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Bee's Cafe

137_オノマトペ(25.12.8)

 サツマイモを育てた畑の一角で収穫した大根とネギをいただきました。立派な大根なので、半分をお隣りさんへおすそ分け。我が家では翌日、なますとなって食卓に上りました。おせち料理となることが多いですが、フライングでもおいしいものはおいしい!教頭先生の実家の柚子も添えるとなおさら。パクパク口が動きます。

 さて、音や声、物事の状態や様子を言葉で象徴的に表す擬態語や擬音語の総称が「オノマトペ」。日本語は、このオノマトペが実に豊富な言語かもしれません。

 例えば、「ドキドキ」は胸、「わくわく」は期待、「クラクラ」は眩暈、濁点が付いて「グラグラ」になると歯や地震をイメージします。「うとうと」は眠気、「しとしと」は雨、「じめじめ」は湿度、「しめしめ」になると悪巧みに早変わり。「くんくん」と匂いを嗅ぎ、「かんかん」と日が照り続くのです。では「どしどし」といえば何?私には、ラジオから聞こえる「お便りをお待ちしています」という言葉と結びつきます。

 擬音語になると、「ポチャ」は水、「ポツン」は独りぼっちか降り出した雨の一粒、「スポン」は何か抜けた音といった具合です。「カチーン」とくれば、怒りのスイッチが入った瞬間でしょうか。こうしたことは、外国人には理解がとても難しいと思います。逆にこれらを当たり前にわかってしまう私たちは優秀な民族…なんて?!

 いただいた大根を抜くとき、「どっこいしょ」といったかけ声が出たでしょうか。これもオノマトペの一種で、「重い」様子を表す言葉です。私の場合、椅子に腰かけるときに思わず口から漏れますが、この場合、重いのは腰?

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