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2021年3月の記事一覧
3/25 修了式、そして別れ・・・
桜が見ごろになり、いよいよ春本番…。本日、令和2年度の修了式が「Zoom」で行われました。各学年の代表生徒に修了証が手渡され、その後、続けて離任式がありました。昨年度から修了式の日に離任式を行っているので、生徒たちは今日はじめて退職や異動する先生、県事務、市の職員(ALTなど)を知りました。異動先は新聞発表で知ることになります。離任式では、残していく生徒たちのことを思い涙する先生なども多く、感動的な式になりました。
新型コロナの影響もあって、悔いが残っていたり、思いを伝えきれなかったり、表に出せなかった苦労が多かったりと…様々な思いが込み上げてきたのだと思います。でも、八中が、先生たちがもっと居たかったと思える学校でよかったと思いました。新天地でのご活躍をお祈りいたします。
3/24 次年度に向けて
令和2年度の授業も明日で終了となります。いろいろあった令和2年度でしたが、既に次年度の準備が着々と進んでいます。
1年生では体育祭に向けた練習が行われていました。2年生では修学旅行に向けた調べ学習が完成しました。新型コロナの感染防止対策で様々な制限がある中、生徒たちは自分たちで考え、工夫を凝らし、豊かな学びの場をつくっています。壁にぶつかったからこそ、成長できたことがたくさんあると思います。
3/23 お楽しみクイズ~2年~
年度末で予定の授業も全て終了し、お楽しみクイズをやっていました。問題は、今はやりの脳トレで、8枚のプリントに書かれた謎の文字を読み解き、クロスワードを完成させて秘められた言葉を見つけるというものでした。班のみんなで協力して知恵を出し合っていましたが、問題が難しかったようで「わかんな~い」「難しい~」と声が飛び交っていました。生徒たちの思考回路はフル回転で、終了時刻が迫ってきて先生が答えを言おうとすると「待って~」「言わないで~」と声が上がっていました。苦労して答えが見つかった生徒は非常に満足気でした。考えることの楽しさと協力し合うことの大切さを学んだ授業でした。
問題を載せておきますので、よかったら考えてみてください。
<問題>
3/22 ICTの活用~2年英語~
今年度、授業で大きく変わったのはICTを活用した授業が増えたことです。この授業は同じ時間の2年生の英語「how to~」ですが、教員同士がいい意味で影響を受け、授業改善に繋がっています。教科の特性によって活用状況に差はありますが、ICTの活用で生徒の集中力は明らかに高まりました。次年度の課題は、今年度の反省を活かしてより効果的な活用を工夫していくことと、コロナ禍で思うようにできなかった「対話的な学び(学び合い)」による学習の深まりを目指すことです。本校では、今後もOJTによる教員研修で授業力の向上に取り組んでいきます。
3/19 和食のマナー~1年家庭科~
日本の伝統文化でもある「和食のマナー」についての学習でした。生徒たちは、事前に用意されたプリントにメモを取りながらビデオの説明を真剣に聞いていました。日本人でも正しくできる人がどれくらいいるか疑問ですが、初めて聞く色々な決まり事やマナーに興味津々でした。敷居や畳のへりを踏まないことや席の座り方、座礼では相手と目を合わせないようにすることなどを学びました。
さらに、日本料理を食べる時のマナーでは、箸やお椀の持ち方、魚の食べ方、お刺身のわさびの使い方などについて学習していました。やってはいけない箸の使い方では「探り箸・移り箸・刺し箸・渡し箸・寄せ箸・迷い箸・振り上げ箸など」を知りました。ご飯をおかわりする時には「少し残しておく」という決まりは、普段の自分の生活とは違ったようで少し驚いていました。
3/18 アンモニアの噴水実験~1年理科~
アンモニアの性質(水に非常によく溶ける・水溶液はアルカリ性を示す・刺激臭があるなど)を調べる実験でした。まず、実験の方法と手順を映像で確認し、先生から安全面の諸注意があって実験開始となりました。Step1で上方置換法で丸底でフラスコに気体のアンモニアを集め、Step2で実験器具をセットし、Step3でスポイトで丸底フラスコに水を入れます。すると、アンモニアの噴水が起きて、透明だった水溶液の色がピンク色に変化しました。
今年度は実験の回数も減ってしまいましたが、生徒たちは手際よくガスバーナーに火をつけ、どの班も実験は成功でした。 実験を行うことの良さは、目の前で実際に起きている現象だからこそ、様々な「疑問」が湧いてきて、さらに刺激臭も五感で感じることができることです。「なぜ、気体が上方置換法で収集できるのか」「なぜ、噴水になるのか」「なぜ、ピンク色になるのか」など…疑問や興味・関心は、学びの大切な推進力です!
