南極メシ、人気№1は?
11月20日、5年生が校外学習にいきました。
最初の見学先は、東京農業大学の食と農の博物館。
鶏のコケコッコーの声と学芸員を目指す学生さんたちに出迎えられました。
特設コーナーは、「南極メシ」。
南極とは思えないくらい豪華な食事!
でも・・・、一番人気は、なんと千切りキャベツ! 二番は、もやし・・・。
葉物野菜は貴重なのでしょう。
野菜の促成栽培もしているようです。
学芸員を目指す大学生たちから学ぶ大野っ子です。
常設コーナーの一つ目は、日本古来の食の姿。米と野菜の生活風景が再現されていました。
東京農業大学では、醸造を学ぶことができるのだとか。
たくさんの日本酒が並んでいました。中に、東京農大のマークが入ったものも。
常設コーナーの二つ目は、マダガスカルを再現した温室。
出迎えてくれたのが、50㎏級のリクガメ。
「このカメは、50年から80年生きるといわれている。最後まで見届けられないよ。」と学芸員さん。
「生き物を飼うときは、どのくらいの大きさになって、何年生きるのか調べてから飼おうね。」とのこと。
学芸員さんの後ろには、40匹ほどのサルたちが。
「このサルたちは、古いサルたち。夜行性になることで、種を保存できたんだ。」と学芸員さん。
学芸員さんが言うには、われわれ人間は新しいサルなのだと。
たとえ敵がいなくても、同じ食、同じ居住地にいるものは、淘汰されていくと・・・。
世界レベルで見れば、人口増加、気候変動による生産量の低下、飢餓・・・、食について学ぶことは、種の保存のために必要不可欠なのでしょう。
次は、乾燥地帯の植物の代表であるサボテンについて。
植物は、幹、枝、葉という作りになっており、サボテンのチクチクしたとげのようなものは「葉」であると。
チクチクしたとげのようなものが出ているところが幹であり、枝は幹の内部にあるのだとか。
乾燥地帯で、保水するための体のつくりだそうです。
これがサボテンの維管束、太くて長い!
常設展の最後は、魚博士の話。
200㎏近い大きなシャコガイ、シーラカンスの模型・・・。
それよりも人気だったのが、ヤマネズミ。
ネズミとはいえ、愛嬌のある姿に、みんな「かわいぃ~。」と。
最後はピラニアの紹介。
水槽の上には、金魚が二匹。
「これを水槽に入れるよ。」と学芸員さん。
「えぇ~。」と子どもたち。
「食物連鎖だね。みんなもステーキやお刺身を食べるでしょう。同じだね。」と金魚を水槽に。
ぱくっとピラニアは丸飲みに。一瞬の出来事でした。
ピラニアとサメの歯の模型も見せてもらいました。
針のように鋭い歯に、ピラニアやサメの恐ろしさを実感しました。
学びの多かった「食と農の博物館」でした。
学芸員の皆様、学芸員を目指す大学生の皆様、ありがとうございました。