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2024年4月の記事一覧
402 レトロ(24.4.26)
昔「ウイスキーボンボン」というお菓子がありましたが、今も健在のようです。一口サイズのチョコの中に、名前通りウイスキーが入っていて、当時大人の味を感じた菓子です。丸かったり四角かったり、はたまたボトル型だったりしました。ボンボンとは、フランス語でキャンディという意味。「bon」はフランス語で「よい」とか「おいしい」を意味しますので、これがもとになっているのだとか。
昭和の世代には懐かしい「ボンボン」が、なぜか令和の今、SNSやインターネットの力を借りて、若者の間でレトロなお菓子として注目を集めているといいます。ある日突如として需要が急増し、コンビニや菓子店では品薄状態だとか。フリマサイトで高額で売られるケースもあって、「一人1個」で販売する店舗もあるとニュースで報じていました。
急に口さみしくなると、飴を放り込むことがあります。今、引き出しの中に「カンロ飴」と「榮太樓・黒飴」を忍ばせています。ともに昭和の生き残りとでもいえる一品。特に、榮太樓の飴といえば黄色の黒飴、赤の梅ぼ志飴、緑の抹茶飴と丸缶に収められた様を真っ先に思い出します。また、サクマ製菓のチャオと『火垂るの墓』でも登場したサクマ式ドロップスも忘れられません。
先日、ショッピングセンターの一画で、昭和の懐かしいおもちゃや道具を売っていました。パチンコやけん玉、板返し(通称パタパタ)、おはじきに交じって肩たたき棒ほか木工製品、駄菓子などつい手に取ってしまうものばかり。昭和レトロブームに乗っかる企画でしょうか。このブームの火付け役となったのが、昭和の香り漂う純喫茶のような場所で撮られたクリームソーダ。SNSで話題になって昭和にスポットが当たったようです・何がきっかけとなるかわからない時代。でも、自分が生きてきた時代が注目されるのは、ちょっと嬉しい気がします。
401 牧場の朝(24.4.25)
音楽室を覗くと、4年生が歌を歌っています。部屋に入って耳を傾けると、あまりにも古い歌にビックリです。『牧場(まきば)の朝』という文部省唱歌ですが、譜読みのあとに歌詞の意味を読み解いていました。「♪鐘が鳴る鳴る カンカンと~」という部分を含めて、小学生にはイメージしにくい難解さがあります。
楽器を弾いたり歌ったりするときに楽譜が読めることは大前提なのでしょうが、私の場合、感覚で演奏してしまいます。特に8分音符や16分音符、付点8分音符や休符などのリズムを刻むのに四苦八苦。ウクレレレッスン当日、慌てて妻にリズム指導を乞うことがありますが、感覚だけでいい加減にやっているとすぐにバレてしまいます。だから、老若男女、楽器の種類に限らず、演奏できる人に羨望と尊敬のまなざしを向けてしまいます。
さて、またドラマの話になります。少し前に放送された『PICU 小児集中治療室 スペシャル』で、母親役の大竹しのぶさんが、急いで出かける息子役の吉沢亮さんの背に投げた台詞がとても響きます。「親より先に死ぬなよ!」という言葉は、親の一番の願いであり、愛そのものです。事件や事故に巻き込まれて子を失うケースなど想像したくもありません。当たり前のことですが、子供たちには自他の命を軽んじることのない人に育ってほしいと切に願います。何事もなく今日一日が過ぎていくことは、考えようによっては奇跡であり最大の幸せなのだと思うのです。
こんなことを思いながら冒頭の『牧場の朝』を聴くと、いにしえからの目覚めのように聞こえなくもありませんが…。
400 ひらめきを大事に(24.4.24)
指に巻きやすい絆創膏という商品があります。ガーゼ部分を端によせることで、通常の絆創膏より簡単かつ一人で指に巻きやすいというアイディアの絆創膏です。考案したのは、当時小学校4年生の児童で、親に助けてもらわなくても貼れるようにという閃きから生まれたのです。大人・子供関係なく、「あったらいいのに」は普段の生活にたくさん見つけられるはずです。そこを追究するかスルーするかが分かれ道と言えそうです。