3/17 食品・栄養かるた~1年家庭科~
先生が様々な食品について、その特徴を読み上げ、それをヒントに食品の絵が描かれた札を取り合うというゲームでした。みんな大盛り上がりで時が経つのも忘れ、楽しみながら栄養について学んでいました。
さて、皆さんは何だかわかりますか?
①赤い色した春のくだもの。ビタミンCの女王様。
②根元はめかぶ、ミネラルたっぷり。くきを食べる海藻です。
③骨を丈夫にする、ふっくら白い いわしの子ども。
3/16 戦争の悲劇を忘れない~2年社会~
太平洋戦争中の沖縄戦を題材にした「さとうきび畑の唄」の映画を視聴することで、戦争の悲惨さ、命の尊さを学ばせる授業でした。私たちは既に戦争を知らない世代ですが、世界ではまだまだ悲惨な戦争が続いている地域があります。私は戦後間もない沖縄を描いた小説「宝島」(真藤順丈)を思い出しました。時代が変わっても忘れてはならないものがあります。
3/15 1年間の振り返り~2年特活~
3学期も残り僅かとなり、各学級では1年間の振り返りを行っていました。内容は「2年生で成長したところ」「課題」そして「来年度の目標」でした。各班で話し合ったものを発表し合い、クラス内でまとめ、最終的に学年集会で発表することになっています。この取組も、生徒の自治活動の一環で「生徒が主役の学校づくり」が着実に進んでいます。
「2年生で成長したところ」では団結力の高まりや着席意識の向上、「課題」では触れないコミュニケーションや授業に取り組む姿勢、「来年度の目標」ではメリハリ、協力、リアクション、平和に仲良くなどが出ていました。個人でもしっかりと自分を振り返り、次年度の準備をしてほしいと思います。
3/12 令和2年度 第53回卒業証書授与式
本日、第53回卒業証書授与式を無事に終えることができました。今年度も残念ながら、在校生は不在で卒業生と各家庭保護者1名のみ参加の卒業式となりました。卒業生のご家族で出席できなかった方々へは「Zoom による配信」という形をとらせていただきました。
在校生代表からの「送辞」も卒業生代表からの「答辞」も、感謝の言葉で溢れ、聴いている全ての人たちの心に深い感動を与えました。有終の美となる卒業の歌では、「友」、「旅立ちの日」が体育館いっぱいに響き渡り、コロナ禍での様々な思いが交錯し、多くの人たちの感動の涙を誘いました。
出席できなかった在校生と保護者の皆様のために、以下に送辞と答辞を掲載させていただきます。
【送辞】
厳しい冬の寒さも和らぎ、麗らかな春の日が訪れてまいりました。優しい春風が、まるで皆様と共に未来に進んでいるかのようです。
本日、この第八中学校から新しい世界へと羽ばたいていかれる卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます。
最後の登校となった今朝の通学路はいつもと違った思いで歩まれたのではないでしょうか。卒業式が近づくにつれ、先輩方とお会いする機会が減り、「もうすぐ3年生はいなくなってしまう」という実感が強くなり、寂しさがこみあげてきました。
今、先輩方とのかけがえのない日々が、一冊の本を読み返すように蘇ってきます。初めて先輩方とお会いしたのは入学式でした。期待と不安で胸がいっぱいの私たちを温かく真剣なまなざしと、盛大な拍手で迎えてくださったことで、私たちはほっとすることができました。先輩方の存在の大きさを実感するとともに、先輩方の背中を追いかける日々が始まりました。
今年度の行事や活動は、新型コロナウィルスの影響で縮小して行われたり、中止となってしまうことがほとんどでした。しかし、そのような中でも先輩方は、どの学年よりも残念なはずなのに立派な後ろ姿を見せてくださいました。
限られた種目で行われた体育祭では、白熱した闘いが繰り広げられました。長縄では、仲間と協力し合い、一人一人が一生懸命に飛ぶ姿を見て、先輩方が積み重ねてきた団結力や紡いできた絆の深さを感じました。迫力のあった80メートル走やリレーでは、声援を十分に送れない中でも、仲間を必死に目で追いかけ、応援する姿を見て、私たちは先輩方にはまだまだ及ばないと感じました。
体育館と教室をネットワークでつなげた合唱祭では、画面越しではありましたが、先輩方の心のこもった歌声が教室に響き、体育祭の時よりもさらに深まった団結力や絆を感じることができました。美しい旋律に聞き入り、思わず涙が出そうになりました。
