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109_最幸!(25.10.24)

 頭を剃るためのシェービングフォームがなくなりかけているので、向かったドラッグストア。棚には、「お買い得」の2缶セットが1280円。その隣に並ぶ1缶売りは630円です。えっ、変じゃない?黙って見過ごせず、すぐに定員さんに確認しました。しばらくして「すいません、1248円でした」との言葉と一緒にその缶を買い物かごに入れたのでした。「お得」の文字に目を奪われてよく確認しないでいると、損してしまうこともあるという例でしょうか。

 物の価格は天井なしに右肩上がりですが、「高い」という文字のつく言葉を考えると、「高齢」「高温」「高級」「高層」「崇高」「高騰」など数々あることに気づきます。この「こう」という音を、縁起のよい「幸」に換えるだけで印象もガラリと変わって聞こえる言葉があり、ポジティブな当て字として使われる場面は少なくないようです。

 例えば、「最高」を「最幸」と記すと、どんな印象になるでしょうか?「高齢」を「幸齢」とすれば、なんだか明るい気持ちにさせてくれます。「健康」を「健幸」と書いて、「健幸都市」を標榜する地域も見られます。先日見た買取専門店の看板には「幸価」とあったくらいです。高くはなくても、納得・満足のいく良心価格だといいなぁと他人事なのに思ってしまいます。

 今日は陸上大会。練習の成果を発揮して、誰かと競う意識より自己ベスト更新を狙ってほしいのです。その結果、入賞できたら最幸です!