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Bee's Cafe
111_競馬が新鮮!(25.10.28)
たくさんの花を咲かせたキンモクセイが甘い香りを放ち、秋の深まりを感じさせてくれます。また、地面に落ちた花は、その一角を鮮やかなオレンジ色に染めています。1980年代には「クルマに~ポピ~♪」で有名なテレビCMがありましたが、私は緑の容器のキンモクセイを好んで使っていました。このキンモクセイ、昔の家は汲み取り式トイレだったので、便槽の近くに植えることでキツイ臭気を隠したといいます。なるほどと感心しながらも、花の季節が終わるとうっそうとした葉だけが生い茂る様は、決して可愛くなく残念な樹木だと思ってしまうのです。
さて、少し前に始まった日曜劇場『ロイヤルファミリー』を毎週観ています。競馬の世界を舞台に、夢を追いかけ続ける熱い大人たちの絆が描かれていくようです。最終回の有馬記念優勝に向けて展開していくのだろうと勝手に想像しています。その有馬記念は、中山競馬場で12月下旬に行われる一年を締めくくるレースであるのは言わずもがな。ただ、出走馬の選定は奥が深そうであることがなんとなくわかりました。未知の世界である、競馬に携わる様々な人々の努力や思いが伝わってきて新鮮です。
以前中山競馬場付近に住んでいたことはありますが、開催日の近隣道路が渋滞して迷惑だくらいの位置づけでした。ですから、競馬場に入ったことはありません。でも、きっかけはドラマではありませんが、12月半ばに友達数人で足を運ぶことになっています。初めての馬券購入も教えてもらいながら、会場全体の雰囲気を楽しめれば、ドラマの見方も違ってくるかもしれません。
ただ、競馬場も独特のニオイがあるのではないかと予想しているのですが…?!
110_風呂とコーヒーとタバコと(25.10.27)
長袖と上着がちょうどよくなって、秋冬の装いです。衣替えも慌てて行いました。こうした季節の変わり目を顕著に感じるのがお風呂とコーヒー。我が家は2階に風呂があり、人が出入りできる大きめの窓があります。夏場は全開にして露天風呂感覚。でも、涼しくなってくると、その窓の隙間が狭くなっていくとともに、窓や鏡、壁面に水滴がいっぱい付くようになります。ここで登場するのが、夏場は鳴りを潜めていた結露取りワイパー。これが活躍し始めると、私の中では秋から冬への突入なのです。
もう一つのコーヒー。コーヒー豆を挽いて淹れるのが、朝のルーティーン。でも、冬に近づくにつれて静電気がひどくなり、フィルターをセットしたドリッパーに挽いた粉を移すのが大変になるのです。まとわりつく粉が、時間のない朝のストレスにもなるわけです。
さて、息が白くなってくる頃に決まって思い出すのが、初めてタバコを吸った日のこと。台所の棚に赤いパッケージのタバコを見つけて、興味津々のまま庭に出て軽く浅く、慣れてくると強めていったのが始まりでした。やめて久しいですが、何十年吸い続けたタバコのツケがCOPDとなって肺を壊しているようです。自覚症状はありませんが、元には戻りませんから、医師の注意事項は守らないと。
このタバコの値段は、1980年頃の180円から、あれよあれよという間に300円(2006年)、440円(2010年)になり、2018年には大台の500円。今や600円といいますから驚きです。今秋の値上げリストには見られませんでしたが、嗜好品のタバコは今後いくらまでいくのでしょう?
コーヒーとタバコで時間を潰せた時代が懐かしい反面、やり直しがきかない後悔も少なくないのです。
109_最幸!(25.10.24)
頭を剃るためのシェービングフォームがなくなりかけているので、向かったドラッグストア。棚には、「お買い得」の2缶セットが1280円。その隣に並ぶ1缶売りは630円です。えっ、変じゃない?黙って見過ごせず、すぐに定員さんに確認しました。しばらくして「すいません、1248円でした」との言葉と一緒にその缶を買い物かごに入れたのでした。「お得」の文字に目を奪われてよく確認しないでいると、損してしまうこともあるという例でしょうか。
物の価格は天井なしに右肩上がりですが、「高い」という文字のつく言葉を考えると、「高齢」「高温」「高級」「高層」「崇高」「高騰」など数々あることに気づきます。この「こう」という音を、縁起のよい「幸」に換えるだけで印象もガラリと変わって聞こえる言葉があり、ポジティブな当て字として使われる場面は少なくないようです。
例えば、「最高」を「最幸」と記すと、どんな印象になるでしょうか?「高齢」を「幸齢」とすれば、なんだか明るい気持ちにさせてくれます。「健康」を「健幸」と書いて、「健幸都市」を標榜する地域も見られます。先日見た買取専門店の看板には「幸価」とあったくらいです。高くはなくても、納得・満足のいく良心価格だといいなぁと他人事なのに思ってしまいます。
今日は陸上大会。練習の成果を発揮して、誰かと競う意識より自己ベスト更新を狙ってほしいのです。その結果、入賞できたら最幸です!
