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2023年5月の記事一覧
214 手作り(23.5.16)
イングリッシュラベンダーの苗を数株買って鉢植えにしました。作業しながら漂うラベンダーの香りを楽しみます。心落ち着くいい香り~。ラベンダーというと、トイレの芳香剤や入浴剤をはじめアロマオイルに至るまで様々なところで使われます。花の盛期に剪定して束にして、ドライフラワーにすると一味違った楽しみ方ができます。富良野に代表されるようなラベンダー畑を見たいのですが、タイミングが合わずに足を運べていません。だから、小さな鉢植えでひっそり楽しみます。ドライフラワーといえば、アジサイも立派なものが出来上がります。種類によって向き不向きがあるようですが、家に飾られたアナベルのドライフラワーは自慢です。
さて、秋におまつりが予定される学校はたくさんあります。的当てやヨーヨー釣りなどがあったり焼きそばや野菜販売がされたりして、まるで縁日のようなにぎわいをみせる場面もコロナ前には見かけました。総合的な学習が始まってすぐのころ、モノづくりと価格決定、販売などを学ぶために学年でまつりに出店したこともあります。売上金を募金するためのパンフレットや看板を作って、交代で呼び込みを行いました。大人が子供を楽しませる、あるいは大人と子供の交流をするなど目的は様々ですが、おまつりを学びの場にすることも工夫次第です。あるときは、有志の子供たちが開会式を演出しました。空気砲を作ってパフォーマンスをしたり協力団体や保護者に出店内容の30秒アピールをしてもらったり…。子供たちが創り出すことももっと行われてよいと考えています。
例えば、昨年度人気だったバザー。でも今の時代、新品の提供品を相当数集めるのはとても難しいと思います。だったらフリマという形にすることも考えられます。子供たちが出店することだってできます。値段交渉したり、集まったお金を何に使うか事前に検討して目標を設定したり。フリマなら無理がなく、まさにSDGs?食べ物を扱うことや子供にお金を持参の可否を考えるより先に、その必要性を検討することも大事だと思うのです。ドライフラワーだって校庭の草花の押し花だって、きっと欲しい人がいるのでは?
213 休みなく働く(23.5.15)
朝刊2紙が毎朝、校長室のテーブルに届けられます。見やすいような配慮をしてくれる男児もいます。外で安全指導をやって戻るとすでに届けられた後なので、なかなか新聞委員会の児童に会えません。学校に届けられる新聞は、市川市新聞協会の好意で無償配付してくださっているのです。ですから、隅から隅までというわけにはいきませんが時間があるときに目を走らせます。教室でも有効に活用してほしい学習材です。
新聞は、土日もGWも正月も関係なく配達されます。月1回の休刊日以外ほぼ休みはありません。しかも朝早く、台風だろうが大雪だろうが配達されます。遅れたり届かなかったりすれば販売店に苦情が舞い込みます。大変な仕事だとつくづく感じます。この新聞が大幅な値上げです。これを機にやめようと考える家庭もあるかもしれません。
9日の新聞に富里スイカの出荷が始まったとありました。ここ数年では最高の出来なのだとか。スーパーでは熊本産スイカを3千円程度で売っていますが、まだまだ手を出せる金額ではありません。もうしばらくの我慢です。だって、富里市でスイカ農家を営む友達がいて、毎年お中元の時期になると、スイカとトウモロコシを送ってくれるからです。これを毎年自分にとっての「初もの」にしています。例年より出荷が早いような気がしますので、もしかすると届くのが早まるかも…。ウシシシシ。
5年生の社会科で米作り農家や野菜作り農家について苦労や工夫を学びます。3年生では梨作りについて学習します。こうした農家の仕事も1年中休みがありません。そして、よりよいものを作るための準備や工夫も怠らないはず。だから、昨年のような雹害ほか自然災害などの被害に見舞われないよう祈る日々なのかもしれません。
学校職員の長時間労働や教員不足も話題になります。様々な業務改善を、各学校であるいは行政主導で行っていますが、子供たちを第一に考えると「これで大丈夫」といった線引きはなかなか難しいことがあります。実際、「もっと」「もうちょっとだけ」となりがち。気づくと22時、23時なんてことがあるようです。極度な心身疲労によりその人を取り巻く多の者が悲しむ事態にならないように気配り・目配りは欠かせません。保護者や地域の方々にも、教職員の勤務時間に関してご理解・ご協力を今一度お願いする次第です。
みんなが忙しいにもかかわらず、校内のアジサイの無駄な枝などを剪定して回った先週。今年は雹にやられることなく、多くの人の心に潤いを与えてほしいなぁと思いながら。そんな今日は休刊日!
