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秋のお話し会

10月26日(水)、読み聞かせサークルこんぺいとうによるお話し会が一年生を対象に開催されました。

演目はプロジェクターを使用した『おおきなかぼちゃ』の読み聞かせ、そしてブラックシアターパネル『こんぺいとうのココちゃん』の二本立てです。

一本目の『おおきなかぼちゃ』は日本でも有名なトルストイの作品『おおきなかぶ』をオマージュした作品。

パンプキンパイをこっそり食べたい魔女ですが、かぼちゃはびくとも動きません。

ゴーストにも、吸血鬼にも、ミイラにも、かぼちゃを動かすことができません。

最後に現れた一匹のちいさなこうもり。

こんな小さなヤツが役にたつものかと笑われても、賢いこうもりにはよい考えがあり…というお話です。

勘のいい子どもたちはお話の途中から『おおきなかぶ』を彷彿とさせることに気が付いた様子でした。

個性豊かな登場人物たちの声をこんぺいとうのお母さんたちが見事に演じ分けます。

テンポの良い掛け合いに子どもたちの笑い声が体育館に響き渡りました。

二本目の『こんぺいとうのココちゃん』はブラックシアターパネルの幻想的な世界感の中で繰り広げられます。

自分探しの旅に出かけた主人公が、行く先々で出会う生き物たちとの対話を通して自分の在り方を見つけるお話です。

映画館の様に暗くなった館内で美しく浮かび上がる手作りの絵、そしてお母さんたちの心地良い読み聞かせに子どもたちは肩を寄せ合い魅入っていました。

お話し会の最後にはサプライズでお母さんたちから手作りの栞をプレゼント。

帰り際には「また来てください」「おもしろかったです!」とお母さんたちに笑顔で伝える子どもたちを眺めながら、このお話し会が彼らにとって心地よく豊かな時間であったことを実感しました。

開催に際しご協力いただいた先生方、そしてこんぺいとうの皆さん、素敵なひと時をありがとうございました。