先日、校長室で平田FCが勝ち取ったトロフィーの授与を、6年生4人に行いました。随分前の招待試合で優勝したものだそうです。監督が試合中に指示などを行ってはいけないというルールがあり、メンバーやポジションも自分たちで相談して決めるなど、選手の主体性や積極性、創造性を育てることを目的にしているようです。
元バレーボール日本代表の益子直美さんが、10年近く前から「監督が怒ってはいけない大会」を開催しています。元トップアスリートによる真摯な取り組みは、ほかのスポーツにも広がっているようです。選手が笑顔でプレーできて、勝利を一番の目的としないことに多くの賛同が得られていることも確かです。地域のスポーツクラブはサッカーだったりミニバスだったり様々ですが、選手自らが考えてプレーできる場面を保障してあげることは大切だと考えます。
ひらめきや発想を形にすること、行動に移すことはなかなかできるものではありません。でも、やる前から諦めるのではなく、まず挑戦してみることを子供も大人も大事にしていきたいと思うのです。
そういえば、サッカーU23日本代表のオリンピック予選が行われていますが、ディフェンスの木村誠二選手(サガン鳥栖所属)は平田小出身だと最近知りました。UAE戦では先取点を奪う活躍をしていましたが、これからも熱く応援します!でも、韓国戦を観た昨日は瞼が…。
399 主題歌(24.4.23)
息子の奥さんが、MDを知らない世代と知って愕然としました。当然のことながら、ワープロやフロッピーディスクなんてものも知らないのでしょう。
レコード&カセットテープ世代の私は、日航のCM「沖縄キャンペーン」ソングを聴いた時の、あの高揚感をふと思い出したのです。米米CLUBの『浪漫飛行』です。景気のよかった時代ですから、この曲がきっかけで沖縄に出かけた若者も少なくなかったはずです。カラオケの場で歌っても、最高に気持ちがよかったことが思い出されます。誰のエッセイだったか、メロディの多さが特異であると書かれていました。一般的にAメロとBメロ、たまにCメロが用意される程度なのに、この楽曲は「♪忘れないで~」というDメロに加えて、「♪時が流れても~」とEメロまで用意されているという周到さが多くの人の心を惹きつけたのかもしれないといいます。転調する曲といえば、クィーンの『ボヘミアンラプソディー』は凄い!ラジオから流れるこの曲を聴いていた時に、別の曲に変わったのではないかと思わせることが数度あったくらいです。
ドラマの主題歌にされることで、その視聴率により曲の売り上げも大きく左右されそうです。また、その歌を聴くと、何年経っても主人公の顔が思い浮かぶから不思議です。例えばクィーンの『I WAS BORN TO LOVE YOU』は、20年前の木村拓哉さん主演ドラマ『プライド』に自然と結びつきます。同じく、Uru『心得』は、「教場0」に、ヒゲダン『subtitle』は、目黒蓮さん主演の『Silent』というふうに。最近では、宇多田ヒカル『何色でもない花』は、永野芽郁さん主演の『君が心をくれたから』、古くは、ミスチルの『Sign』を聴けば『オレンジデイズ』となるわけです(古っ!)。取り上げたドラマはどれも、個人的好みから抜け出せませんが…。
最近のおすすめドラマは、高橋一生さん主演の『6秒間の軌跡』です。前作とともに、何とも言えない作風が好きです。ビデオやDVDになるのを待つことなく、見逃した作品でも簡単に観られますからつくづく凄いことだと思ってしまいます。もしよろしければ…。
398 まるごと図書館(24.4.22)
百貨店から盗まれた、販売価格1千万円を超える純金の茶碗。買取業者に二百万円に満たない金額で売られたと聞いて「そんなものなのね」と自然と納得してしまいます。さらに後日、五百万弱で転売されたとありました。これを聞いて思い浮かべたのは、読み終わった本や漫画を大量に古本買取の店に持っていくと、二束三文どころか1冊十円なんて金額で引き取られることが当たり前であること。それが十倍以上の値札をつけると思うと癪ですからなかなか手放せません。家庭で不用となったものを持ち込む人を時々見かけますが、思ったような値段がつくことはないのでしょう。
