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R6.11.6 ブロック定例研(東国分爽風学園)
毎月先生方の研修の機会として定例研が行われていることは、ご存じのとおりです。
先生方はそれぞれ「専門教科」をお持ちですので、普段の定例研では曽谷小学校の先生方も、それぞれの専門教科の会場に分かれて出席することになります。
しかしながら昨日は「ブロック定例研」といって、中学校ブロックで集まって定例研を行う日でした。ですから、曽谷小は東国分爽風学園として稲越小と東国分中と3校で研修を行います。
主な研修内容はICT活用でした。ICTとは情報通信技術の頭文字で、主にタブレットをどのように授業に活用していくかを学びました。
講師は東国分中の所先生でした。東国分中に兄弟関係のある保護者の方はご存じのことでしょう。この所先生は、その類の書籍でも取り上げられるぐらいICT活用に長けていることで有名な先生です。
当日は2年生の理科の授業。
紙コップに何か入っている。上にはアルミホイルで蓋をしてるので何が入っているのかはわからない。ですが、小さな穴が開いているので、匂いを嗅げば何が入っているかの予想は立てられる。この段階で生徒たちは「ボンド!」という意見が大半。当然、ボンドだと思っている匂いを嗅いだだけでは体に反応は全く表れない。
次に蓋を取って中身を確認。中は梅干しだとわかると、見ただけで唾液が出てくる反応を示す生徒が出てきます。
それでは予想。「この反応は脳を通過した反応なのか?」。各自の予想の表明もタブレットで行います。脳を通過すると考える生徒は青いカード、脳を通過しないと考える生徒はピンクのカード。
全員が予想を表明し、一覧にすると青とピンクが半々であることがわかります。それぞれのカードの下には名前があるので、誰がどの考えをしているかが一目瞭然です。挙手をさせて、数を数えて…などとやっているよりも遥かに速いしわかりやすい。この機能だけでも、他にいろいろ使い方が広がりそうだと感じました。
この後はグループに分かれて話し合い、グループで話し合った内容をカードに打ち込んで提出してもらいます。全グループが提出すると、どのグループがどんなことを考えているのかがわかり、ここからまた話し合いが続けられそうです。
最後は、先生からこの単元に関する問題が出題されていて、話し合いが早く終わったグループは問題に取り組みました。自動採点で、その場で正解不正解がわかり、不正解の問題は再度取り組むことができるので、確実に定着します。先生の所には、誰がどの問題を正解し、どの問題で躓いているのかもすぐに確認できます。正答率も残るので、後で先生が評価するときも労力が減ります。
こんな風に簡単に説明しましたが、確実に教育は変わりつつあります。そして自分が取り残されつつあることを実感しました。教職員一同、さらに研修に励みます。
このように教職員は日々研修を続けています。