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104_時代とともに(25.10.17)

 昭和の時代、多くの家庭にあったのが分厚い電話帳。電話台や公衆電話に定位置をもっていたものです。それが「ハローページ」「タウンページ」という愛称で呼ばれるようになったのはいつからでしょう。固定電話が当たり前でしたから、地域別の五十音順に電話番号が調べられたわけです。例えば、水漏れ修理をお願いしたいとなれば、職業別電話帳の「タウンページ」を開いて、該当する職業・店舗を見つけ出して「ダイヤルを回す」わけです。特殊詐欺など聞かない時代でしたから、ある意味情報の垂れ流しとも言える冊子だったわけです。

 卒業アルバムだって、ページの最後に個々の氏名・住所・電話番号がしっかり印刷されていましたから、これを買い取る業者もいたらしいです。そう考えると、ネットの普及につれて情報検索はPCやスマホにとってかわられたのは必然なのかもしれません。

 時代とともになくなっていくものに、和室を加えられるかもしれません。昔は和室が居室であり、応接間でもありました。でも、若年層を中心とした和室離れが目立つ中、ほぼフローリング中心で、リビングの一角に畳コーナーという形で残るだけということもあります。ただ、あの新しいイグサの匂いが好きな私には、ちょっと残念な気がします。とは言いながら、15年も経つのに一度も畳表を替えていませんから何かを言えた義理ではありません。

 畳の需要を心配する傍ら、子供たちが成人する頃の職業の趨勢も気になります。