新聞などのメディア。紙面を広げれば様々な情報が目に飛び込んできます。その多くの情報から自ら選んで読んだり感じたりできるような働きかけを学校や家庭で行うことは、きっと今後どこかに生きると信じています。

 そんなことを思いながら、ある日の新聞を見て、「えっ」と驚いた小さな記事(写真)。鹿児島で頻発する地震について伝える記事の脇に、警察署から児童相談所への出向が取り上げられていたからです。しかも顔写真付きで、「捜査一課への配属を夢に見ていた…」とまで書かれています。でも、目を凝らしてよく見ると番組の宣伝ではありませんか。妻に話すと、「くだらない!」とバッサリ切り捨てられましたが、なぜか新鮮に映ってしまう私は単純なだけ?

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064_考えを真っ直ぐ伝える(25.7.15)

 新聞やニュース番組は、20日の参院選一色です。投票日は納涼祭なので、期日前投票を初めてやってきました。そんな中、新聞投書欄に小6女児の意見がありました。“私は、参議院選で環境問題のことがあまり話題になっていないことが心配です”と始まります。真っ直ぐに伝えようとする意見文は新鮮でしたし、普段から新聞をよく読んでいることが窺われます。

 さて、学校評価を6月期と12月期の年2回、市内全学校で行っています。対象は保護者であり、小学校であれば5・6年児童です。その児童アンケートに、「『もっと○○だったらいいなぁ』と思う、学校をよくしたり楽しくしたりするための、あなたのアイディアを教えてください」という、自由筆記欄を設けました。すると、次のような意見があったのです。

 校庭を芝生にしてほしいです。 私は、塾の国語の授業でよく説明文を読みます。それで読んだ説明文の中に、とても心を動かされました。その内容は、竹炭を活用して校庭に芝生をはやすというものです。 例えば土の中に竹炭を入れることにより、水が長持ちしたり、肥料になったりします。 実例では、竹炭を入れることにより、半年間芝生が枯れなかったということもあります。それ以外にも、芝生の中に住む多様な昆虫などの動物に触れ合う機会が増えます。そのようにすることで、校庭で転んで怪我をする件数も減るのではないでしょうか。こうして、工夫を重ねることで、安心安全に生活でき、自然にも多く触れ合うことができる学校になることを祈っています。原文のまま

 実現できる・できないは別にして、真剣に考えてくれていることに嬉しくなります。夏季休業中には「市川市児童議会」が開催されます。市内の小学5・6年生約40名が児童議員となって、自ら考えた質問を市長に投げかけます。柏井小からも参加します。自分の考えを自分の言葉でしっかり伝えてほしいと思います。

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063_苗字(25.7.14)

 新紙幣が発行されて1年が経ちました。財布の中で旧紙幣と混在していますが、新千円札(北里柴三郎)でも万札(渋沢栄一)の輝きがあって、見間違えてしまうことがあります。こうした紙幣のデザインや原版製作を担うのが工芸官。偽造防止などのために技を磨き、その伝承に努めていると聞きます。熟練者は1mmの幅に10本以上の線を彫ることができるらしいのです。約30人いる工芸官は、犯罪防止ために名前や写真が公表されません。もしかして、家族にも秘密にしなければならないことがあるかもしれません。

 職業柄、多くの人の多くの名前と知り合う機会があります。ある人の苗字は、「けんがく」だと言います。漢字にすると「見学」さん。初めての出会いです。全国でも200人くらいしかいない珍名さんの部類でしょうか。また、ある日の新聞には、千島歯舞諸島居住者連盟根室支部長名に「角鹿」さんを見つけました。角鹿は古代の豪族で、全国でも360人くらいのようです。主に北海道や青森県に分布しますから、あの人のルーツは…などと考えます。

 「蜂須賀」も珍しい部類に属しますが、全国4700人と前の2つとは桁が違います。ドラマでも時々登場します。『アルジャーノンに花束を』の天才科学者、『ドクターX 大門未知子』の本部長、『星降る夜に』の看護師など。ある時は、箱根駅伝のランナーだったことも…。ただ、決して多くはありませんから、すぐに覚えてもらえるよさがありますし、武将や殿様と結び付けてくれることもあります。ただし、悪いことは絶対にできませんし、家族への隠し事だって…。あ・り・ま・す・ん。

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062_昭和の夏、令和の夏(25.7.11)

 強い日差しを受けて朝の挨拶をしていると、「暑くない?」と声をかけてくれたり、日傘を差しだしてくれたり。でも今日は、暑さが和らいで過ごしやすそうです。

 さて、小学生の頃、入道雲とともに夏休みがやってきました。雷や夕立ともセットでしたし、ラジオ体操のハンコを押してもらう厚紙の配付もちょうど今の時期。朝起きて、外に出ると涼しい風に夏のにおいがする中に、日中の暑さを予感したのは、半世紀も前。

 今に比べると、あの頃の暑さなんてかわいいもの。今では40℃に迫る猛暑日が当たり前となり、夕立がゲリラ雷雨・局地的大雨となって生活を脅かします。うだるような暑さと蝉の声、結露したグラスとスイカを盛った皿。そして、なぜか落ち着く蚊取り線香の香りに日本の夏を感じていたのは、今は昔。それでも、そんなリアルな夏の一日を鮮やかに思い浮かべて懐かしんでいます。

 高校野球では、クーリングタイムや午前と夕方の二部制の導入が見られますし、プロサッカーでもこまめな給水が行われています。この給水はペットボトルが中心ですが、マイボトルではないため口を付けずに喉に流し込んで回し飲みする姿も見られます。これは私には無理!口を付けずに飲むなんて、誤嚥を起こしそうで怖い!

 私にとっての夏の風物詩は、麦茶・素麺・花火・焼きトウモロコシ・扇風機。蚊取り線香。風鈴も挙げたいけれど、聞こえないものに風情はないでしょう。子供たちにとっては、柏井地区の納涼祭と花火が夏の風物詩になるのでしょうか?

 あと1週間で夏休み。毎年「今年こそは泊まりの旅行をしたい」と思いながら、動き出す気配がないのを見て「口先だけ」と言われ続けてもう何年?だから、窓口に行って予約しました!(わくわく)

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