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2022年9月の記事一覧

070 新エチケット?(9/13)

 夏場のマスク生活はとにかく暑いし蒸れる!ひと頃より涼しく感じる今でさえ、時々外して口の周りの汗をぬぐいます。3年前まで、マスクは帽子やサングラス的な立ち位置?でした。人前では外すのが、一般的に失礼のない応対と考えられますから、コートの類いと似ているかもしれません。花粉症や風邪、衛生に特化された職種など使用場面が限定されていましたから、人に挨拶するときには一旦マスクをとるのがその扱いでした。ところが、このマナーというかエチケットが180度の転換を見せたから、あら大変!でも、それがスタンダードになった昨今を驚くべきでしょうか。コロナ終息後もマスク生活を続けたいと考える人が4割もいるという調査結果もあるようです。

 校長室で仕事をしているときは一人ですからマスクを必要としません。よって、机の上に置きっぱなし。ドアをノックする音に続いて職員が入ってきて、慌てて着用するのは毎度のこと。この外したマスクにもマナーがあるとマナー講師の諏内さんは言います。「着けているマスクは誰に見られても問題ありませんが、いったん外したマスクは清潔感が感じられないため、人目につかないようにするのが理想です」と。飲食店で外したマスクをテーブルにポンと置いておくことはNG。バッグやポケットにしまうのが気遣いらしいのです。マスクケースに入れるという配慮も必要ですし、その場合も人目つかないようにした方がスマートなようです。こんなことに無頓着な私は、いつも机上に置きっぱなし。ただ意識(行動)の継続は大事です。(参考:諏内えみ「愛されるふるまい」)

 日中はまだ暑い日が続きそうですので、マスクをしない方がよい場面があると思われますから…。

069 発酵食品(9/12)

 2年生の廊下に夏休みのできごとを絵日記にして掲示されています。楽しかったことが行間から滲み出ています。読んでいると、「…しかも泊りだったので、ますます…」「久々に旅行に行ったので…」「うまくなるコツの一つ目は…二つ目は…」「お墓の前で手を合わせると、おばあちゃんの声が聞こえてくるようでした」などの表現に目が留まります。1年生とは違った、成長が見てとれます。

  さて、香取郡にある道の駅「発酵の里」へ行きました。醤油や味噌、酒粕など発酵食品や麹製品を扱う珍しさに誘われて…。買ったのはオリジナルの「しょうゆ糀DEスパイスカレー」。一度食べたらクセになる本格派発酵スパイスカレーという謳い文句に心が揺れて。でもおいしかったです。また食べたいと思ったくらいですから…。ただお値段は540円。スーパーのレトルトの2倍です。安ければ4~5箱買えます。

 発酵は、微生物による有益な作用ですが、「腐敗」とは紙一重という感覚があります。健康によいとされる発酵食品の歴史は、紀元前五千年頃に牛乳から偶然できたヨーグルトが世界初といわれます。日本に目を向けると、最も古いとされるのが奈良時代の瓜の塩漬けですが、それ以前にも存在していたと考えられるようです。

 日本酒やワイン、味噌、醤油、納豆、キムチ、くさや、ソーセージなど代表的な発酵食品は数々ありますが、くず餅やナタデココも仲間だということを初めて知りました。くず餅は小麦粉に乳酸菌を混ぜて発酵させ、ナタデココは原料のココナッツ果汁に酢酸菌を混ぜて発酵させるそうです。ゼリーのように固めただけなのかと思っていました。

 ちなみに、ウェブ上に『料理王国~日本発酵地図~』というページを見つけました。そこにあった日本地図。●は濃口醤油の産地、塗られている部分は薄口醤油、たまり醤油、白醤油などです。主な産地が西日本に偏り、東日本では野田と銚子のみ。「千葉県ってすごいじゃん」と改めて思ったのです。これって、4年生の社会科のネタに使えないかなぁ?

068 カミナリ様(9/9)

 昨日の早朝の嵐は凄かった。稲光で明るいのか防災ニュースがスマホに届いた明るさなのかわかりません。夜中、市川市にも洪水警報が発令されたくらいですから…。

 さて、ピカッと光ったと思うとすぐに大きな音が鳴り響く雷は、年齢を問わず怖いものです。最近頓(とみ)に、大気不安定による雷鳴・落雷が何度もあります。2学期始業式の日も教室に雷鳴が響きました。昔は、金属製のものを身に着けていると雷に打たれるとか、お腹を出して寝るとカミナリ様に臍を取られるとか言われたものです。近年は、雷の怖さや身の守り方を訴え続けたからか、雷に打たれて亡くなったという報道はめったに聞かなくなりました。

 雷といえば停電がつきものだった半世紀前。頻繁に電気が消え、母がブレーカーを上げに席を立ち、祖母がロウソクを取りに行っていたことを思い出します。ロウソクは生活必需品で、どこの家庭にも箱入りで常備されていたはずです。夜、ロウソクの炎の下の食事なんて当たり前でした。大人になって、キャンプ場でひどい雷に遭ったときは、クルマに避難して幼い子を抱いて一晩を過ごしたこともありました。 雷鳴が聞こえるなど雷雲が近づく場合は落雷も迫っていますので、速やかに安全な場所へ避難することが必要です。子供たちが登下校中だったり屋外で遊んでいる最中だったりする場合もあれば、下校時刻前ということもあります。状況に応じては、子供をしばらく学校に留め置きますから、無理なお迎えは控えてください。それ以上に、対処法をしっかり確認して考えて行動できるようにすることが大事。

