若宮ブログ

【避難訓練】

 今日は避難訓練を行いました。

 避難訓練で校長が子供達に話した内容を掲載します。

 

 明日は市川防災教育の日です。市川市のすべての子供たちが大きな地震にあっても、自分の命を守れるよう正しく判断し、行動できるようになってほしいと願い定められました。

 2011年3月11日、私は、2年生と帰りの会していました。そのとき突然、今まで経験したことのない大きな揺れが来ました。その揺れがとても長く、「いつもの地震と違う」という恐怖を感じたことを今でも覚えています。道路の信号はすべて消え、電車も止まってしまいました。私の学校は、市川駅近くの学校でしたので、電車が止まってしまい帰れなくなった人たちの避難場所になりました。そして、赤ちゃんからお年寄りの方まで、約1000人の人々が教室で夜を過ごしました。

 この地震によって、たくさんの方々が、命を落としました。家を失って避難生活になった人もたくさんいます。

 この日の体験から誰もが「命を守る行動」について真剣に考え、次の世代にも伝えなければという思いを強めました。

 あれから12年たち、1年生から5年生の皆さんにとって、震災は生まれる前のことになりました。でも、2月6日には、トルコ・シリアで大きな地震が発生し、避難している人々の様子が今でも、テレビや新聞のニュースで伝えられています。

 日本は、地震が起きやすい国です。いつそのような大きな地震が起きるかわかりません。

 

 大きな地震は学校にいるときに起こるとは限りません。

 放課後に公園で遊んでいる時かもしれません。

 お家でお留守番をしている時かもしれません。

そんなときどうしたらいいか、おうちでも話し合い、約束を決めておくと安心です。

自分の命を守れるように準備をしておくことがとても大切です。

 

そのための今日は避難訓練でした。

今日の避難訓練を振り返り、身の守り方についてもう一度考えてください。