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575 梅(25.2.26)

 昨日も6年生が校長室にやってきて、1年生と給食の交流をしたいと真剣に訴えます。思いを語れる6年生に育っていることが何より嬉しい!認めたのは言うまでもありません。

 月曜日に成田山公園の梅まつりに出かけました。果たして、今日からの暖かさを待って開花の準備をしようかといった段階です。よって、懐かしい街並みの参道巡りに切り替えです。鰻や竹細工、鉄砲漬けの店は今も変わらず…。羊羹といえば「米屋」や「とらや」という人が多い中、祖母は「成田柳屋」だったことを思い出します。ただ明治30年創業のその店も明後日閉店を迎えます。

 さて、「梅」がつく日本酒といったら、梅錦(愛媛)・雪中梅(上越)・越乃寒梅(新潟)などがあります。山武市には、梅一輪という銘柄を製造する酒蔵もあるようです。一方、テレビCMで有名だったのは、石原裕次郎さんや渡哲也さんを起用した松竹梅。「♪喜び~の酒、松竹梅」というフレーズは今も耳に残っています。

 梅は、花の鑑賞用の花梅と実を食べることを目的に栽培される実梅に分類されます。母はよく梅干を作っていましたし、梅酒づくりは妻に引き継がれ、数十年物の瓶が床下で出番を待ちます。梅の実には種が入っていますが、割ると「仁」が現れることを知らない人は私だけではないはず。大宰府天満宮に祀られる菅原道真が、梅干を好んだことから「天神様」と呼ばれるそうです。でも私の中では、梅干は種で完結してるのに、画像検索すればあります、あります!しかも、その天神様を袋詰めした商品まであってびっくりです。

 先の「大宰府」が歌詞にある曲が昭和のフォークソング『飛梅』(さだまさし)。切ない歌詞が好きで今でも口ずさみます。ただ、桜を歌ったヒット曲は多くありますが、梅はほとんど聞かない気がするのは、華やかさに欠けるからでしょうか。そうだとしても、学校の梅の開花を心待ちにする私です。