 こんなことを記しながら思い浮かんだのが、いかりや長介さんと高木ブーさん、仲本工事さんが黒・緑・赤色のカミナリ様に扮して、雲上で愚痴を言い合うドリフのコント。名物だったように思います。なつかし~。

   遠雷や はづしてひかる 耳かざり(木下夕爾)

 まだまだ雷鳴轟く日がありそうな気がします。

067 博士ちゃん(9/8)

 料理関係のバラエティー番組を時々観ます。『相葉マナブ』では、船橋のニンジン、横芝光町のズッキーニ、松戸のジャガイモ、富津のソラマメ、市原のトウモロコシなどが取り上げられ、夏休み前には富里スイカを使ったレシピがありました。また、『満点青空レストラン』では、やはり夏休み直前に江戸崎カボチャが登場しました。美味しそうで茨城まで買いに行こうかと思った矢先、翌日スーパーに陳列されているではありませんか。きっと放送予定を知って仕入れたに違いない、と勝手に決めつけます!お値段は通常の倍。でも、満足感はそれ以上かも。だってカボチャをあまり好んで食べない私が美味しいと思うくらいですから…。

 一方、夏のビールに最高の相棒といえば枝豆!ただ、その品種はたくさん。「だだちゃ豆」「湯上がり娘」「味風香」「夏風香」「神風香」と違いがよくわからないまま、「今日はこれにしようか」と買い物かごに入れた最盛期。今夏、初めて出会ったのが「ゆかた娘」でしたが、枝豆ももう終わりです。

 ところで、枝豆の生産量日本一はどこ?2019年のデータでは、群馬県が第1位(9.4%)、僅差で千葉県が第2位です。畑でよく見かけましたが、納得です。ちなみに、子供たちは畑に植えられた作物を見て種類がわかるでしょうか。枝豆や空豆、人参、大根、落花生などわかるといいなぁ。また、花を咲かせる植物の名前を言える博士ちゃん、いないかなぁ。野菜や植物に限らず、興味あることにとことん詳しい「博士ちゃん」とおしゃべりしてみたい気がします。そんな子がきっといるはず。「へ~」と感心したり相槌を打ったりして聴いているだけしかできないかもしれませんが…。

066 4K(9/7)

 ニュースの冒頭で、「スタジオの照明を暗くしています」とテロップが入ります。スーパーも商品棚周辺の照明を落としています。夏場の電力ひっ迫への対応ですが、電気代やガス代が値上げされる中、元に戻すことはないかもしれません。

 さて、最近の家屋のトイレは、便所・厠・御不浄などと呼ばれていた頃のものと真逆で、おしゃれなレストルームという感じです。また、出先のトイレにも当たり前のように装備されたウォシュレット。「おしりだって洗ってほしい」のCMで一躍、世間に認知されたのが40年前。でも私が使ったのは1~2回。いろいろな機能が、未だよくわかりません。  今日久しぶりに昭和30年代の汲み取り式和式便所を思い出しました。板張りの床に便器(現在残る和式便所の便器とは異なる)がついています。その便器から臭気が上がってくるのを防ぐために、木製の蓋で覆っていました。窓にはねじ式の鍵がついており、床の高さにごみを掃き出すための窓もあります。トイレットペーパーはロール式などあるわけなく、B5~A4大の四角いちり紙が、竹で組んだような箱に入っていました。足を開いてしゃがむのですが、便器の下に落ちたらどうしようと思う幼少期でした。当然ながら、大きい方の用を足せば下に溜まった糞尿液が勢いで跳ね返ってきます。これを「おつり」と呼んでいましたし、このトイレは通称「ぼっとん便所」。

 ところで、1年生の国語科『はたらくじどうしゃ』でポンプ車やダンプカー、ショベルカーなどが紹介されますが、その中に今はほとんど目にすることのない「バキュームカー」があったとしたら、何をする車だと子供たちは考えるでしょう。これが登場する前は、畑の一角にある「肥溜め」に糞尿を桶で汲んで処分していたなんて想像もできないことでしょう。  こんな話になったのは、朝方の夢にぼっとん便所が登場したから。便器ぎりぎりまで汚水で満たされ、排泄を戸惑っている場面でした(朝から汚い話ですいません)。トイレの花子さんに登場するような、暗い・汚い・臭い・怖いの四拍子(4K)揃った昔の便所に戻りたいとは思いませんが、学校のトイレも未だ1~2Kかな。トイレは、安心して入れる衛生的な場所にしないといけないと常々思うのですが…。

 ちなみに、子供達への4K(気づき・関心・声かけ・確認)には積極的でありたいと思います。大人のアンテナは高く、感度よく!