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2025年9月の記事一覧

074_狩りと実り(25.9.2)

 朝日川柳の一句に「ぬいぐるみ以外は恐い熊と知る」(清水さん)が載るほど、近年、クマが人を襲う事件が多発しています。昨年度は、戦場ヶ原のクマ目撃情報を注視して、修学旅行で戦場ヶ原ハイキングを行うかどうか、多くの学校で迷ったことが思い出されます。今年は…?

 そのせいもあってか、「狩り」イコール狩猟をイメージしてしまいます。でも、夏の潮干狩り・秋の紅葉狩りに加えて、実った果物や野菜をもぎ取る、楽しい「狩り」もたくさんあります。とはいえ、実際にやったことのあるのは、いちご狩り・ミカン狩り・梨狩りくらいでしょうか。ブドウやサクランボ、桃など、たとえ食べ放題といえども、思ったほど食べられるものではなさそうです。子供たちが植えて、多くの人の協力があって秋に収穫できるサツマイモも、「掘り」であり「狩り」とも言えそうです。

 一方で、毎年丹精を込めて育てた果物が盗難に遭うといったニュースを毎年のように目にします。スイカやメロン、桃など、農家の人の思いや無念さを想うと胸がつぶれますし、悪意ある行為に怒りを覚えます。また、豪雨や雹などで、台無しになるケースも少なくありません。梨農家は8月の声を聞くころからこの先しばらく目まぐるしい忙しさなのでしょう。無事に嫁や婿?に送り出せることを願います。

 前任校では、秋にキウイや柿の収穫を児童と行いました。キウイは特別支援学級の「キウイボーイズ」にお願いしましたし、柿は渋柿なので、収穫から干し柿にするまでの一連の作業を行う「シブがき隊」を募集して活動しました。柏井小は、梅やビワ、ヤマモモ、ブドウ、甘柿など、季節ごとに豊かな実りがあります。記念樹のクルミだってありますから、楽しく実りある活動に結び付けられないか考えてしまいます

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