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R6.9.24 5年生校外学習(製鉄所見学・地引網体験)
3連休明けの24日(火)に5年生は校外学習に行きました。5年生の社会科の学習は国内、特に産業が主になります。行き先はまず製鉄所、場所は君津の日本製鉄でした。
ここ数か月、アメリカのUSスチール買収にかかわるニュースで頻繁に見聞きする会社名ですね。ちなみに日本製鉄は国内業界トップ、2位はJFEであり、ともに千葉県です(製鉄所内の写真はホームページへのアップ不可とされているため、載せていません。しかし東京ディズニーランド20個分の敷地というとてつもない広さ、高炉の高さ、出来立てでまだ液体の鉄が容器に入れられて列車で運ばれる様子など、子どもたちは見られてよかったと思います)。
また「鉄」は現在の我々の生活を支える根幹といえます。鉄がなければ、世界の多くの国々が困ってしまいます。日本では、鉄の原料となる鉄鉱石は全く産出されませんが、原料を輸入し(世界2位。以下2022年の数字)、それを鉄鋼として生産し(世界三位)、輸出する(世界4位)のが、製造における日本の主な産業や貿易の形です(「加工貿易」と小学校では習いました)。
さらに、見学で学習したのは、鉄は「リサイクルの王様」と言われる程にリサイクル率が高く、環境にやさしいとのこと。しっかり捨てられればですが、磁石で容易に収集が可能なので、あとは溶かして様々な形になって生まれ変わります。アルミニウムや炭素繊維も注目されていますが、作る際にコストや環境への負荷がかかり、リサイクル率も鉄ほど高くないそうです。
「鉄」において、日本は世界トップレベルの技術がありますので、今後10倍の強度を持つ鉄を作れれば、10分の1の量の鉄で済むので、さらに環境にやさしくなる。改めて鉄のすごさを見た思いです。
次の目的地は、富津海岸。ここで地引網体験を行いました。漁業も海洋国・日本を支える非常に重要な産業です。体験するのは、地引網。実際、綱・網を引くのはものすごく重いですし、ある程度引っ張ったら、また波打ち際まで移動して引っ張る、を繰り返すという、那須先生曰く「お助け綱引き」の要領でした。
これを仲間と一緒に力を合わせたという経験、昔から行われている漁業を体験できたこと、生きた魚を捕ることができた経験は貴重です。たくさんのコハダ(いいお寿司になる)や小魚とともに、大ぶりな鯛も5尾掛かりました。富津の豊かな海を感じました。
捕れたての魚を各家庭へお土産に、というのは数的にも衛生的にも難しいので、本当に残念ながら「捕った魚はお礼に網元さんにご寄付する」形としました。
校外学習ならではの学習ができました。