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007 わらびは何処へ(4/27)

 毎週のように出かける道の駅、野菜コーナーに「わらび」が並んでいました。片手で軽くつかめる量が270円。お手頃な値段とは言えません。わらびは、おひたしや煮物、味噌汁などになって我が家の食卓に登場していた半世紀以上前。そのわらびだって、近所の雑木林から採ってきたもの。たくさん採っては祖母に褒められて鼻高々だった少年時代。だから、今も雑木林があるとわらびを探したくなりますし、笹やぶを見ると足を踏み入れて秘密基地を作りたくなる、そんなノスタルジックな気持ちに浸れる場所といえます。

 

 ノビルやイナゴも自給でした。イナゴの足にある棘が頬っぺたの内側に刺さったことまで思い出します。大人になって、プランター菜園もやってみましたが物足りず、畑を借りて野菜作りに挑戦したもののすぐに挫折したのは数年前。

 生活科や理科、総合でミニトマトやオクラ、ナス、トウモロコシ、枝豆、サツマイモ、稲、じゃがいもなどを育てる活動があります。自分あるいは自分たちの作物ですから、「大切に育てたい」「たくさん収穫したい」という思いが膨らみます。観察や世話にも余念がありません。ある子は、苗に名前をつけて愛しそうにしています。野菜の成長や変化、自分とのかかわりについてたくさんの気づきが生まれることを期待しています。