今年度は、「学校まるごと図書館」を実現したいと検討しています。まだ頭の中だけですが、図書室や学級文庫だけでなく、校内のいたるところに本を置いて、ベンチなども設けていつでも本を手に取って読める環境づくりを目指したいと考えます。例えば、屋上へ上がる階段の踊り場に低い本棚を配置して、階段に腰かけて読むのもよいかもしれません。図書室の本は、市の予算で購入して蔵書管理がされていますが、それ以外の場所に置く本は管理が行き届きません。ですから、約束を決めながらもあとは個々の良心に任せようと思っています。子供だけでなく、大人用図書の貸し出しができるようなスペースはどうでしょうか。保護者や地域の方が自由に本を手に取り、そのついでに校内で活動する子供たちの安全を見守ったり支援したりすることもできそうです。
こういうことを考えると、必要なものがでてきます。一つは子供用・大人用の図書や絵本、百科事典、図鑑など。さらに書架となるようなボックスです。すでに児童用ロッカーの入れ替えをして浮いたランドセル入れが数個あるので、それを使用する予定です。「あったらいいな」「面白そう」を形にすること、それは子供たちにもずっと言い続けていることですから。
もし、買取業者に売ったり粗大ごみに出したりするのも癪だったり億劫だったりして、寄付してもよいと思われるものがあるようでしたら、一度お声かけくださるとうれしいです。悩んでやらないより、行動に移して悩もうと思います。
397 違いは?(24.4.19)
道路沿いに立つ看板に、「卵かけご飯食べ放題500円」の文字を発見!なんだかお得感がありそう。でも、よく考えるとそんなに食べられそうもありません。続いて「おむすび」という看板を掲げたお店の登場です。様々な具が楽しめるのかもしれません。近年、こうした店舗を目にすることが増えたような気がします。
ところで、「おにぎり」と「おむすび」の違いって何なのでしょう。広辞苑には、「握り飯・おむすび」とありますから、意味としては同じようです。古くは、山を神聖なものとして崇める風習がありましたから、三角形のような山型の握り飯を「おむすび」と呼び、「おにぎり」には特に形の決まりはないとする説があります。
また、「おにぎり」は「鬼切り」、「おむすび」は「お結び」からきたという説もあります。一方は鬼退治の道具、魔除け・厄払いの効果が期待され、もう一方は人と人を良縁で結ぶといった縁起の良い食べ物とされていたようです。個人的には、「おむすび」の方が温かみを感じるように思いますが、口から出るのは「おにぎり」。そういえば、死ぬ直前に食べたいものを問われたら迷わず「おにぎり」だと妻が言っていたことを急に思い出しました。
では、「寿司」と「鮨」、ともに「すし」と読みますが、使い分けはあるのでしょうか。「すし」の語源は「酢し」「酸し」と言われます。広辞苑では、「鮨」あるいは「鮓」と書かれ、「魚介類を塩蔵して自然発酵させたもの。またさらに飯を加えて発酵を促したもの」と解説しています。魚篇に旨いと書くことから、旨い寿司に限定されるような気がします。もう一方の「寿司」は当て字で、「寿を司る」と書くことから結婚式や祝い事の席で出されたハレの日のごちそうのようです。ですから、必ずしも魚を使わない、ちらし寿司やいなり寿司、助六寿司のように料理全般で使うことができるといえます。
おにぎり、寿司、焼き肉、ステーキ、好きなもの一品と言われたら何を選ぶかなぁ?
396 昭和世代だから…(24.4.18)
イチゴが旬です。我が家のプランターでも白い花を咲かせています。「あまい・まるい・おおきい・うまい」の頭文字をとってネーミングされたあまおう(福岡県)やいちご王国といわれる栃木県のとちおとめほか、やよいひめ、とよのか、紅ほっぺなど様々な品種があり、全国各地で独自の栽培を行っているようです。ちなみに、世界一のいちご生産国といえばダントツで中国、次いでアメリカやトルコのようです。一方、日本のいちごは世界的に見ても品質が高いといわれます。
最近は、このいちごにヨーグルトをかけたものが朝食に時々登場します。練乳を少しかけて食べますが、どうしてもいちごを潰したくなります。ピンク色に染まったヨーグルトがおいしいことおいしいこと!これも昭和のおじさんの証でしょうか。いや、おじいさん?
