4月や9月に配られた教科書が、扱い方がひどくてボロボロなんていうことはないでしょうか。でも、あとひと月もしないうちに、また新しい教科書が配られて気分も一新。勉強をがんばろうと意気込む人も多いことでしょう。ところで、自分で教科書購入をする高校生とは違い、義務教育課程で使用する教科書は一体いくらするのでしょうか。ほとんど意識することがないと思いますので、これを機会に調べてみることにしました。
教科書無償化については、憲法第26条に掲げる義務教育無償の精神をより広く実現するものとして、昭和38年から実施されています。6年生の社会科学習で制度や仕組みについて学ぶ場面もありますが、いたずら書きや紛失、乱暴な扱いなどを目にすることは少なくありません。
教科書の後ろを見ると、「文部科学大臣が認可し官報で告示した定価」という記載しか見られません。ここでいう「定価」は学年によって異なりますが、例えば小学校国語で約630~800円、中学校国語では約800円になります。理科の場合は、小・中それぞれ約610~930円及び710円と、こちらも文庫本並みの値段と言えます。複数教科ありますから、単純計算でも小学1年生で3500円くらい、5年生になると4000円程度になり、中学1年生に至っては8000円に迫る金額になりますから驚きです。(参照:ベネッセ教育情報サイト)
授業で使いやすくわかりやすい教科書を目指して編集される教科書ですし、国民の負担によって成り立っていることを、子供たちも含めて今一度理解しておきたいと思います。同じように、3年生で配付される「わたしたちの市川」にも、市内の編集委員の先生方の頑張りが見えてきませんか。こちらには価格設定がありませんが、学び方も学んでほしいという願いが込められています。
◆R5.3.14『稲穂No.27』の記事を再掲しています