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2024年3月の記事一覧
377 Spring has comeのはず(24.3.8)
月初めには必ず墓参りに出かけます。春先の今頃からの花粉や黄砂がたくさん飛散する時期は、墓石が黄色くなります。建立はしたものの、まだ誰も入っていない墓は見事なほど汚れます。大変なのは墓石に刻まれた文字のくぼみに汚れがたまりやすいこと。何しろ画数が多いので掃除しにくくて困ります。だから、次はお彼岸の頃かな。今は河津桜が見頃ですが、それがソメイヨシノに切り替わる頃に花見も兼ねて南無~。
桜と同じように、春らしい植物の一つにたんぽぽや土筆があります。昨日、なかよし広場のフェンス沿いの花壇に土筆をたくさん見つけました。かわいいので写真におさめたのですが、ピントの合っていない写真ばかりで断念して即削除。かわいいからといってこのまま放っておくと、スギナにチューリップの陣地を占領されてしまいます。写真同様、除かないといけません。ところで、土筆を食べたことがある人はどのくらいいるのでしょう?ビタミンE含有量は野菜の中でトップクラスだそうです。春にしか味わえない食材ですが、小学生の頃、祖母と採りに行って手間をかけて作ってくれましたが、おいしいと思った記憶はありません。
心配していた赤門脇の梅が蕾をつけています。体育館入口そばの桜は、今年も一番に咲きそうなほどの勢い。そうした変化に心を留めたい春!そんな今日《ミモザの日》は、湿って重い雪が朝から降っていて寒い!そんな中、食卓に置かれた朝日新聞の題字に目をやると図柄がいつもと違います。直近のものを見ると、モノクロで桜が描かれています。「本日限り!」という特別感がよいなぁと思う一方で、おそらく季節ごとに変わっている図柄に全く気づいていなかった自分の観察眼を嘆きます。
376 新たなスタートへ(24.3.7)
昨日は、お隣の県立市川工業高校の卒業式に参加させてもらいました。卒業生194名と在校生、保護者、教職員合わせて800名以上が体育館で祝う様子を壇上から見ることができました。昔ながらの式が粛々と進む中、高校ならではの場面もあって目頭が熱くなる思いがしました。
さて、NHKの土・日曜朝のニュースに登場する気象予報士の南利幸さんは、気象情報にまつわる駄洒落を連発して、とても明るいキャラクターで親しみやすい人物です。その南さんが、今年の東京の桜開花を3月18日と予想していました。ちょうど卒業式当日に当たりますがどうでしょうか?
2/27の「ブーム」と題した中でアメフトについて触れました。そのすぐあとに、オービックシーガルズの選手やスタッフが2年生を対象にフラッグフットボールを教えてくれる機会があったのでおしゃべりさせてもらいました。現役の二人(藤本選手と西村選手)は日本代表でもあるとのことですが、とても気さくで、子供たちとも打ち解けていました。すぐにチームのHPを閲覧してみると、目の前にいた二人の顔も見られます。東大や京大出身者も複数いてびっくりです。今シーズンはもうすぐ練習が始まり、公式戦に至っては5月5日からのようです。
ところで、このアメフトも関東・関西の大学リーグ等の日本一を決める「甲子園ボウル」や社会人Xリーグの「ライスボウル」は報じられることがありますが、日本代表チームだってあるのに話題にすら上りませんし、私を含めてその存在を知る人はほとんどいないような気がします。でも、携わる人たちと話ができてその人柄に親しみが沸き、にわかファンとして応援したくなりました。顔を見て話をする意味や効果ってこういうところにあるのだなぁと改めて感じます。
桜の開花に前後してスポーツシーズンが始まります。ドジャースの大谷選手のほか、新卒ルーキーも含めてワクワクさせてくれるプレイヤーがたくさん現れることを期待する春です。
375 酪農・畜産(24.3.6)
平田小学校の給食ではメイトウ牛乳が出ますが、八千代牛乳が提供される学校もあるようです。この八千代牛乳が、ウェブ上に酪農家経験者が描く4コマ漫画を掲載しています。現在、百作品以上ありますが、「第1作」ではなく「第1搾」と書かれるなど、興味深くページをめくれます。第21搾では「牛」のつく漢字をネタにしています。「犠牲」という熟語はともに牛偏ですが、これは家畜を清めて祭礼の供え物としていたことからきているらしいことを一コマで紹介しています。また第29搾では牛なぞなぞの4連発です。④は難しい!やってみてください。
①牛は牛でも、頭にのせる牛は?
②牛が通っても眠くならないのに、豚が通ると眠くなる場所って?
③牛は牛でも学校にいる牛は?
④牛があることをしたら石になったよ。何をしたのかな?
