ブログ

100_区切り(25.10.10)

 肌寒さを感じる今日、前期が終了します。一人一人に通知表が手渡され、これを機に一層加速したり、進む方向を修正したりする子もいるでしょう。教職員も振り返り、改善を検討する、そんな1年間の区切りといえます。区切りよく、このコラムも100号!

 言葉にも区切りがあります。音だけで認識していると、勘違いしていることに気づくことがあります。例えば「ニュージーランド」。「ディズニーランド」と同じ響きで「ニュージー・ランド」と思いがちですが、「ニュー・ジーランド」であることを知ったのは中学生?「ドンキホーテ」だって、「ドンキ・ホーテ」と勘違いしている人は少なくないはず。『枕草子』を記した「清少納言」も、「清少・納言」と区切りそうですが、「大納言・中納言」と言いますから、じっくり考えればそれしかないのです。同じように人物だと、往年のアクションスター「ブルース・リー」を「ブルー・スリー」と思っていた私。極めつけは「ヘリコプター」。「ヘリコ・プター」だなんて…。恐竜「トリケラトプス」やアフリカ大陸最高峰の「キリマンジャロ」、歌にある「カメハメハ大王」、検査のたびに気になる「コレステロール」はどうでしょう。それぞれ「トリ・ケラトプス」、「キリマ・ンジャロ」、「カ・メハメハ大王」「コレ・ステロール」が正解だとか…。

 調べてみると、「言語道断」や「無礼講」、「間髪を入れず」といった熟語や慣用句にもあるのです。「これって区切り自体あるの?」と思いますが、「言語道・断」、「無・礼講」「間・髪を入れず」なのだそうです。にわかに信じられないような話題で混乱に陥れようとする張本・人は誰?