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Bee's Cafe

134_捻り・捻じれ・捩れ(25.12.3)

 イチロー氏や松井氏、大谷選手など、大リーグで活躍する野球選手が多数輩出されますが、その先駆けともいえるのが野茂英雄氏。独特のフォームはトルネード投法と呼ばれて旋風を巻き起こすとともに、日本人選手のメジャー挑戦の道を切り拓いたわけです。トルネードは竜巻ですが、体を大きくひねる動きからそう名付けられました。

 「ひねり」や「ねじれ」で思い浮かぶのがなぜか大根。旬の大根は、道の駅やスーパーでこれでもかというくらい並んでいます。その中から選ぶポイントは、先端が丸めであることとひげ根のくぼみに斜めのねじれがないことの2点。土壌が固いなどの理由でストレスがかかって辛みが強くなるらしいので避けるようにしています。

 先月初旬に亡くなったJ・ワトソン博士らが72年前に発表した、生命の設計図ともいえるDNAの二重らせん構造もねじれの一つ。こう考えると、身の回りの世界がねじれている物で溢れているかが見えてきます。

 俳句「朝顔に つるべとられて もらい水」にある朝顔の蔓も、自然とらせん状に巻きつきます。いま目の前にある水筒の蓋や排水溝を流れ落ちる水、台風の渦、神社や神棚のしめ縄など、生活の中に溶け込んでいるものばかり。つむじもねじれの一種でしょうか?ある人が、「排泄物だってねじれながら出てきます」と言っているのを聞いて頭の中に画像が浮かんでしまいました。

 「ひねり」を利かせた受け答えは素敵ですが、性格が「ねじれ」ていると言われるのは勘弁!でも、身体の「ゆがみ」は年相応…。

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