たすのかな、ひくのかな
2月3日、授業力アップのための職員研修として、昭和学院小学校の算数の先生をお迎えし、授業をしていただきました。
3年生、「小数」。
バレンタインデーには少し早いけど・・・
チョコレートを2枚手にじゃんけんゲーム!
買ったら1枚もらえて、負けたら1枚渡す。
「はじめ~!」
1分もたたないうちに、「先生ぇ~、チョコレートなくなっちゃったぁ~。」と子どもたち。
「どうしようかぁ~。」と先生。
「これ、10個に切って、1個ずつ渡せばいいんじゃない。」と子どもたち。
「じゃあ、それでやってみよう!」と先生。
ちょきちょき、ちょきちょき・・・。
「では、2枚のチョコレートを切って、20個にしたチョコレートをもって、じゃんけんゲーム、はじめぇ~!」
小さくなりましたが、手持ちのチョコレートが増えたので、ゲームも盛り上がりました。
さて、結果は?
元の1枚のチョコレートにしてみると・・・。
「2枚と3個。」と、Aさん。
「そうだね。2.3枚とも言えるよ。」と先生。
「・・・・・。」子どもたち。
小数の概念を形成するまでには、もう少し学習を重ねていきます。
1年生は、「たすのかな、ひくのかな」。
「枝に鳥が8羽います。5羽飛んでいきました。何羽になりましたか。」という問題。
絵を描いたり、数図ブロックを動かしたりして、「ひきざん」ということがわかりました。
みんなが理解でき、めでたしめでたし・・・。
最後に先生が、「今日、お勉強したところ、もう一度読んでみようね。」と。
「枝に鳥が8羽います。5羽飛んで きました。何羽になりましたか。」
「あれっ、たしざんだ。たしざんに代わってる~!」と子どもたち。
「ん?どういうことかな。」と先生。
授業はここまで。
この後の協議会では、数の概念を理解させるための方法や手立てだけでなく、子どもたちが考えたくなるような仕掛けについても教えていただきました。
質の高い授業を目指して、先生たちも学んでいます。