大洲小NEWS

1年生:道徳「はしのうえのおおかみ」

一本橋を渡るおおかみ。うさぎやきつね、たぬきが前からくると、「もどれもどれ。」とどなって、自分が先に通ります。

ある日、おおかみがいつものように橋を渡ろうとすると、大きなくまが前から橋を渡ってきました。おおかみは下がって譲ろうとしましたが、くまは、おおかみを持ち上げて後ろにそっとおろしました。

次の日、おおかみはうさぎにも同じように体を持ち上げて、後ろにそっとおろしました。

不思議なことに、おおかみは前よりずっといい気持ちでした。

さて、子どもたちは、おおかみの気持ちをどのように感じとったのでしょうか。

はじめは、「いじわるしちゃおう。」「みんなをこまらせよう。」「いじわるするのはおもしろい。」

それが、自分より大きなくまにだっこしてもらったことで、「じぶんもやさしくしてあげよう。」「やさしくすると気持ちがいい。」と、おおかみの気持ちが変わりました。

さし絵を見ていた子どもから、「やさしくなったおおかみさんのまわりには、ちょうちょもトンボもやってきたよ。」「やさしいかんじがわかったからだと思う。」

いじわるするときとやさしくするときの気持ちの違いを感じ取ることができたようです。

友だちに親切にしたときの気持ちを味わってほしいと思いました。