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143_ツーツーツー・トントントン(25.12.16)

 こっちのけんとの『はいよろこんで』のサビ直前の歌詞に、モールス信号が出てきます。この歌詞が生まれた背景を知る人も多いのではないでしょうか。

 さて、ヘランケラーの「見えない・聞こえない・話せない」の三重苦は有名ですが、「神様が、見る・聞く・話すのいずれか一つの復活を与えてくれるとしたらどれを望むか」という質問に自分ならどう答えるでしょう。おそらく「見る」が多数を占めるような気がしてなりません。でも、ヘレンケラーは「聞く能力」を欲したといいます。これは、言葉によるコミュニケーションの原点が「聞く」にあるからなのかもしれません。11月下旬に閉幕したデフリンピックでも活躍した手話は、「聞くための手の言葉」といえます。

 障害に限らず、人の悩みは尽きません。そんな時、一人で抱え込まずに誰かに相談するだけで心が少し軽くなることがあります。大人であれ子供であれ、「助けを求める権利」が誰にもあることを心に留めておきたいものです。

 明後日が最終回のドラマ『小さい頃は、神様がいて』の前話で、消防士の息子が母親にこう言います。「SOSは早ければ早いほどいいんだよ。そして、強く伝えること!何度でも決して諦めない!それが大事なんだよ」と。決して子供に限ったことではないのです。だから、受信する側もアンテナも高くしたいものです。そのためにも「SOSの出し方教育」「ゲートキーパ」で検索できる動画をぜひご視聴ください。

 さてこの季節、新聞のページをなかなかめくれません。スーパーのビニール袋の口が開きません。指先が乾燥しているせいでしょう。一人困って、ついペロッと唾をつけたくなりますが、感染症が流行中の今、それは危険極まりない!かといって、こんなことでSOSは出せないし…。だから決して諦めない!