話は変わりますが、「御御御付」を読めますか。フリガナをつけると「おみおつけ」となります。こんな言い方を知っている人の方が少なくなったかもしれませんが、その意味は?味噌汁を丁寧に表現した言葉です。「おみ」は味噌のことで、「おつけ」は汁物のことを言うとする説があります。また、「おみ」は接頭語の重ね表現とする説もあります。例えば「御御足(おみ足)」「御御酒・御神酒(おみき)」「御御輿・御神輿(おみこし)」「御御籤・御神籤(おみくじ)」など。こうした言葉は、どれも室町時代に使われていた女房言葉から派生したものだと言われますから驚きです。
もう一つ、ご飯のお供になる「おこうこ」という言い方があります。漢字にすると「御香香」と書きますが、漬物を指します。「お新香」とか「香の物」という言い方をするので、「香香」の丁寧な言い方であることは自ずと納得いきます。日本語大辞典によると、大根の漬物をいう女房言葉とされるので、御御御付と通じるところが大いにあるようです。
こんな言葉を以前は普通に使ってきましたが、調べてみて初めて知ることがあるからやっぱり面白い!
395 こころの劇場(24.4.17)
職員室の手洗い場は、茶渋などで汚れます。そのままになっている期間が長いと、スポンジを手にして磨いてしまいます。トイレの水場や鏡も汚れていることがあります。やっぱり手洗いのついでにゴシゴシ!「家ではまずやることがないのに…」と怒られそうです。
先週末、トイレに入ると床が水洗いされるとともに、手洗いのために手を伸ばした先の蛇口がピカピカ光っています。自分の顔が映っているなんて気持ちがよいものです。子供たちが使うトイレも、便器だけでなく手洗い場まで磨かれていると嬉しくなるのではないかと想像します。掃除は、する者・使う者両方の心も磨いてくれるものではないかと思うのです。「『トイレもきれいな学校』でありたい」、これは今年度も重点目標としています。
さて、6年生は今日、市川市文化会館で行われる『こころの劇場』(劇団四季)に出かけます。命の大切さや人を思いやる心、信じあう喜びといった、人が生きていくうえで大切にしたいことを、舞台から語りかけるとともに子供たちを笑顔にするという、社会貢献プロジェクトです。16年前に始まり、毎年、北海道の利尻島から沖縄県の石垣島まで、日本各地を回って無料で招待してくれます。
コロナ禍には動画配信という形でしたが、昨年度は3年ぶりに劇場として137都市で約50万人を動員したといいます。数多くの企業や団体、行政の支援や協力あって実現しているこの活動で、今年上演されるミュージカル『エルコスの祈り』も楽しみです。
394 6万円のご縁(24.4.16)
童謡など、小さい頃に耳から入って覚えた歌詞が、文字にすると実は違う意味であることに随分経ってから気づくということがあります。例えば『ふるさと』の「うさぎ~追いし~」は「美味し~」だとずっと思っていましたし、『夕焼け小焼け』の「負われてみたのは」を「追われてみた」と勘違いしていました。『君が代』だって、「巌となりて~」が指導があるまで「岩音」でした。小学校母校の校歌に「松の若芽の~」と歌う箇所がありました。「松のワカメ」って何だろうと疑問に思いながら歌っていたものです。歌ではありませんが、ずっと「ふくろはぎ」だと思っていたことが、作文の添削で「ふくらはぎ」だと知って恥ずかしかったことまで思い出されます。
中学3年の道徳に『6万円のご縁』という教材が掲載されているようです。当時、沖縄県の高校生だったAさんが島へ渡るために空港に向かっていたといいます。でもどこかで航空券代を入れた財布をなくしてしまいました。途方に暮れていると、事情を知った男性が6万円を貸してくれたのです。慌てていたAさんは連絡先を聞くのを忘れてしまいました。その後、借りたお金を返したいと新聞を通して呼びかけ、数か月後に再会を果たしたといいます。教科書では、この出来事をもとに二人の思いを考えることを促しています。自分がこの男性だったら、相手を信じてお金を貸せるでしょうか。考える以前の問題かも。だって、そんな持ち合わせがあるわけないので。いやいやそういう問題ではなくて、と自分を諫めます。
ちなみに、お賽銭を放るときに5円や45円という金額が頭に浮かびます。「ご縁」「始終ご縁」にかけて縁起を担ぐわけです。逆に賽銭の金額に向かないものもあります。33円(散々な目に合う)、65円(碌なご縁がない)、75円(難のご縁もない)、85円(やっぱりご縁がない)、95円(苦しいご縁に合う)、105円(当分ご縁がない)などだそうです。やっぱり気前よく6万円かな?