どうですか?答えはのちほど。
さて、随分前にスマホで読んだ漫画『銀の匙』は、『鋼の錬金術師』の作者 荒川弘さんが描く酪農青春グラフィティーともいえる作品。大自然に囲まれた大蝦夷農業高校に入学した主人公が、仲間に支えられ、時には家畜にコケにされながら奮闘するという物語です。
これを思い出したのは、日本の畜産を応援する趣旨の新聞広告を読んだからです。黒毛和牛の生産量が日本一の鹿児島県で、和牛に情熱を傾ける高校生たちを紹介していました。JA全農が主催する「和牛甲子園」で輝かしい成績を残す高校の畜産部員の熱い思いが伝わります。決して身近とはいえない職業としての畜産ですが、一筋の光を見たように感じます。飼料や燃料の高騰にもかかわらず奮闘する畜産業に携わる人々の思いを胸に、今日モ~肉や牛乳をおいしくいただきます。
さきほどの解答は、①ぼうし、②トンネル、③きょうし、④うがい(「う」が「い」になると?)でした。
374 平穏無事(24.3.5)
ある日、けたたましい消防車のサイレンの音が聞こえてきます。その数も尋常ではなさそう。外に出ると、靄のような煙が流れてきます。飯盒炊さんをするときの薪を燃やした匂いが漂います。野次馬根性がムクムクと沸き起こり、現場目指しました。2階の屋根を突き破って燃え上がる炎と消防や警察が激しく動き回るさまに、火事の恐ろしさを認識し直した次第です。決して自分の家が火元にならないようにしなくては!
先週、福岡の小学1年児童がウズラの卵を喉に詰まらせて窒息死した事故がありました。報道を聞く限り、誰も悪くないとは思えますが、他人事であってはなりません。先の事故を受けて、ウズラの卵やミニトマトの提供を中止する動きもあります。でも、個人的にはウズラの卵を食材として使用しないということは考えていません。今日の献立「インド煮」にも入ります。要は、事故から大人も子供も何を学ぶかが大切。火事同様、自分の学校で起こってほしくありませんし起こしてはならないと考えます。まずは、食べ始める前に放送で注意喚起を呼びかけ、担任にバトンを渡します。
行政勤務時代は、車で通勤していました。行きに通る近所の道にお地蔵さまが2体立っています。毎朝その脇を通るたびにハンドルから手を放して、「今日は何も起こりませんように」と秒で拝んだことを思い出します。「よいことがありますように」ではなく、何事もないことを願う毎日でした。
そうした思いは、普段の何気ない験担ぎの行動にも表れます。ばからしいと思うかもしれませんが、駅の改札は毎朝必ず同じゲートを通ります。ここを通った日は悪いことが起こらないと勝手に思っているだけで、実際どうだったのかは検証したことはありません。仏壇に手を合わせることは少ないのに、そんなことばかり気にしているのはどうなのでしょう。
決して高望みはしません。今日も平田小の子供たちに事故やけがなく、笑顔で過ごせますように!
373 サンカンシオン(24.3.4)
毎朝、天気が気になります。スマホやニュースで最高気温や降水確率を確認して、傘が必要かコートの種類はどうするかなどを判断します。「雨が降るかもしれないので折り畳み傘を忘れないようにしましょう」という気象予報士の言葉を信じて、傘を鞄に忍ばせて行ったのにもかかわらず、帰宅するまで降られることがなかった日はラッキーだったのか、はたまた荷物になって損だったのか考えてしまいます。逆に、降雨について触れていなかったのに(単に聞き逃していただけ?)午後からポツポツと降り出した折には、遮るものがない頭から雫を滴らせて走ることになります。
さて、ドラマ『君が心をくれたから』では、放課後に傘がなくて昇降口で恨めしそうに雨を眺める主人公(永野芽郁)に、先輩(山田裕貴)が傘を差し出して一緒に帰る場面が第1話にありました。また、雨が降ってきたのに傘を持たずに家を出た家族の帰る時刻を見計らって、駅までもう1本の傘を持って歩いてお迎えに行くというのは、サザエさん一家の定番シーンのような気がします。でも今の時代は、お迎えの車で駅前があふれかえる様子しか思い浮かびません。
今週は、明日からしばらく傘マークが続いています。暖かく感じられる日と寒さがぶり返す日もありそうです。寒暖の変化が周期的にやってくる春先の今頃に用いられる言葉が「三寒四温」。この言葉を聞くと、中学か高校の先生を思い出します。「サンカンシオ~ン」と外国語風に言った後に、フランス語ではホニャララという意味なんだよと前述のような説明してくれたのです。「それを漢字でも書けるんだよねぇ」と言って「三寒四温」と板書した場面が妙に記憶の奥のほうに焼き付いて離れません。
今日「三月四日」から6年生が卒業式の練習を始めます。当日は暖かで真っ青な空の下67人を見送れたらよいなぁと、そろそろ長期予報が気になり始める頃となりました。