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本校の図書室に「りんごの棚」が開設されました。
りんごの棚は、様々な人が本を利用できるようバリアフリーに配慮した本を紹介しているコーナーのことで、1993年にスウェーデンの図書館で始められ今では全世界に広がってきています。
令和6年9月現在、本校のりんごの棚には以下のものが置かれています。
・「LLブック」(写真や絵、ピクトサイン、フリガナ、分ち書きを取り入れた本)
・「さわる絵本」(紙面に点字や凹凸があり、触れることでも内容がわかる絵本)
・「色弱紹介絵本」(色弱者にはこのように見えるということを紹介した絵本)
・「布絵本」(厚手の布に刺しゅうやアップリケ等で表現した本で、五感をより刺激する本)
・「音声デイジー再生機器」(CDで製作された録音図書を視覚や音声で再生する機器)
※一部、公益財団法人「文字・活字文化推進機構」や「市川市立中央図書館」の特別な協力によりお借りしているものもあり、それらは期間限定の展示となります。
☝ さわる絵本
☝ 布絵本
また、りんごの棚から始まった読書のバリアフリー化への取組は、様々な形で広がっています。
☝ ピクトサインを取り入れた表示
☝ リーディングトラッカー
本校の図書室で実践している読書のバリアフリー化の一例を挙げると、分類表示に「ピクトサイン」を取り入れ、どこにどのような本があるのか解りやすくしたり、画像のように読んでいる行の両隣の行を隠すことで目が見えづらい人や集中しづらい人の読書をサポートする「リーディングトラッカー」をそろえたりしています(本校の生徒で使ってみたい人は学校司書さんに申し出てください)。
9月20日、全校集会の場で図書委員の生徒たちがこれらの取組を紹介しました。その後興味を持ってくれた生徒たちが図書室を訪れてくれています。
「読書のバリアフリー化」は、障がいのある方だけでなく、読書に親しみのない人たちにも優しい取組です。ぜひ多くの人に本の良さや進化する図書室(図書館)を感じてほしいと思います。
また、りんごの棚は、爽風学園共通の取組として、3校で進めています。
【今日の給食】9月27日
スパゲティナポリタン、コールスローサラダ、梨のしっとりマフィン、牛乳でした。