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124 はみがき(12/7)

 冷え込みの厳しい朝、近所の畑には霜が降りていました。曇る眼鏡に映る車のライトには輪がかかって見えます。

 ライオン・サンスター・花王・小林製薬・第一三共ヘルスケア・アース製薬と並ぶと何を連想するでしょう?実は、歯磨き用品の人気上位ブランドです。歯磨き粉は「粉」と呼ばれるように昔は粉体。私たち世代も少しだけお世話になりました。現在一般的に使用されるタイプは、チューブ入りペーストの練歯磨きや液体歯磨きです。

 この「歯磨き」という行為の歴史は、紀元前まで遡るようです。また、日本で庶民に浸透し始めたのは江戸時代と言われ、丁字屋喜佐衛門という商人が朝鮮人に教えてもらったのが歯磨き粉の始まりです。それ以前は、焼き塩・米糠などを使っていたというから驚きです。江戸時代の女性は、歯並びがよくて白い歯の男性を好んだそうです。ですから、男性も白い歯にこだわり、房楊枝というものを使って歯磨きに精を出していました。この房楊枝屋が浅草あたりでは軒を並べていたという繁盛ぶりだったようです。

 歯並びが悪い私は、朝昼晩の歯磨きは欠かせません。普通の歯ブラシで大まかに磨いた後、電動歯ブラシで2~3分仕上げをします。ずっと横動きの電動歯ブラシを使っていて、回転式に換えたのが5年ほど前。回転式のほうが歯垢除去の効果がありそうだったからですが、つい最近、さらに上位機種に買い換えました。口腔内での振動を通じて、確実な技術進歩とキレイになった歯を感じています。 これまで使用していたものもまだまだ使えそうですから、まだ電動歯ブラシデビューをしていない娘夫婦のもとに嫁ぐ準備をしています。嫌がられないように、きれいに洗って除菌して…。

 80歳まで自分の歯を20本残しましょうという「8020運動」があります。永久歯に生え変わり、生え揃っていく小学生。「乳歯だから」「どうせ抜ける歯だから」「今さら」などと思わず、丁寧な歯磨き・ケアを心がけてほしいと願います。今から!当然大人も…。