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2025年4月の記事一覧

009_鯉のぼりの思い出(25.4.24)

 学校だよりを2号(4/18発行)から紙媒体での配付をHP掲載に移行しましたが、そのアクセスが26とは…。知ってほしいことや思いが伝えられないのでは意味がありません。さてどうしたものか?毎回メールに添付した方がよいか検討中。

 さて、校庭で気持ちよさそうにたなびく鯉のぼり。毎年恒例の景色になっているなんて、他校児童からすれば羨ましい限りですが、その渦中にいると気づきにくいものです。「ありがとう」の語源は「有り難し」。つまり決して当たり前ではないということを、知ってほしいと思います。

 我が家は、弟と私の男兄弟の家庭でしたから、端午の節句前には鯉のぼりや鎧兜を飾って、健やかな成長を願ってくれました。特に、空高く揚げる鯉のぼりは、神様への目印ともいわれます。自宅の庭に知り合いがやって来て、立てた竿に泳ぐ4~5匹を眺めていた幼少の記憶。無風ではだらしなく垂れ下がっているのに、ひとたび風が吹けば、竿先の矢車がカラカラと音を立てて回り、吹き流しや真鯉、緋鯉などが悠然と泳いでいたのです。強風でも吹こうものなら、飛ばされてしまわないか、竿が倒れてはこないかと気をもんだのも半世紀以上前のことです。

 最近では、近隣の農家ですら鯉のぼりを揚げる光景は珍しくなりました。マンションベランダに、慎ましくおもちゃの鯉のぼりが飾ってあると、古き良き時代であったことを改めて思うのです。

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