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2024年7月の記事一覧

453 今日の天気は?(24.7.11)

 朝起きて、カーテンを開けると青空が見える日はうれしい気持ちになります。反面、外出が躊躇われますが、出勤しなくては…。外に出て涼しく感じる日はよいですが、6時半でアチ~という日は徹底して日陰に沿うように歩きます。陽が高くなるにしたがって日陰がなくなっていきます。だから、午後に出張がある日はげんなりした気分。でも外回りや屋外の仕事の人、学級担任など、暑かろうが寒かろうが関係ありませんから、文句を言ってはいけません。

 昔は夕立があって虹が立つことがよくありました。夕立は、土臭いにおいも一緒に運んできました。でも現在は、夕立なんて生易しいものではありません。線状降水帯の発生が河川の氾濫にもつながって、私たちの生活を脅かします。だから、梅雨や台風、秋の長雨の時期になると気が気でない人も多くいると思われます。市川市にも江戸川をはじめ、国分川、真間川、大柏川、春木川など河川が流れています。何十年も前には、床上浸水などで舟が出た地域だってあります。

 こうした川が「一級河川」「二級河川」と呼ばれますが、違いは何なのでしょう。川の大きさ、あるいは水質の善し悪しのランクのようなイメージを持っていましたが、実際は災害レベルにより分けられていると知りました。洪水や高潮などの災害が発生したときに想定される人命や資財などの被害が大きく、経済や国土保全の視点から重要であると指定されたものを「一級水系」。この一級水系に関係ある河川のうち、国土交通大臣が指定した河川が一級河川と呼ばれるそうです。一方「二級河川」は、「二級水系」のうち都道府県知事が指定した河川を指すといいます。まるで用水路のような川に一級河川の看板が掲げられている理由がやっとわかりました。

 さて、今日から一泊で、5年生が河口湖方面への林間学校に出かけました。6時半という朝早い集合でしたが、誰一人体調を崩すことなく、貴重で楽しい体験をしてきてほしいと思います。そして、活動しやすい天気であることを願います。

452 夏の定番(24.7.10)

 キャッチコピー「日本の夏 金鳥の夏」と謳うように、渦巻き型の蚊取り線香の匂いを嗅ぐと夏を感じる昭和世代。でも、娘や息子は嫌いだったようです。「金鳥の渦巻」が誕生したのは、1902年といいますから明治時代です。ただ、パッケージデザインはほとんど変化していないようで、シンボルである鶏の絵の下方に創業者の名字「上山」とあること、知っていました?

 夏の定番の一つは、かき氷やアイス類。名糖ホームランバーとメロンボールのシャーベットを懐かしく思うのは私だけではないと思いますが、最近登場した北海道ヤギミルク、バナナ豆乳、宮崎マンゴー、あまおういちごと聞いて、アイスの商品名がわかる人がいたら凄いと言わざるを得ません。実はコレ、愛犬用アイス「ワンワン君」なのです。ペットの栄養管理し監修のもと、味づくりに多くのワンちゃんに協力してもらったという、「ガリガリ君」で有名な赤城乳業アイスドリーム研究所が開発した商品です。アイスを通じて日常をもっと豊かにしたいという理念が、遂にペットの領域にまで及んでいるのです。こんな「あそびましょ」という企業スローガンを、学校の中にも生かしたいと思います。そのためには、豊かな発想を声にできることが大事です。

 一方、夏の音の代表といえば、セミと風鈴を思い浮かべます。残念ながらどちらも私の耳には届きません。風鈴市や風鈴祭りが開催される地域は、全国各地にあるようです。目にも耳にも涼やかな風鈴は、猛暑・酷暑の夏を少しでも快適に過ごすための先人の知恵といえます。娘が数年前に行ったという川越・氷川神社の境内には、約1500個もの色鮮やかな江戸風鈴が飾られるといいます。縁結び風鈴と呼ばれるのは、風鈴を鳴らす風が人の想いを運んでくれるからなのでしょう。

 ある日の新聞投書欄に、風鈴の音が苦手な人の思いが綴られていました。風鈴独特の音に心臓がバクバクして頭が割れそうになるといいます。ネット上には同じような悩みの書き込みも見られるようです。多くの人にはよい匂いである石鹸や柔軟剤などの香りが、一部の人は不快と感じてしまい、体調不良を起こす「化学物質過敏症」がありますが、風鈴の音もこれと似ています。だから、涼やかな音色に苦痛を感じる人もいるということを知っていることが大事だと思うのです。

451 鮮明に…(24.7.9)

 何歳の時に観たテレビ映画だったか、『小さな恋のメロディー』には、憧れにも似た不思議な感覚が今も淡く記憶の底に残っています。様々な映画やドラマを見て、いろいろな経験を積んでも、思いもかけないことからある記憶だけが鮮明に浮き彫りにされる瞬間があります。

 同じように、何の因果関係もなく突然思い出すことというものがあります。例えば、体毛が生え始めて恥ずかしかったころのこと。中学校に進学してからの僅かな期間を剣道部に在籍していました。剣道着の袴から出た脛に毛が生えているのが見えて恥ずかしかった思いが蘇ります。腕はさほど濃くありませんが、脛毛は黒々としていきます。自分が思うほど人は気にもしていないのですが、やはり思春期ですから…。腋も同じ。半袖のシャツの袖の奥に視線が集まっているようで…。ただ脛毛は、脱毛せずともジャージで擦れたのかどんどん消えていった20代。今ではお情け程度に残っているだけで、つるつるすべすべ。

