校長の部屋

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099 ウィズコロナ(10/12)

 大学の講義は、まだオンラインが継続していると聞きますが、アメリカのズーム授業のこんな話を読みました。ある学生が、オンライン講義だったら飲酒してもバレないと思っていたところ、講義終了後に教授からメールが届いたそうです。「今日の講義で、あなたがビールを飲んでいることに気がつきました」とあって焦ったそうです。でも、「私もそのビールが好きです。ただ、月曜日の朝8時に飲んでいたことを心配しています。何か気がかりなことがあるなら、気兼ねせずメッセージを送ってくださいね。私はどんな時も生徒たちの味方ですから。」と文章は続いたそうです。叱るでも見て見ぬふりをするでもなく、朝からアルコールに頼るのには、何か事情があるのではないかと心配する心遣いが粋ではありませんか。

 さて、先日のニュースで、NTTがコロナ後の社会を見据えてリモートワークを基本とし、転勤や単身赴任を原則廃止する方向で検討すると発表しました。東京にあるオフィス等を売却する企業もありますし、働き方がどんどん変わっています。これに伴って、会社の近くに居所を構えなくてもよくなるわけですから、温泉地とか釣りなどの趣味が楽しめる場所への引越し、あるいは地元へのUターンが増えるかもしれません。

 どんな場所に住みたいですか?と問われたら、う~ん森の中に建てたログハウスやツリーハウスなんかよいかも…。子供たちは「○○がいい」と答えながらも、「市川小からは転校したくない!」と言ってもらえるような学校でありたいと思います。

098 自信と課題を胸に(10/11)

 ウクレレを習い始めてちょうど1年。長渕剛さんの『乾杯』をスタートに、今は『空も飛べるはず』(スピッツ)を弾いています。コード展開が速い部分もありますが、不思議と指が動くようになっています。「我ながら、やるじゃん!」と自分を褒めています。小さいながらもこうした嬉しさが、次への意欲につながるのだと身をもって感じています。

 前期終了に伴い、通知表が手渡されます。課題は大事にしながらも、良いこと・頑張ったことを中心に所見が書かれています。半年にわたる様々な記録をもとに評価していますので、自信につなげてほしいと考えます。

いつも言うことですが、本校の教育重点である“子供たちの「自己肯定感」「自尊感情」を高めていく”ためには、家庭や地域との連携・協働は必須です。みんなでよさをちゃんと認めてあげられるようでありたいと思います。よさや得意なところをさらに伸ばせる後期にするために、教職員全員で指導・支援をしていきます。

097 写真を見てニヤニヤ(10/8)

 今日は4年生の校外学習です。7時半出発で行ってきます。シャッターチャンスを逃さず子供たちのよい表情を残したいと思います。

 写真といえば、昔ながらの分厚いアルバムを開いて楽しむことがあります。ベッド下や部屋の一角を占有していますが、眺めては幼かった子供たちの姿や言葉などを見て、ニヤニヤと思い出し笑いをしています。一方、スマホやパソコンに保存したデジタルデータはとりたてて閲覧しようという気にはならないから不思議です。

 さて、卒業アルバムの業者選定を行っています。しばらく見直しを行っていなかったようですので、これまでお願いしていた業者も含めて、見積もりや本冊のページをめくりながらPTA本部役員にもご協力いただきました。直近で、現4年生以降の卒業アルバムからなら変更可能という考えです。宿泊学習や行事などでは、子供たちとカメラマンが行動を共にします。別の業者となった場合は、来年度は運全校に関わる行事に2つの業者のカメラマンが立ち入ることがあるかもしれません。

 久しぶりに小・中・高の卒業アルバムを紐解いて、ニヤニヤしてみませんか?では、よい週末を!

096 黄金比(10/7)

 午前中のうちにやっておきたい仕事にかかりきりで、教室巡りもしておらず、昼を過ぎてから慌てて書き込んでいます。

 さて、柿の種といえば「浪花屋」と言って憚らないのは妻。ビールのつまみは柿の種で十分とのこと。ピーナッツ入りは邪道とまで言い切ります。一方、私は、専らピーナッツ入り。その配合が絶妙だと思いながらも、ビーナッツばかりを食べているのは矛盾した行動?亀田製菓は、過去に比率見直し委員会なるものを創設し、国民投票を実施し、昨年5月に柿の種とピーナッツの比率「6:4」から「7:3」へという新時代の幕開けとなりました。

 ところで、「黄金比」という言葉をよく耳にします。ウィキペディアで調べると、円周率のように延々と続く数値が見られます。長方形の縦横比にも心地よさを感じる比率があるようです。本のサイズや名刺、カードのサイズもこれに当たるといいますし、音楽の世界やヒマワリの花、草木の葉といった自然界にも存在するらしいのです。学校の中にも最高のバランスで心地よさを醸し出すものがきっとあるかもしれません。

 ちなみに、日本の国旗も縦横の長さや日章の直径の割合が、法律で決まっています。縦の長さは、横の3分の2。日章の直径は、縦の5分の3なのです。そんなことを考えずに、白い紙に赤ペンで丸をグルグルって描いた方が心地よい…?

095 睡眠の質(10/6)

 娘がキャンプ用のテントを買ったといいます。まずは、デイキャンプから始めるようですが、うちの倉庫から様々な道具を持って帰りました。

 子供たちが小さなころは時々キャンプに出かけました。秋は概ね快適でした。夏場は暑すぎて眠れず、一晩中子供たちをうちわであおいでいました。夜中に激しい雷雨に見舞われ、怖くて車中に避難したのは筑波のキャンプ場?炭のにおいを嗅いだり、焚火の炎を見たりすると、ソロでもキャンプに行きたくなります。ユーチューブには、焚火や暖炉の炎が揺れるだけの動画がたくさんあります。延々3時間の動画を見て、気分だけ味わうことにしましょうか。

 さて、コロナ禍の在宅ワークによって生活リズムが崩れて、睡眠の質が落ちていると感じる人が増えているといいます。そして、人の睡眠には「明るさ」と「色」も関係があるようです。昼間は太陽光も含め、しっかり明るく白い光を浴び、夜は穏やかなオレンジ系の灯りに切り替えることが重要。つまり、昼と夜の光を切り替えることで自律神経のバランスが整って、質のよい睡眠につながるのです。東京都市大学の小林茂雄教授によると、睡眠前後の最適な照明環境は、

①寝る1時間前から明るさを絞り、オレンジ系の色で間接照明を中心にする。

②睡眠中は真っ暗、あるいは薄暗い明かりのどちらでもよい。

③起床30分前から徐々に明るく白っぽい明かりにする。

とよいそうです。とはいうものの、自動で色を変えたり点灯させたりはできませんが…。ただ、

④寝る前はできるだけスマホやパソコンの画面を見ない。

⑤体温が上がるお風呂や激しい運動を避ける。

の2つはよく言われます。まずは④に特化して実践し、睡眠の質を高めようと思います。ちょうど枕も最近かえたばかりですし…。

 10月の保健だよりで、本校の高学年児童の就寝時刻が遅いことを知りました。学習塾での勉強が一因かもしれませんが、それをなんとかするのは難しいこと。だったら、睡眠の質を高めることを目指す必要があると思います。ただ、寝る前に炎の揺らぎを楽しむのはおねしょの元?!