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008 5月といえば…(4/28)

 ♪柱~のき~ず~は おととし~の~♪

 童謡『背くらべ』の冒頭です。この歌詞は、端午の節句に背丈を測ってもらった子供目線ですが、柱を背に身長を測る風習も薄れましたし、歌われることもほとんどなくなりましたし。もう無くなって2年経ちますが、実家の柱に私や弟、孫たちの身長が、爪の先で書かれていたのを懐かしく思い出します。ところで、私の額に刻まれた縦と横の深い皴はいつからなのでしょう?「おととしの~」なんていう次元ではありません。気になるからセロテープで留めて寝たら少しは…?

 5月が近づくと、田園風景が続く中に鯉のぼりをいくつも見かけたのは、今は昔。最近ではほとんど目にしなくなりました。何mもあるポールを立てロープで支えるということは難しい住宅事情です。私が子供のころは、近所の職人が設置してくれ、悠々と泳ぐ鯉のぼりは春の風物詩でした。先日通りかかった東国分中学校そばの遊水地には、横に張ったロープにたくさんの鯉のぼりが風になびいていました。似たような風景を見て、「風に吹かれて、鯉のぼりが大きくなったのがきれいだった」とテレビから聞こえてくる子供の声が新鮮です。

 「柱の傷」「鯉のぼり」など、失われていくものは少なくありません。昭和のじじぃには懐かしいものばかりですが、新しい風物詩も生まれていると思いたいものです。というわけで、「5月といえば○○」の○○を埋める設問があったら何と書きますか?5月の田んぼが大好きな私は、畦道などに生えるヨモギを使った「ヨモギ団子!」かな。

 さぁ、明日からGWがスタート。何かに夢中になるが故に注意散漫で事故に遭うことがないように願っています。