108_タブレットを使えば…(25.10.23)
中学校の美術の時間に、校外での写生会がありました。画板に画用紙を挟んで、ミニ椅子をもって出かけた先で風景画に取り組んだのです。先生に見つからないように、ベーゴマ遊びをするための樽とシートも携えて…。
教員になってからも、校内外を問わず様々なテーマで絵を描きました。2時間連続を数日使って下絵や彩色をします。風が吹けば紙が宙を舞い、雨だと活動ができません。描く対象によっては元の姿を留めないものもあって、完成するまで子供も私もハラハラドキドキでした。室内でも、リコーダーを吹く友達だったり足を組んでポーズをとったりする姿をデッサンする場合もありました。ペアで交代したり私がモデルになったりしましたが、同じ姿勢を保つのは結構疲れますし、ポーズが微妙に違ってきます。
でも今は、タブレットが大活躍です。自画像だって鏡を脇に置いて、チラチラ見ながら描くことがなくなりました。風景も写真に収めておけば、あとは教室の机の上で活動は進みますから便利この上ない!でも、なんか味気ないと思ってしまうのは、やっぱり昭和人だからなのでしょう。
先日は4年生が、教室でタブレットに何やらタイピングしています。どうも様々な条件に加えて、オチのある話を作っている模様。下書きをノートや原稿用紙に記して先生にチェックしてもらうより、創作活動も指導もはるかに効率的ですし、何より楽しそう。そろそろ始まるであろう6年生の卒業文集もタブレットに記録して先生に送れば、授業時間中でなくても担任は添削指導ができてしまうわけです。使い方次第で可能性は広がっていきそうです。
107_健康法(25.10.22)
図書館で借りた『教場』シリーズ。読みながら、主人公の風間公親と木村拓哉の顔が重なってしまいます。とにかく教官の千里眼ともいえる言動には驚きます。まさに「一を見て百を知る」といった感じです。逆に私はというと、「十を見ても、まだ一すら見えてこないタイプ」かもしれません。
そんな私にもやってきた食欲の秋。涼しくなってくると、味覚が研ぎ澄まされるのでしょうか。魅力的な食べ物も多いので、つい「もう少しだけ…」なんて気持ちになってしまいます。一般的には、三食規則正しく摂ることが推奨されますが、一日二食あるいは一食を提唱する健康法もあります。
タレントの片岡鶴太郎さんは、朝5時半から2時間半かけて朝食を食べるといいます。しっかり咀嚼し、野菜などの旨味や豊かさを舌の上で噛みしめるそうですが、そんな仙人のようなマネは私には到底できません。三食の腹八分ですら難しいくらいですから。
昔から「腹八分の医者いらず」と言われるように、人それぞれの「適量」があるわけです。それこそが健康を保つうえで大事なのでしょう。江戸時代の儒学者・貝原益軒が綴った『養生訓』に書かれた教えの一つらしいのですが、3百年以上前の健康ハウツー教訓が、今に受け継がれているわけです。
その内容を総括すると、「若い頃は知恵が足りず、社会にも順応できずに、悔いを残すことが多い。けれど長生きすれば、自分に知識が増えて学が付き、楽しみも多くなるなど良いことが増える。だから養生して、長生きして人生を楽しもう」「老後の一日、千金にあたるべし」(朝日新聞be「知っ得なっ得」参考)ということのようです。これを読んで「人生これから」なんて考える単純な私は、やっぱり「一すら見えていない」薄っぺらかも…。
106_何が楽しみ?(25.10.21)
遠足のお菓子は、決まった金額内で買い揃える楽しみがありました。行くのは決まって近所の駄菓子屋。ボンタン飴とサンキストレモン(タブレット)、都昆布は私の定番。チョコベビーも好きでした。
町の駄菓子屋はとんと見かけないし、聞かなくなりました。駄菓子屋は、好きなものを選びながらお金の価値を学ぶ場でもあり、大人子供を問わず人と交流できる社交場だった気がします。しかし、いつの頃からかコンビニに取って代わられて姿を消してしまいました。ただ、ショッピングモール内に昭和の雰囲気漂う駄菓子屋をよく見かけ、人気を博しているようにも見えます。