このような状況の中で、先輩方との関わりも例年より少なくなってしまいましたが、私たちは、先輩方の存在の大きさを常に感じてきました。
そんな先輩方がいなくなってしまうことは不安ですが、先輩方が見せてくださったように、私たちも後輩に立派な後ろ姿を見せられるように頑張りたいと思います。
未来へ羽ばたいていかれる先輩方には、この先大きな困難や壁が立ちはだかるかもしれません。しかし、第八中学校でたくさんの経験を積まれた先輩方であれば、どんな困難も乗り越えていかれることでしょう。私たちはいつまでも先輩方のことを応援しています。今まで本当にありがとうございました。皆様の益々のご活躍をお祈りし、送辞とさせていただきます。
令和3年3月12日 在校生代表
【答辞】
厳しかった冬の寒さもだんだんと和らぎ、春の暖かさを感じる今日この良き日、私たち199名は思い出が詰まった第八中学校を旅立つこととなりました。本日は新型コロナウィルスによる非常事態の中、私たちのために卒業式を挙行してくださり誠にありがとうございます。
3年前のどんより曇った雨の日、私たちはこの体育館で入学式を迎えました。背後から感じる先輩方の熱い視線、体育館全体に響き渡る大きな拍手、緊張で心臓が張り裂けそうだった誓いの言葉。あの日のことは今でも鮮明に思い出せます。
みんなで築いた初めての体育祭。先輩方の動きや応援に圧倒され「私たちもこうなりたい。」と憧れを抱きました。
「先輩」そう呼ばれるようになった2年生。まさかこれが最後になるとは思っていなかった鎌倉への校外学習。大仏の前で「せーの!」でジャンプをして写真を撮ってもらおうと思ったものの、なかなか息が合わず、最終的に残ったジャンプは微妙にバラバラなジャンプでした。
「もうすぐ最高学年になるんだ。」そう感じ始めた頃に突然始まった休校。本来なら体育祭があるはずの5月に入っても学校が始まらず、3年生になって初めて全員が揃ったのは6月の下旬頃でした。久しぶりに友達や先生に会えた喜びに仲間という存在がこんなにも大きなものだったんだと改めて実感しました。
9月、みんなと作る最後の体育祭。クラス一丸となって飛んだ八の字跳び、今までで一番みんなの笑顔が輝いていました。休憩時間、気分が悪くなりしゃがみ込んでしまった私に大丈夫?と声をかけてくれた友達、保冷剤を持ってきてくれた友達、みんなの優しさに涙が出そうになりました。あの時はありがとう。
出逢って3年、思い返してみると本当にあっという間でしたね。「もっとみんなと過ごしたい。」今日は近づくにつれ、この思いは次第に強くなってきました。そう思わせてくれたのは、みんなと築いた3年間、共に笑い合った毎日、その1日1日が私にとってかけがえのない宝物で大切な思い出になったからです。3年間本当にありがとう。
在校生の皆さん、今年度は今まで当たり前にできていたことが思うようにできず、先の見えない未来に不安を感じているかもしれません。それでも、仲間と過ごすかけがえのない時間を大切にしてください。皆さんの明るい未来を願っています。
そして、第八中学校で過ごした3年間は入学した頃はまだ小さなつぼみだった私たちを色鮮やかに咲かせてくれました。先生方、職員の皆様、大変お世話になりました。これから私たちはそれぞれの進路に向かって新しい一歩を踏み出していきます。しかし、私たちの「人生」という物語はまだ始まりにすぎません。今後大きな壁にぶつかることもあるでしょう。そんな時、この第八中学校での沢山の思い出、学び、出会いを糧とし、自信を持って自分らしくこれからを歩んでいくので、温かく見守っていてください。
そして、お父さん、お母さん。私は幼い頃から今までずっと二人のことが大好きです。私がここに立って話ができているのも、お父さんとお母さんが私のことを信じて背中を押してくれたから、そして、愛情を沢山注いで育ててくれているおかげです。本当にありがとう。今日で9年間の義務教育が終了します。これからは甘えてばかりではなく、大人への第一歩としてもっと自立しようと思います。素敵な大人になって必ず恩返しをするから待っててね。
最後に、素晴らしい出会いをくれた第八中学校の益々の発展をお祈りし、答辞の言葉といたします。
令和3年3月12日 卒業生代表