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110_風呂とコーヒーとタバコと(25.10.27)

 長袖と上着がちょうどよくなって、秋冬の装いです。衣替えも慌てて行いました。こうした季節の変わり目を顕著に感じるのがお風呂とコーヒー。我が家は2階に風呂があり、人が出入りできる大きめの窓があります。夏場は全開にして露天風呂感覚。でも、涼しくなってくると、その窓の隙間が狭くなっていくとともに、窓や鏡、壁面に水滴がいっぱい付くようになります。ここで登場するのが、夏場は鳴りを潜めていた結露取りワイパー。これが活躍し始めると、私の中では秋から冬への突入なのです。

 もう一つのコーヒー。コーヒー豆を挽いて淹れるのが、朝のルーティーン。でも、冬に近づくにつれて静電気がひどくなり、フィルターをセットしたドリッパーに挽いた粉を移すのが大変になるのです。まとわりつく粉が、時間のない朝のストレスにもなるわけです。

 さて、息が白くなってくる頃に決まって思い出すのが、初めてタバコを吸った日のこと。台所の棚に赤いパッケージのタバコを見つけて、興味津々のまま庭に出て軽く浅く、慣れてくると強めていったのが始まりでした。やめて久しいですが、何十年吸い続けたタバコのツケがCOPDとなって肺を壊しているようです。自覚症状はありませんが、元には戻りませんから、医師の注意事項は守らないと。

 このタバコの値段は、1980年頃の180円から、あれよあれよという間に300円(2006年)、440円(2010年)になり、2018年には大台の500円。今や600円といいますから驚きです。今秋の値上げリストには見られませんでしたが、嗜好品のタバコは今後いくらまでいくのでしょう?

 コーヒーとタバコで時間を潰せた時代が懐かしい反面、やり直しがきかない後悔も少なくないのです。