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2022年7月の記事一覧

051 食中毒に注意(7/5)

 私は、無性にコーラが飲みたくなる時があります。1本を何度かに分けて飲むのですが、気温と湿度が高い今ごろの時期から、飲みかけのペットボトル飲料がもとで細菌性食中毒になるケースがあるようです。

 ペットボトル飲料は、一度口をつけて飲むと唾液の中の様々な細菌が飲み物に入ってしまいます。これを暑い中、荷物と一緒に持ち歩けば細菌が増殖することになります。宇都宮市では、ミルクコーヒーと麦茶、スポーツドリンク、オレンジジュース、緑茶で、条件を同じにして48時間放置実験をしたそうです。一番細菌が増えたのがミルクコーヒー。48時間で30万倍以上といいますから驚きです。2番目が麦茶だったというので別の意味で驚き。そして、ペットボトル内の細菌を増やさないために気をつけることは、(1)口をつけずにコップに注いで飲む、(2)冷蔵庫に保管してなるべく一日で飲み干す、の2点だと付け加えています。

 息子はペットボトルに口をつけず、中空から口内へ注ぎ込むのが上手でした。サッカー選手もよくやっていますが、誤嚥が怖くて私には真似ができないので、上品にコップに注ぐことにします。

 ところで、ホームページへのアクセスが昨日の朝には80万件を超えていました。多くの方に見ていただいていることに感謝しながら、コップに注いだコーラで乾杯!

050 胡麻(7/4)

 以前校長室に来た児童が、「昨日誕生日だったんだ。お赤飯と肉を食べたんだよ」と教えてくれました。おめでとうと言った後に、私の赤飯の食し方をご教授差し上げました。いい迷惑です!私は赤飯が大好きです。もち米の粘りと小豆の甘さ、そして食塩との相性。何よりも黒ゴマをかけた時の何とも言えない香りはたまりません。何を隠そう、私は茶碗一面に黒ゴマを振って食べます。赤飯が見えなくなるまで真っ黒にして…。だから、給食や弁当の赤飯に添えられたごま塩の小袋では不満です。

 胡麻は、肝機能を高め、コレステロール値を下げ、肌や髪の健康を保つ効果があるといわれて、一時期話題の商品でした。平安時代には料理や菓子に使われるとともに、ごま油は食用・薬・灯火に利用されるなど古来から重宝されていたことがわかります。胡麻は栽培地を選ばず、手間をかけることないとされますが、あの小さな種子を収穫するのは大変なのではないかと思ってしまいます。

 さて、胡麻といえば、『アリババと40人の盗賊』に登場する呪文!「開けゴマ」を唱えると岩の扉が開きます。でも、なんで「ゴマ」なのでしょう?早速ウィキペディアで見てみると、①農民の祈り、②鞘がはじける様子から連想、③ゴマを宝物と見立てた、④言葉自体の霊的な意味、⑤ゴマの神秘性など諸説があってよくわかりません。

 一方、昔の幼児番組『ひらけ!ポンキッキ』は、「開けゴマ」の呪文に由来するとか…。朝から「実のない」話でした。

049 言葉に込めた思い(7/1)

 今日は、あまりなじみのない記念日かもしれない「国民安全の日」。災害・交通事故・火災・産業事故などを防ぐために、国民一人一人が普段の生活を振り返って、安全確保に留意するとともに、習慣化を図るために、1960(S35)年に創設されました。15歳未満の子供及び65歳以上の高齢者の不慮の事故による死亡者数は、非常に高い割合を占めています。だからこそ、家庭や学校、地域ぐるみで安全教育の充実を図るとともに、事故防止と危険予知・回避の意識とスキルを高めることが大事なのだと考えます。

 さて、1学期の生活目標は「心をつなぐ あいさつをしよう」です。登下校時に通学路で安全を見守ってくださる保護者の方や地域の方に、気持ちのよいあいさつをしているでしょうか。実際に当番をされて、子供たちのあいさつはどうでしょうか。

 では、家を出るときや帰宅したときに、きちんと声にしてあいさつしているでしょうか。「行ってきます」や「行ってらっしゃい」にはきちんと意味があるのです。

 「行ってきます」は、「きます」と「帰ってきます」を合わせた、「必ず帰ってきます」という約束の言葉です。戦時中、特攻隊員が出陣するときは、帰らない決心で「行きます」とだけ言い残したそうです。また、「行ってらっしゃい」は、「って」と「帰ってらっしゃい」を合わせて、「無事に帰ってきてください」という祈りの言葉になります。そして、「ただいま」は「行ってきます」の約束を果たしたことを表す言葉ですし、「おかえり」は「無事に帰ってきてくれてありがとう」という感謝を込めた言葉なのです。

 「行ってきます」といえる幸せ、「行ってらっしゃい」と言われる有難さを忘れないでいたいものです。使い古された言葉ですが、学校ではけがをさせないように安全配慮するとともに、登校した時よりも元気にして帰せるよう1学期の残りの3週間も努めていきます。