393 クイズde脳トレ(24.4.15)
朝、洗濯物を風呂場でハンガーにかけながら鼻唄を歌っている声が聞こえます。歯磨きのために洗面所まで行くと、童謡『夕焼け小焼け』であることがわかります。なぜこの時間帯にこの歌なのでしょう?しかも、これって季節が真逆では?とは思うも、着替えながら口ずさんでいる自分に気づきます。どうも欠伸同様、鼻唄も人に伝染るようです。
物忘れが結構あって自分でも心配になります。息子に話したら、「頭の体操になるからゲーム機あげようか?」と言われました。性に合わないので断り、クロスワードなどで脳をほぐしています。ある時、こんな問題がありました。「高身長で高血圧な動物」「一等星プロキオンがある」に対して、多分これかな?と思いつつも自信がありません。マス目が埋まっていく中で「やっぱりね」となるわけです。それでもキリンやこぐま座に関する知識を更新できるわけですから、十分頭の体操にはなっているわけです。
そんな中に登場しそうなもの。広辞苑によれば「大根のように太くて不恰好な女の足」と記されています。答えはそのまんまです。そう「大根足」のこと。今の時代、“女の足”という箇所に引っ掛かりを覚える人は少なくないはずです。逆に、スラっとして細くキレイな足を「カモシカのような足」と形容しますが、どうもカモシカではないようです。
クロスワードパズル以外にも「漢字抜け熟語」が、新聞や雑誌に登場することがあります。先日も解いて、とりあえず完成した四字熟語にハテナマーク。「山原水鶏」となるのです。なんだこれ?と思って検索すると、「ヤンバルクイナ」と読むそうです。わからなかったことが明らかになると嬉しいものです。すぐに忘れちゃうけど…。子供たちの知る喜びだって広げていきたいと思います。
392 諦めたらそこで試合終了!(24.4.12)
新装版『スラムダンク』全巻が、古本屋でセット売りされていました。バイブルのように大事にする人もいますし、海外でも人気の漫画ですが、一度も読んだことがなかった私。にもかかわらず、20%オフの表示がまるで悪魔のささやきに聞こえるのです。漫画コーナーに佇んでしばらく考え、その日は一旦帰宅。翌々日もう一度足を運びました。売れていたら縁がなかったということで諦めるつもりで…。書架の前に立って真剣に眺め回すけれど見つかりません。「一昨日はここにあったよなぁ」と思う場所を集中的に探すのですがない!諦めずに、漫画のタイトルを目で追うこと3~4周目くらいに発見!!違う場所に移されていました。縁を感じて大人買いとなったのは言うまでもありません。でも、読む時間がない!さすがに電車読書はしたくありませんから、じっくりと時間をかけて楽しみます。
さて、久しぶりに『プロジェクトX』を観ました。実に18年ぶり!「新」の文字が付いてスタートしましたが、主題歌は中島みゆきさんの『地上の星』、エンディングは『ヘッドライトテールライト』と変わることなく嬉しくなります。初回は「東京スカイツリー」の建設現場でした。高さ634mという未知の世界に挑んだ技術者と職人たちのドラマ。学校からも江戸川べりからもよく見えるスカイツリーですが、番組を見た後では見え方が違います。明日の放送は、カメラ付携帯電話の開発の裏側が見られるようです。困難であればあるほど、成し遂げた感が大きいのはどんな仕事でも同じ。これは子供たちの活動だって通じるものがあります。