今月末に日光方面へ修学旅行に出かける6年生も、バスの中で食べるおやつを買うなど、そろそろ準備に取りかかる頃だと思います。最新のクマ情報では、寒くなったせいか10月に入っての奥日光での目撃が激減しています。そうであっても、決して油断はできません。
さて、日光修学旅行を実施する小学校で、東照宮が行程に入っていない計画はおそらく皆無と思われます。陽明門の前で必ず集合写真を撮りますし、事前に調べた眠り猫を楽しみにする子もいます。その眠り猫が、想像以上に小さなことに落胆する子や三猿を見つけられない子も目にします。
あるイラストに、「三猿が表すものを右から順に書きなさい」というコメントがあって、美容に意識の高い男子高校生が「洗顔・化粧水・乳液」と解答する画に笑いましたが、歴史のある重要文化財だってこまめな手入れは欠かせません。もしかすると、三猿のお肌の艶がなくなってはいることに気づくかもしれません。
105_COSMOS(25.10.20)
秋は、様々な学校行事も集中する時期。校外学習あり、修学旅行あり、音楽会あり…。高校の文化祭では、学級の結束が強まったりカップル(古い?!)が生まれたりするなど、小中高を通じて非日常をめいっぱい楽しんだ記憶でいっぱいです。
11月に開催する校内音楽会は、「集団への所属感や連帯感」或いは「自主的・実践的な態度」を培うことも目標にしながら練習に取り組むわけです。これを前に、教室から今月の歌『COSMOS』を歌う声が響いてきます。秋桜ではなく宇宙の方。
娘が中学校の合唱部で歌っていたのを思い出します。全国大会で歌った曲かどうかは定かではありませんが、数多くの学校が様々なアレンジで挑戦していました。高音の奥に響く男声が印象的で、よく覚えているのかもしれません。ホールで聴く歌声は、言葉のとおり心震え、合唱界における21世紀最初のヒット曲と言われたのも頷けます。一方、私が口ずさむと、どうも心壊れる曲になるそうです。
作詞・作曲したミマスさんは、“イマジネーションをふくらませて、元気よく、皆さんの歌で「宇宙」を作ってください”と言います。また、ボーカルのSachikoさんは、“心に感じたことを大切にして、気持ちよく歌えば、あなたの心は空まで届くような気がします。同じ歌、同じ歌詞でも、歌う人一人一人、その意味合いやイメージは違ってくると思います。その一人一人の想いの違いが重なって、新しい、たった一つの「COSMOS」が、またそこに生まれると、私は思います”とメッセージをくれます。(ともにHP原文のまま)
音楽会で全校が心を一つにして歌うので、どんな宇宙が体育館に広がるかが楽しみです。
104_時代とともに(25.10.17)
昭和の時代、多くの家庭にあったのが分厚い電話帳。電話台や公衆電話に定位置をもっていたものです。それが「ハローページ」「タウンページ」という愛称で呼ばれるようになったのはいつからでしょう。固定電話が当たり前でしたから、地域別の五十音順に電話番号が調べられたわけです。例えば、水漏れ修理をお願いしたいとなれば、職業別電話帳の「タウンページ」を開いて、該当する職業・店舗を見つけ出して「ダイヤルを回す」わけです。特殊詐欺など聞かない時代でしたから、ある意味情報の垂れ流しとも言える冊子だったわけです。
卒業アルバムだって、ページの最後に個々の氏名・住所・電話番号がしっかり印刷されていましたから、これを買い取る業者もいたらしいです。そう考えると、ネットの普及につれて情報検索はPCやスマホにとってかわられたのは必然なのかもしれません。
時代とともになくなっていくものに、和室を加えられるかもしれません。昔は和室が居室であり、応接間でもありました。でも、若年層を中心とした和室離れが目立つ中、ほぼフローリング中心で、リビングの一角に畳コーナーという形で残るだけということもあります。ただ、あの新しいイグサの匂いが好きな私には、ちょっと残念な気がします。とは言いながら、15年も経つのに一度も畳表を替えていませんから何かを言えた義理ではありません。
畳の需要を心配する傍ら、子供たちが成人する頃の職業の趨勢も気になります。
103_ピンセル、シッテル?(25.10.16)
14日夜は、サッカー日本代表がブラジルから勝利を奪う歴史的な日になりました。興奮冷めやらないまま床に就いて浅い眠りの連続もまたうれし!
