中山小学校のブログ

4年生 自然観察教室

 季節ごとに行われる、中山小学校の校庭の自然教室です。今回も、市川市自然博物館の学芸員さんにいろいろなことを教えてもらいました。

 まずは、プールわきの木に、黄色いつぼみです。サンシュという花だそうです。春が、少しずつ近づいているのがわかります。

まだまだ寒い冬ですが、よく見ると花も咲いています。

クリスマスローズ、ラッパ水仙、ツルニチニチソウを見つけることができました。

 木には、梅の花が咲いています。紅梅と白梅です。昔は、紅白で縁起が良いので、紅梅と白梅を隣り合わせで植えたということも教えていただきました。

 

 じゃぶじゃぶ池の周辺には、たくさんの草が生えています。お花を育てている人には雑草ですが、自然観察をする人にとっては野草の宝庫だそうです。

 小さな花壇の中にも、ハコベ、ハハコグサ、ヒメオドリコソウ、ホトケノザ、ナズナなどを見つけることができました。

 ネギのようなにおいがするノビルや草餅に練りこむヨモギなども見つけることができました。

 じゃぶじゃぶ池のメダカは、水底で冬ごもりだそうです。

熊は冬ごもり、ヤマネは冬眠するというお話をしてもらいました。冬ごもりと冬眠の違いは、わかりますか?

 

 ショウブの池の中には、サカマキガイが池に入った落ち葉を食べていました。この貝が、池の落ち葉をきれいにしてくれるそうです。そして、池の中にはギンヤンマやアキアカネなどたくさんの生き物が住んでいるそうです。中山小と共に歴史が刻まれた結果だそうです。

 三角地帯は、強い風が吹いていて、今日は砂嵐の砂丘状態でした。それにも理由があるそうです。中山小学校が建つ場所は、昔は海沿いで海から吹き飛ばされてきた砂が積もってできたそうです。だから、三角地帯でも貝殻が見つかることもあり、もし見つけたら、それは縄文時代の貝だということを聞き、子供たちは宝探しのように砂地に目を凝らしていました。

「昔は,ここから海が見えたんだね。」

今回も、いろいろなことを学べた4年生でした。