今年度初めに立てた、ちょっと難しめの目標に諦めず挑戦することで、違う世界が見えてくるのかも…。
391 ボウリング(24.4.11)
大リーグでは、日本人選手が活躍をしています。ドジャースには大谷選手に加えてピッチャーの山本選手が加わり、先日のカブス戦では、相手チームに今永投手や鈴木選手もいましたから、朝から大リーグ中継を観てしまいました。
大谷選手の結婚も話題になりましたが、お相手は180cmもある元バスケ選手。互いに長身なのでお似合いです。155cmの妻は、「私との身長差は35cmかぁ」と呟きます。30cm定規以上の開きがあるわけですが、みつはしちかこさんの4コマ漫画『小さな恋のものがたり』も、背が低いことを気にしている女の子チッチと、背が高くてハンサムなサリーの恋愛模様を描いた作品です。どうも、自分と大谷選手をチッチとサリーに置き換える勘違いをしている様子。
さて、ある時代に大流行したボウリング。それにあやかってボウリングゲームも売れました。当然、我が家にもありました。ピンをセットしたり自動でボールが戻ってきたりして、スコアをつけて一人ボウリング大会をしたものです。
初めて本物のボウリングをしたのはいつだったでしょう。比較的軽めのボールを使いたいけれど、指が入らず、なかなか自分に合ったボールを見つけられないものです。ゲームになると投げ方に性格が表れる気がします。ピンを吹き飛ばすことを好むパワーボウラー。ボールに回転をかける人。私の場合はストレートボールなので、レーンの数メートル先にある印のどこを通過させたら、ヘッドピンと2番ピンの間に当たるかを考え狙いました。3ゲームもやると、翌日の腕は悲鳴を上げていました。ただ、ボウリングゲームで遊んだおかげで、機械に頼ることなくスコアを完ぺきに記録できたのです。
中学校ブロック内の小中学校で、親睦を兼ねたボウリング大会を開催して、居酒屋で二次会なんていうこともあった時代が懐かしい。いや、今だって職員のモラールアップのためにやるのもよいかも。
390 交通死亡事故ゼロの日(24.4.10)
昨日春の嵐で、近所の公園の桜は、いくつもの蕾がついた根元から飛ばされて地面にたくさん落ちていました。今日は中学校の入学式です。近隣の中学校へお祝いのメッセージを贈ることを失念していました。ごめんなさい。今からでは相手に迷惑なので、皆が見るわけではありませんが、ここに記させてもらいます。入学おめでとう!自分で決めたことに向き合って、まずは全力で挑戦してくださいね。
先日、運転免許証の更新に免許センターへ行きました。コロナ禍以来、予約制であったりオンラインで30分の講習を受講できたりと便利になりました。日曜日でしたが、長蛇の列に並ぶこともなくすんなり終了です。写真撮影は最後でしたが、部屋の手前の廊下沿いに鏡がいくつも取り付けられていました。髪や服を整えるためにどの人も一度は鏡の中の自分を見ていましたが、私はその前を素通り。というわけで、めでたくゴールド免許を手にしたのでした。お~、久しぶりに会えました!
