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588 花粉とミモザ(25.3.17)

 「爽やかさのある優しい香り」がするらしいミモザの花。「らしい」と書いたのは、それを感じないからです。スギ花粉飛散の季節と重なるため、思い切り吸い込むことが憚られるからかも…。ミモザの日(3/8)頃からどんどん開花範囲が広がり、今が盛りと道行く人の目を楽しませている庭のミモザ。

 この「ミモザの香り」を売りにしていたのが、花王のフェザークリームシャンプー。黄色のボトルから卵色の液体が出てくるCMが流れたのは、半世紀前の髪ふさふさだった中学生頃でしょうか。エメロンとかバスボン、シャワラン、恋コロンシャンプーなど、響きを懐かしく思う昭和世代。

 花粉症を発症して、何年のおつきあいでしょうか。若い頃はティッシュボックスを手放せないほどひどかったのですが、最近は比較的軽く済むようになっています。ひどい時は、思考能力ゼロ・根気ゼロ・意欲ゼロに陥りますから最悪です。シーズンに入ると飲み薬は欠かせませんが、コロナ前後のマスクが生活以降、くしゃみ・鼻水より目のかゆみの方が悩みの種。

 天気予報の中で、花粉の飛散予報も報じられます。「少ない」という文字に安心し、「非常に多い」を見た日はきちんと対策をとらなければなりません。洗濯物を屋外に干さない家庭もあるはずです。妻と出がけに口喧嘩でもしようものなら、枕干しをして仕返しをされそうで怖い!毎日確認する花粉情報に最近、「極めて多い」という表示が登場しました。「非常に多い」より上位にランクされています。1㎠あたりの花粉数が百個以上といいますから、爪全面が花粉で黄色く染まるイメージです。

 車のボディも花粉で黄色くなる季節、雨で濡れようものならこびりついてなかなか落とせません。そんな嫌われ者は、この先4月下旬まではいなくなってくれそうもありませんが、明日の卒業式は花粉症ではなく、感激の涙を浮かべることになりそうな予感が…。