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2025年6月の記事一覧

038_格闘技(25.6.9)

 中学校に入学してどの部活にするか悩んでいるとき、「もらった防具一式があるから、剣道をやってみたら?」と母に言われました。それで入部した素直な私ですが、素振りとすり足ばかりで夏を迎えました。ムッとする生温い空気の中に香り立つ(?)防具。鼻が曲がるかと思うくらいの汗臭が嫌だったのと、手ぬぐいをうまく巻けないなんてしょうもない理由で退部したのが8月終わり頃。新しく買った竹刀が寂しそうだったのが忘れられません。そして、2年生からは友達の誘いでサッカー部に入ったのですが、技術が伴わず試合に出ることはありませんでした。

 一方、祖母がプロレス好きだったこともあって、幼少時から毎週テレビで観戦していました。ジャイアント馬場やアントニオ猪木、デストロイヤー、ジャンボ鶴田、ドリーファンクJr、スタン・ハンセンなど、次々と思い出します。『スカイ・ハイ』が流れる中登場する覆面レスラーのミル・マスカラスに憧れて、タイガーマスクのような覆面レスラーになりたいと思った時期もありました。額が傷だらけの悪役ブッチャーは憎めませんでしたし、蒙古の怪人と呼ばれたキラー・カーンが日本人だったと知ったのは訃報の時。あんなに夢中になったのに、今は全く興味なしなんて、なぜでしょう。

 ただ、ボクシングはいまだに観ます。世界が認めるモンスター・井上尚弥の試合は、わくわくします。昔、画面に食い入って観たのは具志堅用高。輪島功一やガッツ石松も好きでした。ある意味、サッカーやラグビーも格闘技かもしれません。16文キックやウエスタンラリアートを繰り出せばレッドカード確実ですが、華麗なステップや技以上に、体のぶつかり合いや駆け引きはやっぱり魅力です。

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