さて、車などを 運転していると、自然と道路標識が目に飛び込んできます。以前、滑りやすいことに注意を促す看板に描かれたスリップ痕が変ではないかと書きましたが、今回は「学童注意」の看板の図柄です。男の子と女の子が歩いているのですが、男の子の頭には昔ながらの「学生帽」と思われるシルエット。サザエさんのカツオ君も遊びに行くときもしっかり被っていた時代があります。私が中学生の頃も学生帽を被りましたが、それが当たり前だった時代のデザインが今も残っているということです。ちなみに妻には、男の子が女の子をふざけて押している場面に見えるそうです。そういう目で見ると確かに…。
春の全国交通安全運動週間が、6日から15日まで行われています。今日10日は「交通死亡事故ゼロを目指す日」だそうです。また、今日からしばらくの間、平田町会や新田2・3丁目自治会の方が、1年生と一緒に下校をしてくださいます。多くの人に支えられていることを感じ、挨拶や会話を交わしてつながりを深めてほしいと思います。中学生になっても、自他の命を大切にできる人であってください。
389 素敵な一日を演出(24.4.9)
暖かくなってくると、湯船の中でウトウトしてしまい、ハッとすることがあります。溺れる危険があるので要注意です。気持ちがよいのでゆったりと長い時間湯船に浸かっていると、あまりに静か故、扉越しに「起きてる?」とも「生きてる?」とも判別つかない声が飛び込んできます。そんな声で我に返るなんて危ない!。
そういえば子供の頃、父母だったか祖母だったかと一緒に風呂に入ると、必ず肩まで入って百数えさせられました。子供は、往々にして烏の行水(今は言わない?)であることが多いため、湯冷めしないようにしっかり湯に浸からせようとしたのだと思いますが、今はそんな習慣はなくなっているのでしょうか。シャワーだけで済ませてしまう人もいるのかもしれません。
さて、一昨日は晴れ間も見られたので、柏の葉公園にお花見に出かけました。芝生の広場を囲むよう植えられた桜が満開!時折、頬を撫でるくらいの風に花びらが落ちてくる程度ですし、何よりも暖かくて最高な演出です。どこかの団体の親睦会と思しき集団は、大きなブルーシートと大量の椅子、仕出し弁当を詰めた段ボールを運んでいましたし、真新しいランドセルを背負った子供を何人も見かけました。おそらく桜の木の下で新入学のお祝いの写真撮影なのでしょう。
スマホで手軽に動画まで撮れて、観たいときにいつでも観られるなんて羨ましい。何年経ってもすぐに見返すこともできますし…。我が子たちの時にもビデオを回したり編集したりしましたが、記録媒体が古くてもう観ることができなくなってしまいました。小さい頃のあの姿をもう一度観たいと思うことが最近多くなった気がします。
今日は入学式。生憎の天気ですが、気持ちだけは青空になれるような演出をして迎えたいと思います。初めて小学校に入学させる保護者にとっても素敵な一日になるように…。
388 始まりの日(24.4.8)
例年より開花が遅かったせいで、桜がよい感じに咲いています。いよいよ令和6年度の始まりです。子供たちはきっと、どんな先生と出会うのかワクワクドキドキかもしれません。子供たちの今を空っぽのグラスに例えるなら、ときめきでグラスを満たし、炭酸の泡のようにふつふつと湧いてくる笑顔を弾けさせる姿を大切にしたいと思います。
春の庭もワクワクします。クレマチスやライラック、モミジや山椒が、新芽を出しています。若い芽が次から次へとバトンを繋いでいるように見えて、命が続いていく不思議な感覚にとらわれます。学校のプランターでは、ビオラやパンジーが新学期もきれいに咲いて子供たちを迎えます。校庭やなかよし広場にもたくさんの春を見つけることができます。
さて、天気予報が気になるのはどんな時でしょう。旅行に出かけたり結婚式があったり…。学校では、卒業式や明日の入学式、運動会、宿泊学習など様々です。残念ながら、明日は晴天とは程遠いようです。ところで、ニュースなどで天気予報を見たとき、「東京」や「千葉」の天気や気温が表示されることが多くありますが、どちらを参考にするでしょう?我が家は、お天気マークによりその日の地域が東京寄りだったり千葉寄りだったりと、都合よく解釈を変えています。
春休み中に学童に通う子や放課後子供教室で遊ぶ子、バスケットクラブ員たちに会いました。キラキラした顔で、口々に大声で呼んでくれてうれしくなりました。新しい教頭先生と一緒に歩いていましたが、さすがに知らない人には「誰?」といった顔。あるいは興味津々で「もしかしたら」という顔。ただ、私にはハイタッチで応えても、教頭先生が出した手には反応なし!そうそう、知らない大人には気をつけようという教えを忠実に守ってエライけれど、校長と一緒ですから不審者ではありませんねぇ…。そんなこんなで、明日は89名の新入生を迎え入れます。昨年度の入学式では、梅田俊作さんの絵本『がまんだがまんだ うんちっち』を読みましたが、今年は…、ナイショ。
校長のつぶやきのページも3年目に入りました。子供たちのために新しいことにも挑戦していきますので、どうぞよろしくお願いします。