学校の様子

校長室だより㉑(読書 令和5年5月22日(月))

 朝のニュース番組で、1ケ月間に1冊も本を読まない児童・生徒の割合を示す「不読率」が令和に入り、増加傾向にあることが東京都内の小中高校生を対象にした東京都教育委員会の調査(調査期間は、2022年9月上旬~中旬)で明らかになったと報道されていました。

 1ケ月間に1冊も本を読まない不読率は、「小2が4.4%、小5が5.1%、中2が10.3%、高2が33.4%」。いずれも前回の調査より不読率が上昇したとのことで、本を読まなかった理由は、「本を読むことに興味がない」「読みたい本がなかった」「本を読む時間がなかった」という回答が多かったようである。

 本校では、毎朝、朝読書の時間が設定されているので、本を読まない生徒はいないはずだが、学校以外でどの程度読書をしているのか心配になりました。読書は読解力を伸ばすだけではなく、考える習慣を身につけ、課題の解決に必要な資質や能力を育むことにもつながるとされています。生徒のみなさんには、学校の活動を通して本に親しみ、読書の習慣を身につけて、中学校を卒業してほしいと願っています。