一方、日本のプロ野球もメジャーリーグもプレーオフを経て、シリーズチャンピオンをねらう真っ只中。野球ファンなら見逃せない試合ばかりでしょう。定年退職をした後、再任用で務める現在の私は、プレーオフに進出したようなものかもしれません。「1試合1試合を大切に」とか「ファイナルまで頑張る」といった言葉が似合いそうです。ただし、チャンピオンを目指すわけではありませんから、「教員人生の後半こそ楽しい」と思えるような活動を、児童を含めたたくさんの人と創り上げていきたいと思うのです。
さて、もう40年も前のことです。放課後、当時の校長先生と校内を回りながら画鋲の刺し方を教えてもらったことを思い出します。「画鋲はね、こうやって斜めに刺して、針と縁(へり)の2点で止めるんだよ」と。こうすることで、画鋲を抜く際も楽なのです。以来、ずっと実践してきた健気な私。まっすぐ押し当てられた画鋲を抜く作業ほど大変なものはありません。ましてや時間が経過しすぎて、錆びていようものならかたくて指先崩壊です。付属の画鋲抜きがあればよいのですが、そういう時に限って見つからないのは世の常。「かたい」といえば、慌ててトイレに駆け込んだ時のズボンの紐は、固結び状態になってしまうと世界一かたい!
話を戻しますが、『ピンセル』という言葉を聞いてピンとくる人はどれくらいいるのでしょう。「どんなに深く刺さった画鋲でも、面白いように抜ける」という謳い文句の安全画鋲抜取器。自分で買ったことはありませんが、使っていた先生は結構いたような気がします。さすがに最近は目にすることもないと思いながら、普段めったに開けないレターケースを開けてびっくり!古びてはいますが、緑色の背中に「Pincel」の文字があります。昭和のレトロ文具といったところでしょうか。何だか嬉しくなってしまいました。
102_光(25.10.15)
戦闘開始から2年となるパレスチナ自治区のガザ。66万人が学校に通えず、死者6.8万人のうち子供だけで2万人を超す状況といいます。天井のない監獄と呼ばれ、衣食住にわたりまともな生活ができていないことが映像などから伝わってきます。先週、日本人2人のノーベル賞発表のニュースは、各方面に光をもたらしたと思います。同じように「ガザ停戦合意」「人質解放」の文字は予断は許さないまでも、多くの人々に小さいながらも確実な希望の光になっている気がします。
話は変わりますが、「トッキュー」という音だけを聞くと、「特急」しか思い浮かびませんが、海上保安庁が誇る海難救助のスペシャリスト「特殊救難隊」のこととわかると、「あぁ、海猿かぁ」と納得です。そう呼ばれるのは、選び抜かれた36人の精鋭だけだといいます。ただ、人命救助に全力を尽くす隊員、あるいは隊員になるための厳しい訓練は、ドラマの中でしか知らないというのが現実。春のドラマ『PJ~航空救難団~』も、航空自衛隊の「人命救助の最後の砦」とされる救難団を目指す学生と教官の話で、とてつもない厳しい訓練が展開されていました。
産経新聞の記者が、この海猿とともに過酷な訓練に挑戦したという記事を目にしました。自分の限界に挑み続けることに身をもって体験しながらも、「救助しているのか、されているのかわかりませんでした」と嘆き、「過酷すぎた」と感想を漏らしています。必ずしも肉体的な限界を求められる職業でなくても、大変さはついて回ります。要は、働くことの奥に何を見出すか、自分が求めるのはどんな光なのかが問われるのだと思います。
先日、諸外国と比較した日本の教員の多忙さをOECDが公表しましたが…。
学校だより「うばやま」No.17は、12/15発行予定です。
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新入生保護者会の案内を掲載しました。変更点がありましたら、本ホームページに掲載しますので、ご確認ください。
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非常変災時学校対応ガイドライン
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非常変災時ガイドライン(柏井小).pdf
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