状態変化
氷が水や水蒸気になるように、物質の状態が個体、液体、気体と変化することを、「状態変化」といいます。状態変化では、物質の( ア )は変わりませんが、( イ )は変わります。さて、ア、イに入る言葉は何でしょう?中学生の皆さんならすぐにわかりますね。下の写真で行っているのは、「ろう」の状態変化で、おそらく熱して液体にした「ろう」をビーカーごと冷やし、個体になったときに、体積や質量がどうなるかという実験だと思いますが、実験では、液体の「ろう」が個体になったとき、体積が減った(ビーカーの中のろうの中心部分が窪んできた)ことと思います。我々にとって一番身近な水の状態変化では、液体である水が個体である氷になるときには、体積が少し増えるのですが、これは珍しいことのようで、ほとんどの物質はろうと同じように、液体が個体になるときは体積が小さくなるようです。そして、いずれの場合も質量は変わりません。体積が変わっても質量が変わらないなんて…、質量って不思議なものですね。