212 脚本家(23.5.12)
4K、8Kの映像はビューティフォー!さらにこれが大型画面に映し出されると圧巻!そういう意味で大型電気店のテレビコーナーは魅力的です。ただ、とても小さな画面かつ粗い画質であっても、白黒テレビがカラーテレビになったときの喜びには及びません。
さて、春の新ドラマが始まってひと月が経ちます。正直、ワクワクする番組は決して多くありませんが、時々「これはいいなぁ」と思ってエンディングまで見ていると、決まって知った脚本家の名前が登場します。過去に遡ると、「このドラマも、この人の脚本だったんだぁ」と思うこともあります。
私の好きな脚本家は、例えば森下佳子さん。『義母と娘のブルース』『仁』『世界の中心で愛を叫ぶ』で有名ですが、25年のNHK大河ドラマ『べらぼう』を担当するようです。そして、中園ミホさんは『Doctor-X』『七人の秘書』『ハケンの品格』などで知られ、岡田惠和さんの作品には『虹色カルテ』『ひよっこ』『ビーチボーイズ』などがあります。最近では『ブラッシュアップライフ』などを手がけたバカリズムさんも好んで観ます。
『大豆田とわ子と三人の元夫』『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』、古くは『東京ラブストーリー』などを手がけた坂元裕二さんが、春の褒章受章者に名を連ねていました。自分でも「『月9』、つまり月曜九時のドラマに鍛えられて育った」と語っています。今もトレンディードラマの作り手としての誇りをもって、新しいものを生み出すために挑戦を続けているそうです。
2年前の日曜劇場『TOKYO MER~走る救急救命室~』も毎週観ていました。重大事故や災害・事件の現場に駆けつける大型のERカーも格好よいのです。GW前から映画が公開されていますが、映画では横浜ERカーも登場します。これが街中を走っていたらすごいだろうなぁと思っていると、6年生の子が「竹下通りで走っているのを見ました」と教えてくれました。羨まし~。というか、竹下通りなんて歩いたことのない私は田舎者?
211 おコメ(23.5.11)
ランニングコースにある田圃に水が張られ始めました。代かきをしている水田もあり、もう少しすると田植えの季節です。風に吹かれて波立つ水面や苗など、これからの季節は素敵な風景が見放題です。
二人だけの生活になると、時々買う米は5kg入りで十分です。好んで買うのが「ゆめぴりか」や「ミルキィクイーン」でしょうか。前者は、粘りが強く柔らかい食感が特徴で、ピリカはアイヌ語で「美しい」という意味。後者は、粘りが強くモチモチ感があって味や甘みが強い品種です。悲しいかな、私の舌では判別できません。日本で登録されている米の品種は、およそ900種類といわれ、そのうち食卓に並ぶような白米用に作られているのが約300種類なのだそうです。千葉県独自の品種では、「ふさこがね」や「ふさおとめ」、「粒すけ」が店頭に並んでいます。
さて、落語家さんの名前に「米」の字が入った人がどれだけいるか調べてみると、名人と言われた桂米朝師匠ほか数名しか見当たりません。以前から落語家さんの噺を、演芸場に足を運んで生で聴いてみたいと思いながらも足が向きません。落語のテンポに耳がついていって聞き取れるかどうかが心配のタネだからです。聞こえなければ面白さは半減どころではありません。これは漫才も同様。ある日の新聞に、上方落語の桂文珍師匠の記事が載っていました。様々な新作落語に挑戦しているといいますが、「対話型AI」に関心を持って作品化へ動き出したとあります。「○○という古典落語を演じるための台本を書いて!」と話すと、数秒で文字が出てきたといいます。でも面白くもなんともなかったそうです。IT企業がこぞって力を注ぐ「チャットGPT」ですが、人間味がまだまだ描けないようです。そういった意味で学校は知識や情報をため込むだけの場ではなく、その使い方や想い、違いなどを人とのかかわりの中で大事に育てていく絶好の場なのだと考えます。
今年度も算数科を通して、校内で研究を進めていきますが、友達や先生、自分との「対話」を大事にしながら学びを深めていきます。米作りに関しても、AIの進歩による品種改良や機械化ほか人の知恵を寄せ合って、もっとおいしくなっていくことを期待する食いしん坊です。
210 体を洗う(23.5.10)
GWに入る前日の退勤後、駅に着くころになって水筒を忘れてきたことに気づきました。中には少量ですがお茶が残っていましたが、叱られる覚悟でそのまま帰宅。6日後の出勤時すぐにしたことは、お茶を捨てて水筒をすすぐことだったのは言うまでもありません。
これから暑くなるにしたがって、水筒1本では水分が足りなくなるこれからの時期、楽しみなのが晴れた休日のお風呂タイムです。2階に風呂があってその外に坪庭が塀で囲まれています。人の目を気にする必要がないので、夕方の明るい時間に湯船に浸ると、窓を全開にします。窓から真っ青な空が見え、清々しい空気が入ってきて幸せな気分になります。ある日、体を洗うボディタオルが新品に変わっていました。これまで使っていたものが古くなってみすぼらしくなったからですが、新旧大きさの違いにびっくり!新品が110cm×25cmであるのに対し、使い古したものをごみ箱から拾って測ると75cm×12cmと、貧乏性丸出しです。当然泡立ちも柔らかさも全然違います。
子供のころに風呂で使っていた「へちま」をふと思い出しました。使い始めは繊維が硬くてやすりのよう。皮膚に傷がつきそうでそ~っとこすります。使い進めていくうちにちょうどよい硬さになります。これで背中を洗ってあげたりもらったり…。理科の観察・実験では、現在はゴーヤを育てますが、一昔前はへちまでした。家でもへちまを育てて、手間暇かけてボディたわしにまでしていったことを思い出します。このへちま、アマゾンでは5百円から千円で買えるようです。今も愛用者がいる証拠です。
親子が一緒に風呂に入っていられるのはほんの短い期間。だからこそ、背中を洗ったり湯船で泡をぶくぶくさせたり、おしゃべりしたりと今しかできないことをぜひ。