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2025年07月02日(水)
パブリック
<けんちん汁>
今日の汁物(しるもの)はけんちん汁(じる)です。このけんちん汁は、建長寺(けんちょうじ)というお寺(てら)で作(つく)り始(はじ)めた料理(りょうり)です。建長寺で修業(しゅぎょう)を行(おこな)っていた小坊主(こぼうず)さんは、食事(しょくじ)を作(つく)るために、お豆腐(とうふ)を運(はこ)んでいました。ですが、なんとお豆腐を落(お)としてしまい、やわらかいお豆腐は崩(くず)れてしまいました。悲(かな)しい顔(かお)をした小坊主さんの姿(すがた)を、そのお寺の和尚(おしょう)さんは見(み)て、「大丈夫(だいじょうぶ)だよ、気(き)にしないでね」と、崩(くず)れてしまったお豆腐を、汁物の中(なか)に入(い)れ、みんなで食(た)べるようにしたそうです。そんな建長寺生(う)まれの汁物は、今ではけんちん汁として食べ伝(つた)えられています。
けんちん汁は、和尚さんやお寺のみんなの温(あたた)かさから生(う)まれた、心温(こころあたた)まる汁物なのですね。
2025-07-02 14:10:53
2025-07-02 14:11:12