児童の様子

授業風景18 自然観察教室 4年(確かな学力:体験活動の充実)

毎年、4年生市川自然博物館の学芸員の方をお招きして,春と秋に自然観察教室を行っています。子ども達を前に講師の先生は「実物を見ることが大切」と話しているのが心に残りました。観察のスタートは職員玄関前のイチョウの木です。イチョウの木には雄雌があり、雌(めす)の木にだけ実がなり、中に種があることを話すと「銀杏?」と聞き返していました。隣のビワの木では黄色に実がたくさん生っていました。色づいた大きな実を見て「食べたいなあ」と口々に言っていました。隣の観察池にはヒキガエルの無数の黒いオタマジャクシが泳いでいました。鬼高小周辺に棲んでいる野生のヒキガエルにとってとても重要な池で3月になるとこの池を目指して、卵を産みに来るということを教えてもらいました。また、この池が無くなったら産卵場所がなくなるのでヒキガエルも滅んでしまう、という話も聞きました。ヒキガエルの寿命は10年くらいで、池では暮らさないことを教わると、みんな驚いていました。この後は、学校を取り囲む植物を移動しながら観察しました。カタバミ(植物)とヤマトシジミ(蝶)の関係ムラサキツユクサ梅、かしわばアジサイ、きのこ(かわらたけ)、さつき・・・・。学芸員さんの説明を受けながら、子ども達は聞き逃すまいと一生懸命にメモを取っていました。また、虫などを見つけると、講師の先生に聞きに行くと、すぐに教えてもらえるので子ども達も興味を持って観察していました。実物のものを見たり、触れたり、においをかいだりと目を輝かせて学習に取り組む姿を見て、体験活動の重要さを実感しました。