 暑くなってTシャツや短パンのお世話になるようになると、毛むくじゃらの腕や脚の男性を見かけるようになります。私の父は濃かったので、毛ガニみたいでした。先日も自転車に乗る男性の腕が、刺青と見間違うような体毛に覆われていました。それを目で追いながら、最近では体毛豊かな人を見ることが少なくなったことを感じます。以前なら考えられなかった男性の脱毛、メンズエステ。髭の濃い先生が、子供に「髭ジョリ攻撃」と言って頬ずりしていた光景は、今では体罰・セクハラなど指導が不適切だと言われかねません。

 日本の場合、髭を剃る=身だしなみを整える、という考え方がありますが、イスラム文化の国では髭の考え方が異なります。髭を生やすことは、イスラム教徒の生活規範であり、ある意味義務ととらえられています。スポーツを観戦していると、中東の選手は全員といってよいほど立派な髭を蓄えていることがわかります。当然、腕だろうが脛だろうが脱毛なんて無縁なのでしょう。

 ちなみに、「ひげ」を漢字変換すると、文字が3つ表れます。「髭」は口ひげ、「鬚」は顎ひげ、「髯」は頬ひげというように、ある程度形よく整えられたものに対して使い分けるようです。へぇ~。

450 電車(24.7.8)

 放送機器にぶつけて痛めた足指は、未だに腫れが残っています。足をケガしていることに最初に気づいた子は、今でもその部位に目をやりながら「治った?」と心配そうに尋ねてくれます。独自の感性に驚きと期待感が大!

 期待感といえば、本校卒業生でサッカーで活躍する木村誠二選手が、パリ五輪代表メンバーに選ばれました。大会前は難しければ報告会でもよいので、学校に招いて話をしてもらう場を設けたいものです。

 先日、車のコーティング・メンテナンスのために、予約した店舗に出かけました。カウンターで店員を待っていると、立てかけてあった割引サービスに目が行きます。シニア割引という文字に吸い寄せられて説明を読むと、60歳以上とあるではありませんか。艶が濃くなったボディを見ながら、年取ることは悪いことばかりでないと、ささやかな幸せを感じたのでした。

 自宅の最寄り駅近くの踏切で通過電車を待っていると、普段と形の違う特急電車がゆっくり走り去ります。特急電車が走る路線ではないので、ホームに停まっている目新しい車両を改めて確認して、見間違いでないことを知ります。すぐに、スマホで情報を検索しましたがヒットなし。何だったのだろうと、今も不可解でなりません。

 ところで、家族と話をしている中で「E電」というワードが登場しました。聞いたような気がしますが、その詳細が思い出されません。日本国有鉄道(国鉄)時代に「国電」という略称がありましたが、1987年の民営化に伴ってJR東日本が決めた国電に代わる愛称だったようです。響きがよく、親しみやすいという理由で、公募20位だったにもかかわらず「E電」が採用されたようです。しかし、浸透せずにいつの間にか使われなくなってしまいましたから、その言葉すら知らない人は多いはずです。

 似たようなことが、現在の都営大江戸線でもありました。一旦は「東京環状線」とされ、「ゆめもぐら」の愛称まで決まったけれど最終的には採用に至りませんでした。また、私が乗る東武鉄道も10年前、船橋駅から大宮駅までの路線で「アーバンパークライン」という愛称が導入されていますが、口から出るのは相変わらず「野田線」ばかり。定着?それとも消滅?

449 星に願いを(24.7.5)

 大谷翔平選手30歳の誕生日の今日、6年生は国会・科学技術館見学に出かけます。東京タワーでは、約600段のオープンエア外階段を上る子もいるようです。東京の景色を眺め、心地よい風に吹かれて上る15分弱といいますが、ただひたすら速く上ることに傾注して、大人が思うほど景色を楽しむ意識はないのでは?引率は、6年生の書写授業を担当する島野教頭にお願いして、私は大きく手を振りながらバス3台をお見送り~。

 明後日は七夕。こども百科には、“昔、中国から日本に伝わった星祭り。彦星と織姫という男女が、天の川を挟んで向かい合っていて、1年に一度、7月7日にだけ会えるという言い伝えから祭りが始まった”とあります。今の時期、20時ころに東の空を見上げると3つの明るい星が見られます。「夏の大三角」です。そのうちのベガが織姫であり、アルタイルが彦星にあたります。天気がよい日に、星空の観察をするのもよいと思います。5年生の林間学校では、キャンプファイヤーの前後にきれいな星空が見られるはずです。

 さて、リサイクル倉庫前に置かれた3本の笹竹に、短冊を飾るために休み時間のたびに子供たちがやってきます。書かれる内容は二分されるような気がします。一つは自分自身に関すること。試験や成績に関する内容に紛れるように、「あがり症がなくなりますように」という願い事。発表会などが近いのかもしれません。「好きな人と両想いになれますように」と書かれた短冊は高学年女児ではないかと推察します。「凄いこと、起きてください」の凄いことが、喜ばしいことだと嬉しいですが、「大地震が起きませんように」というような災害であってほしくありません。

 もう一つの傾向は、家族への思いがこもった願い事です。「弟がすくすく育ちますように」「お兄ちゃんが大学に行けますように」「おばあちゃんが元気になりますように」と愛情溢れるメッセージがたくさん。「ママとパパがいつまでも生きていますように」というのは子供の切なる願いでしょう。親の私は、自分たちより早く子の命の火が消えることのないように願うばかりです。

 熱中症で具合の悪くなる子が出ませんように!今日6年生全員が無事笑顔で戻って来ますように!直近の願いです。